安藤裕子

CD Acoustic Live 2018-19 at Tokyo

Acoustic Live 2018-19 at Tokyo

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    seigo-hk  |  長崎県  |  不明  |  2021年05月20日

    どこまでも冴え渡る感覚の三人編成。さまざまな表現で心に響かせてくれます。奥深い生きている音源。1.nontitle。空間にこまやかに流れはじめるサウンド、繊細なピアノと静けさ、はるかに巡る緻密なギターは、要所要所の轟音もありつつ自然とほうぼうへと浸透してゆく。内省の吐露のようでありながらエネルギーに満ちている歌声が胸に迫り来る。このような美しい境地があるのだという感覚へと導いてくれる名曲。2.TEXAS。もうこの声に身を委ねていようと、聴き始めから大きな魅力に引っ張っていってもらえます。3.のうぜんかつら。感動で心が動く動く。歌も演奏もあたたかくて綺麗で心強い印象。4.お祭り-フェンスと唄おう-。楽しさと可愛さが溢れています。歌いながらの鈴の鳴りと会場の手拍子とアコースティックサウンドが一体となる喜び。5.鐘が鳴って 門を抜けたなら。透き通るような優しい空気感につつまれてとてもよいです。6.レガート。うっとりと聴いていたら、なめらかに心の奥まで熱い感動を届けられている。7.箱庭。感覚を研ぎ澄まされゆく想い。素晴らしすぎて細胞レベルでふるえる。8.少女小咄。まっすぐにひきこまれて、じっと聴き入ってしまう。disc2へと。9.風雨凄凄。声の凄みが際立って迫り来ます。演奏も呼吸するように歌と呼応したり、背景を流れていったり、美しい場面の数々。終盤のギターも凄い聞き応えあり。10.海原の月。和らいだ音色へと、全体包み込むようなあたたかさも感じれて、ゆったりときけます。11.ぴっと慎重な演奏で緊張感のある空気に変わり、静かに歌われてゆくようで、ふぁ〜っと徐々に感情があふれ出てゆくところも良い。12.夜と星の足跡 3つの提示。落ち着いて見つめるような視点で紡がれてゆく言葉に聴き入るばかり。13.一日の終わりに。穏やかな進行のようで、歌声そのものと、演奏それぞれに、宿っている気配が次第に交差しては、奥深いところで熱く盛り上がる時も訪れたりで、惹きつけられてゆく魅力大。良い曲だなぁ。/ 新曲四曲もありで新しい印象のライブ用のアレンジも楽しめて、完成度の高いリアレンジアルバムのようでもあります。ライブ感が濃厚な曲は最後に収録 encore.問うてる。お客さんとのやりとりも入っていて、ライブを楽しんでいる空気感が伝わって来て微笑ましいくらいです。二枚組全十四曲感動です。ブックレットも歌詞とライブ写真多数掲載で充実しています。

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