ラ・ロシュフコー

Books 箴言集 講談社学術文庫

箴言集 講談社学術文庫

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    からっ風野郎  |  東京都  |  不明  |  21/March/2021

    17世紀フランスのモラリスト貴族ラ・ロシュフコーの箴言集。箴言とは…説明するよりもいくつか引用してみよう。 「人がよいことをするのは、多くの場合、罰せられずに悪いことができるようになるためである。」 「称賛を固辞するのは、もう一度褒められたいという魂胆からである。」 「財産などいらないという人はすいぶんいるが、それを他者に与えようという人はほとんどいない。」 「親友が逆境に陥ったとき、われわれはいつも、なんとなく浮き浮きした気分になる。」 心を見透かされているような辛辣な皮肉。ラ・ロシュフコーの比類なき人間観察力によって暴き出される人間性の真実だ。 「われわれが苦心惨憺しているのは、幸福になるためというよりも、自分が幸福であると他人に思わせるためである。」 SNSで承認欲求を満たすために、必死に自己アピールしている現代人の姿そのものだろう。自己愛に溺れ、虚栄心にまみれ、謙虚さを忘れた現代人にこそ、この300年以上も前に書かれた箴言が、より一層心に響いてくる。ニーチェや芥川龍之介も愛読したというこの書を、かばんに一冊、枕元に一冊、トイレに一冊、常に身近に置き、自己への戒めとするべし。 「忠告ほど、人が気前よく与えるものはほかにない。」

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