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Review List of 青木高見 

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     2013/05/28

    なんて素敵なアルバムだろう。ドク・チータムとニコラス・ペイトンの共演。1997年のリリース。何と歳の差、68才。こだけでも驚異なのに、更にドク・チータムこの録音時92才。演奏はニューオーリンズ・ディキシーランドの香りとコンテンポラリーなトランぺットの見事な共演。コレクションをしていて時として凄いアルバムにめぐり合う事がある、それがコレである。こうなるとジャズ史の殿堂入りだ。

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     2013/05/20

    オスカー・ペティフォード、1955年の録音で「カフェ・ボヘミア」で活躍していた当時のレギュラーメンバーの演奏。演奏は豪華8重奏団だか一人一人がベテランなので決してうるさくならず極上のジャズが堪能できる。「ボヘミア・アフター・ダーク」の作曲者でもあり、本家本元の演奏を聴けるのが大変貴重といえる。ポール・チェンバースやロン・カーターほかに多大な影響を与えた重鎮といえる。

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     2013/05/19

    アンドレ・プレヴィン、アルバムは1991年カリフォルニア州サンディエゴにあるコプリー・シンフォニーホールでのライブ。共演者はギターがマンデル・ロウ、ベースがレイ・ブラウンベースのトリオ。タイトルにあるように三人は気心の知れた古い仲間。演奏はカリフォルニアの青い空のように明るく清々しいジャズに心が癒される。

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     2013/05/19

    アルバムは1958年の録音でアンドレ・プレヴィンの人気のピアノトリオの名盤。共演者はベースがレッド・ミッチェル、ドラムがフランキー・キャップ。演奏は白人特有のシルクのような滑らかなジャズピアノが絶品。クラシックとジャズ、一般的に二束のわらじは虻蜂(あぶはち)取らずになるが、この人に限ってはまったくそのようなことはない。凄い音楽家がいるものだといつも感心する。

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     2013/05/12

    アルバムは1996年の録音でバリトン・サックスの重鎮セシル・ペインがテナーのエリック・アレキサンダーを呼んだ。演奏はバリトンにトランペット、テナーの二管だが音の重ね合わせは少なく個人パートに分けている分飽きさせない。演目はセシル・ペインの曲が大半を占めており一曲一曲が結構長尺で個人にスポットを当てている構成もいい。全体が締まっているのはピアノのハロルド・メイバーンがいるからだと思う。セシル・ペイン惜しくも2007年に亡くなってしまった。もう二度と録音が増えない事を思うと益々いとしくなってしまった。

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     2013/05/06

    デューク・ピアソン、1959年のブルーノートの録音でデューク・ピアソンのセカンド。共演者はファーストと同じメンバーでベースがジーン・テイラー、ドラムがレックス・ハンフリーズ。演奏は軽快なスイングとブルースが溶け合いタイトル通り「Tender Feelin’s」。このタイム感に嵌ったらもう何もする気がなくなり動けなくなる。座右の一枚。

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     2013/05/06

    デューク・ピアソンのファースト。録音は1959年、共演者はベースがジーン・テイラー、ドラムがレックス・ハンフリーズ。本人のやさしい性格が鍵盤からひしひしと伝わってくる。またデューク・ピアソンのブルーノートでのプロデューサーの手腕も忘れてはいけない。それは、たぶん考えたジャズの表れではないだろうか。ピアノにも随所にその片鱗が見え隠れする。これこそがのデューク・ピアソンの真骨頂といえる。

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     2013/04/28

    モーリン・オハラ、本来ジャズ歌手ではないが映画の挿入歌などを多く手がけ、このレベルになるとちゃんと歌えてしまうのが何とも凄い。選曲もスタンダードが中心で聴きやすい。編曲と指揮はボブ・トンプソン。映画では監督のジョン・フォードに気いられ彼の作品に出演しており、その美貌を見ることができる。

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     2013/04/27

    アニタ・オデイ(Anita O’Day / Birth name:Anita Belle Colton 1919年10月18日〜2006年11月23日)はアメリカ合衆国イリノイ州シカゴ生まれの女性ジャズ歌手。アルバムは1957年の録音でピアノのオスカー・ピーターソンがバックを勤めた傑作。その他の共演者はギターがハーブ・エリス、ベースがレイ・ブラウン他。内容は完璧なバック演奏をバックに気持ちよく唄うアニタ・オデイが見事にマッチした逸品。

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     2013/04/27

    アニタ・オデイ(Anita O’Day / Birth name:Anita Belle Colton 1919年10月18日〜2006年11月23日)はアメリカ合衆国イリノイ州シカゴ生まれの女性ジャズ歌手。アルバムは1955年の録音で発足したてのヴァーヴ・レコードのシリーズでの一作目となる。バックのオーケストラは女性歌手の演奏にたけているバディ・ブレグマン。歌唱は独特なリズム感とビブラートなど彼女にしか表現できないユニークさが特色といえる。したたかで意志の強いアメリカ女性独特のツッパリさが凄く気に入っている。

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     2013/04/19

    レニー・ニーハウス(Lennie Niehaus 1929年6月11日〜)はアメリカ合衆国生まれのサックス奏者、アレンジャー、作曲家。アルバムは1954年と56年の録音でレニー・ニーハウス指揮による二つのコンボを楽しめる。レニー・ニーハウス自身もアルトサックスを演奏している。共演者はピアノのルー・レヴィー、バリトンサックスのペッパー・アダムス、ドラムのシェリー・マンほか大勢のリーダー格が一堂に参加している。演奏は明るく重厚なサウンドに酔いしれる。

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     2013/04/17

    中川昌三のジャズ・フルート、1988年のリリースで春夏秋冬シリーズの春盤。共演者はピアノが佐藤允彦、ベースが桜井郁雄と井上陽介、ドラムが山木秀夫。日本タバコの「ピース・ライト」のコマーシャルで起用され一機に知名度が上がる。演奏はベートーヴェンやチャイコフスキーをジャズ・フルートで楽しめる。

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     2013/04/13

    フィニアス・ニューボーン(Phineas Newborn Jr. 1931年12月14日〜1989年5月26日)アメリカ合衆国テネシー州ホワイトヴィル生まれのジャズ・ピアニスト。アルバムは1961年コンテンポラリーの録音でメンバーの異なる二つのピアノトリオを楽しめる。一つ目のトリオがベースのポール・チェンバース、ドラムのフィリー・ジョー・ジョーンズ。二つ目のトリオがベースのサム・ジョーンズ、ドラムのルイス・ヘイズ。演奏は完璧なリズム隊をバックに絶頂テクは更にダイナミックさが増す。またレーベルのコンテンポラリーの香りも醍醐味のひとつといえる。

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     2013/04/13

    フィニアス・ニューボーン(Phineas Newborn Jr. 1931年12月14日〜1989年5月26日)アメリカ合衆国テネシー州ホワイトヴィル生まれのジャズ・ピアニスト。アルバムは1956年の録音で実質上のデビュー作品。共演者はギターが弟のカルヴィン・ニューボーン、ベースがオスカー・ペティフォード、ドラムがケニー・クラーク。演奏は両手を縦横無尽に使いこなす絶頂テクを聴くことができる。次々に紡ぎだされるメロディーは予想がつかなスリリングさを味わえる。ピアノ・ジャズ史においては欠かせぬ偉大なピアニストといえる。

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     2013/04/11

    ロイ・へインズ、1958年の録音で数少ないリーダー作。共演者はピアノがフィニアス・ニューボーン、ベースがポール・チェンバース。演奏は過小評価されていたロイ・へインズの絶頂期のドラミングが楽しめる。また当時ポスト・アート・テイタムと評された絶頂テクのジャズ・ピアニストのフィニアス・ニューボーンの素晴らしい演奏も楽しめる。

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