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Mahler (1860-1911)

DVD Sym, 2, : Nelsons / Vpo L.crowe Gubanova Bavarian Radio Cho +b.a.zimmermann: Hardenberger(Tp)Salzburg

Sym, 2, : Nelsons / Vpo L.crowe Gubanova Bavarian Radio Cho +b.a.zimmermann: Hardenberger(Tp)Salzburg

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    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  07/June/2019

    最初に演奏されたのは昨年が生誕百周年だったツィンマーマンのトランペット協奏曲。1950年代の前衛音楽とジャズ風の曲調をミックスした音楽で単一楽章、15分ほどの曲。黒人霊歌「誰も知らない私の悩み」をパラフレーズした作品でもあるので、マーラー2番の前に演奏するのにふさわしい。世界中でこの曲を吹いているハーデンベルガーのソロも堂に入ったもの。マーラーの2番は全5楽章で演奏時間90分を超える、遅いテンポで細密に描いた演奏。第1楽章展開部真ん中のゲネラルパウゼの長いこと、その後のコントラバスに始まる葬送行進のもったいぶった入りなど、やたら「巨匠風」な解釈は嫌いな人には嫌われそうだ。けれども、スケルツォの緩急の付け方など、ウィーン・フィルの流儀に合わせて「なだらか」になりすぎた感はあるものの、マーラーのなかでは現在のネルソンスのスタイルに最も合った曲であるのは確か(3番もたぶん良いだろう)。バイエルン放送合唱団の神経の行き届いた細やかな歌唱もお見事。12月のベルリン・フィル定期で歌ったライプツィヒ放送合唱団と互角の勝負だ。目下、ベートーヴェン交響曲全集を録音中のウィーン・フィルとも息ぴったり。ティーレマンと並んで、最もウィーン・フィルに好かれそうな指揮者であるのは間違いない。ちなみに、カメラワークはとても細かく、アップを多用していて指揮者の映像も意外に少ない(近年のネルソンスのアクションが以前よりは抑制気味なせいか)。でも祝祭大劇場の客席からは絶対にこういう角度では見られないので、これもまた面白い。

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