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レスピーギ(1879-1936)

Blu-ray Disc 歌劇『沈鐘』全曲 マエストリーニ演出、ドナート・レンツェッティ&カリアリ歌劇場、ファルカス、ヴィッラーリ、他(2016 ステレオ)(日本語字幕付)

歌劇『沈鐘』全曲 マエストリーニ演出、ドナート・レンツェッティ&カリアリ歌劇場、ファルカス、ヴィッラーリ、他(2016 ステレオ)(日本語字幕付)

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    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  2018年08月13日

    ちょっと『ルサルカ』を思わせる妖精と人間男性の悲恋物語。魔女(アルト)、水の精(バス)、三人の妖精たち、など声の配置も似ているが、実は1901年初演の『ルサルカ』はフケーの『ウンディーネ』、アンデルセン『人魚姫』などと共に1897年初演のハウプトマンの原作戯曲も下敷きにしているからなのだ。ただし、大きく違うところもあって、『沈鐘』の男主役は芸術家(鐘作り)で妻子持ち、遊び人タイプでは全くない。つまり、異教の神とキリスト教の間で引き裂かれる『タンホイザー』の主役みたいな芸術家オペラでもあるわけだ。まずハンブルクでドイツ語版が初演され、それからイタリア語台本が作られてスカラ座に持ち込まれたわけだから、ストーリーが細部を除いて原作戯曲通りなのは仕方がないところだが、オペラ化にあたってもう少し大胆な脚色がなされていたら、と惜しまれる。たとえば、オーケストレーションは期待通り色彩的で聴き応え十分だし、主役男女(テノール/ソプラノ)の聴かせ所もクライマックスの第3幕を中心に不足しないが、かなり長い第1幕はストーリー的にも散漫で、『ルサルカ』の「月に寄せる歌」のような「つかみ」の名旋律を欠くのが、初演後まもなく忘れられてしまった原因ではないかな。 珍しいオペラの発掘と映像ソフト化で知られるカリアリ歌劇場だが、2000年代収録の『アルフォンソとエストレッラ』『オイリアンテ』『ハンス・ハイリング』などではオケがかなり頼りなかった。しかし、今回は遥かに厚いオーケストレーションの作品であるにも関わらず、飛躍的にクオリティが上がっている。悩める主人公のエンリーコ(原作戯曲のハインリヒ)にはかなりスピントな声が求められるし、妖精ラウテンデラインは高い音域のソプラノで、軽やかな妖精的な歌と人間的なしっとりした情感の切り替えが求められるが、どちらも及第点以上。演出は具象的で分かりやすく、要所要所でのプロジェクション・マッピングの投入も的確だ。初めての映像化としては申し分ないソフトと言える。

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