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0 people agree with this review 2011/10/19
Allan Holdsworthの最初のレコーディングとして有名なバンドの'69年唯一のアルバム。 まだPROG的なジャズロックが完成される以前のアンダーグラウンドな密室性を持ったクール・ジャズ。 こういう雰囲気だけの音はあまり好みではありませんが、ジャズが好きな人は気に入るかも…。 でも、このアンダーグラウンドな雰囲気は、後のフュージョン化したものより好きです。
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1 people agree with this review 2011/10/18
名作「WE ARE EVERYTHING YOU SEE」を残したLOCOMOTIVEの中心人物NORMAN HAINESが抜けて残ったリズム・セクション2人がギター、オルガンなどのメンバー2人を加えて作ったバンドの'71年唯一作です。 LOCOMOTIVEのCLASSICALでPSYCHEなART〜PROG指向とは対照的に正統派オルガン・(ハード)ロックで、カントリー風のアーシーでポップな感覚も伺えます。 LOCOMOTIVEほどのインパクトはないものの、英国的なタイトなアンサンブルとバラエティーに富んだ上質な曲作りで、完成度が高い味わい深いアルバムとなっています。
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0 people agree with this review 2011/10/16
英ウェールズのアシッド・フォーク・バンド'72年と'73年のEP2枚を収めたもので、ウェールズ語で歌われる貴重な音源です。 木漏れ日フォーク調のポップなものですが、ウェールズ特有のウェットな重厚感や神秘的な雰囲気も漂います。 ウェールズ語の語感がケルティックな雰囲気を醸し出します。 アシッド・フォーク・ファンなら押さえておきたい音源です。
DAVE BIXBYの名作「ODE TO QUETZALCOATL」に続く2nd。 といっても、こちらはバンド編成になっていて、ほとんどギター弾き語りだった前作よりバラエティーに富んだ音になっています。 個人的には前作の暗めの鬱一辺倒な感じより、アシッド感の適度にある、時に夕暮れ時の哀愁、時に夜明け前の清々しさをも感じさせる本作の方が好きです。
中世的な響きの美しいトラッド・フォーク風の夢幻的なサウンドですが、アヴァンギャルドな展開もある素晴らしい内容です。 エンジニアとして多数の名作を手掛けた経験が生かされた緻密な音作り。 JADE WARRIORのジョン・フィールドのフルート(オーボエ)もいい味出しています。
1 people agree with this review 2011/10/16
英国のPsyche〜Prog期のArt Rockバンド'70年唯一のアルバムです。 クラシックを想わせる序曲から始まり、ストリングスのアレンジを絡めたシンフォ、ジャズ、サイケ・ロックなどコンセプチュアルに変化します。 ブラスやオルガンの響きが独特なクラシカルで重厚な雰囲気を醸し出しています。 '69〜'70年代初頭の雑多な音楽性を持ったアート・ロックの秀作です。
0 people agree with this review 2011/10/15
メランコリックなメロディー・ラインながら適度にビートの効いたノリの良いフォーク・ロックです。 クセのない柔らかなヴォーカル・コーラス、ギターはシンプルだけど温かみがあります。 他の楽器のアレンジも過不足なく見事です。 '70年代フォーク・ロックの隠れた名盤です。
'06〜'07年JEAN-CLAUDE VANNIERオリジナル・バンド再結成時にブルガリアのオーケストラと共演しています。 映画音楽風の作りながら、つぶやくような語るようなヴォーカルとアヴァンギャルドなオーケストレーションはさすがです。 全編を通して一大絵巻を観ているような壮大なコンセプチュアルな内容とアレンジは素晴らしい。 フレンチ・アヴァンギャルド最良の時代のサウンドが甦ってきます。
1 people agree with this review 2011/10/15
裏ジャケに写ってる、いかにもアメリカンなカウボーイハットが似合いそうな、カントリーでも演っていそうなオジサン、サンフランシスコ出身のサム・スペンス。 若い頃、パリに渡り近代フランス音楽の巨匠オネゲルやプーランクなどと本格的なクラシック音楽を学んでいます。 その後、オーストリア〜ドイツでテレビや映画音楽の仕事をしますが、その頃シンセなどの電子楽器に興味を持ち、ドイツのKUCKUCKレーベルに残した音源が、このピコピコ・クラウト・ポップ。 コマーシャルな安っぽい電子音ながら、アメリカ〜フランス〜ドイツと渡り歩いた経験を生かした重厚なアカデミックさを秘めたユニークなサウンドです。
0 people agree with this review 2011/10/11
'67年サイケ・ポップ・バンド唯一の作品。 英国ながらウェット感の少ない木漏れ日フォーク調のサウンドは、いかにも60年代の古風なポップ・ソング。 親しみやすい単純なメロディーながら、木管楽器を効果的に使用したアレンジとヴォーカル二人のコーラスが絶妙の味わい深い逸品です。
0 people agree with this review 2011/10/10
極彩色のギターとオルガンは、まさにPsychedelicですばらしい。 この時代を象徴するダウナーでドラッギーな曲、ヘヴィーロック調の曲やカヴァー曲もお約束のパターンでしっかりと入っていて最後は現代音楽風SEで終わります。 個人的にはヴォーカルが少しソウルフルでアクが強いのがイマイチですが、Prog色も感じさせる、レア盤に恥じない掘り出し物です。
0 people agree with this review 2011/10/09
英国Psychedelic Art Rock Band'71年唯一のアルバムです。 ピアノが活躍するハードロック調から素朴なサイケ・ポップ、クラシカルなプログレ風のものまで曲調は様々で、バラエティーに富んでいます。 この時代の模索的な音楽性ですが、曲作りやアレンジは凝っていて、ブリティッシュらしい重厚感があります。 特に、ピアノ/キーボードとギター・プレイがすばらしい逸品です。
フランスのサイケ・ポップ・バンド'75年宅録です。 メンバーのRICHARD MAUBERTは、17才の頃からビートルズやジミヘン、フロイドの熱狂的なファンで、ゴングやタンジェンリン・ドリームのコンサートに刺激されてバンドを始めたらしいです。 無理矢理感のあるリヴァーヴやエコー処理、シャウトするヴォーカルなど、シロウトが一生懸命やっているんだろうが、なんともチープで微笑ましいです。 曲調は黄昏れフォーク調の哀愁のあるメランコリックなもので、フランス人という予備知識があると、その黄昏れ度が増幅します。 ただ、それ以上のものではないので、メガレア盤というだけで、それほど価値のある音源ではないと思います。 でも、個人的には、このチープでメランコリックな雰囲気は、結構気にいっています。
PARSON SOUND〜INTERNATIONAL HARVESTER〜HARVESTER〜TRAD GRAS OCH STENARと発展してゆくスウェーデンのUnderground Psychedelic Band、'70年ハーベスター時代のアルバム。 混沌とした音は前2バンドより若干整理されており、ポルカやブギーと題された曲の雰囲気はそれなりに出てはいますが、基本的な方向性は変わっていません。 やる気のない気だるいアングラ感がアルバム全体を支配しており、わざとやっているのか素人に毛の生えたような演奏がその雰囲気を増幅させます。 この手のマニアでない人だと憤りさえ感じる無気力でダウナーなサウンドは、同時代ドイツのアモンデュールなんかよりもっとB級感丸出しです。 まぁ私自身としては、上記バンド中では、逆にこのB級ポップ感が最も顕著なこのハーベスターがいいと思います。
0 people agree with this review 2011/10/06
ウェールズのフォークロアを彷彿とさせる英国のトラッド・フォーク・ソング集。 憂愁を帯びた愛おしさをも感じさせる繊細で小意気な曲作りはブリティッシュそのもの。 '80年代中期のアルバムとは思えぬほど伝統的な曲調は、聴く者を異次元の世界へ誘うとともに暖かい包容力を感じます。 英国トラッド・フォークの真髄を感じさせる隠れた名盤です。
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