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Review List of ハットフィールド 

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     2021/07/23

    G.Deadの数え切れないほど多くのアルバムの中で個人的には間違いなくベスト3に入る1枚。BeatlesやR.Stonesらに続いて自分たちのレーベルを作り1973年〜1975年に発表したいわばスタジオ3部作の3枚目。彼らの長い活動の中でもこの時期は最もクリエイティブで意欲的だった頃の作品で、商業的に最も売れた”In The Dark”(1987年,全米6位)に次ぐ全米12位まで上がったヒット作でもあり、独特の緊張感がある。その後レーベル経営に困難が生じAristaに移籍するが、本作を含め先の3部作は彼らの数多いライブ・アルバムとはまた違った魅力に溢れている。ジャケットも良い。

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     2021/07/13

     間違いなく彼女の代表作であり最高傑作。最近は「ブルー」を挙げる人もいるが、初期のフォークぽい作品から一転してこの時期の彼女の作品はカラフルで何でもありだ。商業的にも全米最高2位(4週間)で1位こそ逃したものの彼女の最も売れたアルバムであり、A2,A3,B4の3曲のシングルも生まれた。特にLPのA面は5曲の流れが絶妙で聴いているとあっという間に終わってしまう。(元々14分半なのだが)
    蛇足だが当時出た日本盤LPは見開きではないが、見開き部分の写真と歌詞はインナーにそのまま収録されている。

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     2021/07/09

    1985年発表の本作は20枚以上あるJoniのオリジナル・アルバムの中ではかなりの異色作と言えるかも知れない。多分彼女のファンの間でも最も好き嫌いの評価が分かれそうなアルバムだ。その理由は彼女の大ファンを自称するThomas Dolbyを共同プロデューサーに迎え大胆にシンセを導入した点で、初めて聴いた頃はあのJoni Mitchellがここまでやるかと驚いたが耳に馴染んでくるとあまり気にならなくなった。残念ながら全米63位と商業的には不本意な結果となったが、私は彼女の絶頂期と評価する「コート&スパーク」,「夏草の誘い」の2枚と並んで今でもよく聴く作品だ。また彼女のキャリアの割に少ないシングル・ヒットのうちの1枚”Good Friends”が収録され、当時MTVで流れたPVはなかなか素晴らしい出来だったが彼女のファンで本作を未聴の人はぜひ一聴に値するアルバム。

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     2021/07/08

    惜しくも2021年6月に他界してしまったJon Hassellの第3作。(1980年発表)
    すでに1978年の1st”Earthquake Island”から一部の目ざとい人から注目されていたが、Brian Enoとの共作となる本作で世界の多くの音楽ファンの知るところとなった。その意味ではB.Enoの功績も大きい。
    何といっても本作はHassellのトランペットとEnoのシンセを中心にLPではB面全部を占めていた21分に及ぶ大作”Charm”が印象に残る。
    Hassellはこの後も2020年までEG,ECM,Opalなどから10数枚のアルバムを発表するがやはり本作を含め’80年代の作品の印象が最も強烈だ。

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     2021/04/20

    ’70年代のヨーロッパ・ジャズ聴いてきた人ならほぼ知らぬ人はいない星野秋男氏の力作。26ページに及ぶ全体の歴史的説明の後に国別の人名解説や名盤紹介が並んでいる。かつてジャズ批評に寄稿したのと似た表現の内容が多いが、それらを読んだ事のない若いファンには必読書と言える。
    星野氏の批評は忖度なしで良くないものは良くないとはっきり切り捨てるのも特徴で氏の好みがはっきり出ている。ただアルバム写真が巻頭の24枚以外はカラーでなく白黒なのが残念。
    なお本書には400枚以上のアルバムが載っているが、星野氏より若い小川充氏らが執筆した”ヨーロピアン・ジャズ・ディスクガイド(Jazz Meets Europe)”(981枚掲載)が2016年に出ていてディスクガイドとしては実用的なので本書と両方セットで持っていると心強いかもしれない。

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     2021/04/17

     プログレのガイド本というとマーキーの”ユーロロック集成”やシンコー・ミュージックの”Disc Guide Series”などが有名だがリットーから2010年に出た本書も悪くない出来ばえ。
     前出の本が多くの作品を掲載しているのに対し、本書は100枚に絞り込んだのが特徴で、裾野の広いプログレは本来400〜500枚位は当然必要なのだがその分1枚の紹介に1ページを使いかなりしっかりしたレビューが特徴で詳しいレビューが知りたい人には適している。またコラムのコーナーで100枚以外の作品もかなり取り上げて枚数不足をある程度カバーしている。
    また一般には知名度が高くないWil MaloneやCafe Jacquesなどの渋い名盤も入っていて初心者だけでなく中級レベルのファンも意識した立川芳雄氏のこだわりが感じられる。
    個々のアーティストの代表作の選択や三美神と言われるSpirogyraとMellow Candleは入っているのにTudor Lodgeが抜けているなど不満がないではないが全体的に見ればかなり妥当な選択がされているように感じる。

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     2021/03/02

    過小評価されている洋楽アルバムを10枚挙げるとしたら真っ先に挙げたい1枚。
    方向性の違いでPilotを脱退したWilliam Lyallの唯一のソロアルバム。
    ヒプノシスのジャケットに表現されたドリーミーでポップな音世界だが、Alan Parsons一派やPhil Collinsらの参加でさらに魅力的な作品になり、特にPaul Backmasterの大胆なアレンジが光り、Elton Johnの”Madman”と並び彼の代表的なGood Jobの1つと言える。
     Lyallは1989年に35歳の若さで亡くなってしまい、生きていればさらに何枚かの傑作を残したと思われるだけに残念。その証拠に彼が脱退した後のPilotの3rd”Morin Heights”を聴くと彼の抜けた穴がいかに大きかったかがわかる。

    なお意外と知られていない事だが本作の英国オリジナル盤LPはBeatlesの”Sgt.Peppers”同様にB面の内周まで音が入っていてエンドレスになっているが、当時出ていた日本盤LPや本CDはエンドレスではなく普通に終了する。

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     2012/10/06

    Strange Days誌の100 マスターピース・シリーズの第2弾。岩本氏をはじめ松井巧、鬼形智、廣川裕、祖父尼淳の5人が執筆したプログレ本で100枚のプログレを厳選して紹介している。

    レヴュー自体は、ジャケットは全ページカラーで1ページに1枚と充分な字数を確保し、中には最近の再発CDの音質に触れたものもあり各メンバーの個性が反映されたなかなか充実した内容になっている。
    ただ100枚のセレクトに関しては多分賛否両論あるのではないかと思う。例えば100枚の中にP.Floydが6枚、Crimson,Camel,Genesis,Barclay James Harvestが5枚、EL&P,Yes,Moody Blues,M.Oldfield,G.Giantが4枚..とかなりBig Nameに偏重した内容になっていて、そのため内容的に当然入っておかしくないAffinity,David Bowie(Low,Heroes),P.Harum(Grand Hotel)などが100枚から漏れて選外になっているのは個人的には非常に残念。400〜500枚選ぶならこれで良いと思うが100枚となるとやはり1アーチストは3枚くらいまでに絞ればもっとバランスのよいセレクトになったと思う。

     結果的に入門者向けの色が濃くなったのは別冊とはいえ普段のStrange Days誌らしくない気がする。あと校正が少し甘いのか写真や綴りの間違いが数か所あるのが気になるところ。ただプログレに対する深い愛情は充分感じられます。

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