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CD La Phil 100 Years (Lapo)(Los Angeles Philharmonic)(32CD+3DVD)

La Phil 100 Years (Lapo)(Los Angeles Philharmonic)(32CD+3DVD)

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    フォアグラ  |  愛知県  |  不明  |  04/May/2019

    ウォレンスタイン以降のLAP録音を収録。ウォレンスタインは米デッカ音源だそうだが、それならオリジナルジャケットにしてほしかった。まあ、それでもLAPはメータから。立役者のメータがCD5枚とはドゥダメルの評価は辛口ぎみだが、今聴いても当時のメータの若々しい活力に満ちたダイナミックな演奏は魅力的。後年ルーズになってしまった内声への目配りも効いている。音質が良くなっているのも嬉しい。次のジュリーニは「悲愴」を除く全てのDG録音を収録。ぐっと大人の音楽になる。同時期のシカゴやロンドンのオケでは音楽の充実が推進力を妨げる面が感じられるのだが、LAPではそれがない。オケの若さとやる気がジュリーニの欠点をカバーしたと思われる。ジュリーニ芸術の頂点にLAPという手兵がいたことは本人にとっても音楽ファンにとってもこの上なく幸せなことだった。これまた音質向上しており、ドビュッシー、ラヴェルの色彩は眩いほど。プレヴィンはプロコフィエフ1枚だけだがこれも名演。LAフィルの粗めのざっくりとした響きはプロコフィエフにピッタリであり、このコンビでの交響曲全集が完成しなかったことは残念だ。サロネンはショスタコーヴィチ4番が超名演。「オランゴ」のハチャメチャさも強烈でお客も圧倒されている。サロネン自作もセンスある優れた作品。これらに比べると現音楽監督のドゥダメルのものは聴き劣りする。ブラームスは新登場といっても2012年録音と新しくない。ゆったりとしたテンポのしなやかな演奏だが、詰めの甘さも散見される。ジョン・アダムズの作品もいまいち。彼の曲は「中国のニクソン」あたりの20世紀のもののほうが冴えている。ただ、DVDでのドゥダメルはメリハリがきき生彩ある演奏で魅了する。彼やソフィエフなど今の若手はパフォーマンス込みというところがあり、音だけでは魅力が伝わりにくい。ボーナスCDのライブがなかなか面白い。クレンペラーは音が悪く欠落もあるが、むせるような歌は戦後の演奏では聴けないもので興味深い。ベイヌムの2曲はステレオで「ラ・ヴァルス」は光彩陸離たるもの。メータ、ジュリーニあたりは既にお持ちの方も多いと思うが、で総合点でお薦めするに足るボックスだと思う。

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