湊かなえ

本 ユートピア 集英社文庫

ユートピア 集英社文庫

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    たかす  |  愛知県  |  不明  |  2021年04月25日

    善意を履き違えると恐ろしいことになるということがよくわかる本でした

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  • ★★★☆☆ 

    yupi  |  東京都  |  不明  |  2018年12月12日

    「善意は悪意より恐ろしい」という帯のインパクトが強すぎた。 田舎町に暮らす3人の女性(地元で生まれ育った女性、夫の転勤によって暮らし始めた女性、ユートピアのような場所だと移住してきた芸術家の女性)とふたりの子供たちを軸に話が進んでいくのだけれど、はじめの方はむしろ安穏としているようにみえて読み進むのに少し時間がかかった。彼女たちの間に少しずつ温度差や亀裂が生じ始めてからは、いかにも湊かなえさんらしい、女性の負の感情がじわじわと描かれていく。 おそらく、わたしにはこれは善意とは思えなくて、もちろん悪意でもないのだけれど、小さな意地悪心や嫉妬心がちくちくと気持ち悪くて、帯にかかれているような感覚を抱けなかったのだと思う。 いわゆる「女性どうしの面倒な人間関係」でじわじわと窒息させられそうな感覚なのだけれど、自分自身は女性どうしの嫉妬や意地悪とほぼ無縁で生きてこられているので、小説の中(特に湊かなえさんの小説の中の女性たち)の心情がデフォルメされて描かれているのか、あるいは自分自身が人的環境にはるかに恵まれているのか(あるいは非常に鈍感なのか?)、とにかく読み終わって全く爽快でないところが湊かなえさんだよね、と思いつつも、人間こんなに悪いことばかりじゃないのにね、と今の自分の環境に感謝すらしてしまう、そんな感覚。あるある的に描かれているけれど、現実はそんなに悪いものではないのでは?と。小説としては怖いもの見たさで面白かったのですが。

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