交響曲全集 ヘルベルト・フォン・カラヤン&ベルリン・フィル(2SACD)(シングルレイヤー)
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fuka | 東京都 | 不明 | 2018年09月27日
宗教改革にはまってます。構成的にも良くできた曲ですし、なにより演奏が素晴らしいですね。メンデルスゾーンの交響曲は、これだけ東京にオケがあるにもかかわらずほとんどプログラムに入っていないようですが、交響曲の楽しさが豊かに含まれていますのでもっと聴く機会があってもいいと思います。ただこのCDほどの演奏が出来るかは微妙かもしれませんが。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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伊東洋輔 | 神奈川県 | 不明 | 2015年08月30日
メンデルスゾーンというと、こじんまりしているとか、力強さが足りないだとかいったマイナスイメージがもたれていて、しかもそういった誤解を裏付けしかねない、フニャフニャした演奏がジャンルを問わず実に多い、嘆かわしいことだが。・・・さてこのカラヤンによる交響曲全集はそうした観念を吹き飛ばす、端正なフォルムと美しさ、そしてマッシヴな力強さが一体となった、会心の演奏である。この時期彼はシューマンの同全集、新ウィーン楽派といった、それまで敬遠してきたレパートリーを積極的に録音したのは周知の通りだが、私が調べた限りメンデルスゾーンのシンフォニー、それに(ここには収録されていない)「フィンガルの洞窟」などは実演では振っていない筈。つまりレコード会社のゼニ儲けの為に一肌脱いだ感じだが、それでもやっつけ仕事に堕さず、ちゃんとした「商品」、いや「芸術品」に仕上げているのは流石。5曲全てクオリティが高いが、個人的には第2番「讃歌」がお奨め。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ヒューブーン | 静岡県 | 不明 | 2015年07月10日
メンデルスゾーンの交響曲全集としては、唯一アバドの名全集に匹敵する演奏。 カラヤンはメンデルスゾーンの交響曲を録音したがらなかったが、いざ録音してみたらこれほど素晴らしい演奏だったという点、なんだか嫌味っぽい気もする(*^o^*)。「イタリア」だけはもうちょっとスカッとした躍動感が欲しいが、それでも第2楽章なんかは聴き入ってしまう。「スコットランド」は、クレンペラーの別格な名演にの前には縮こまってしまうが、カラヤンの個性を前面に押し出した点、意外と平凡なアバド盤などよりよくできていると思う。「宗教改革」や「賛歌」はアバド盤と並ぶ双璧。「第1番」は、手抜きなさの真剣演奏が、かえってこの曲の若さを浮き彫りにしてしまった興味深い演奏。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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みたけ | 不明 | 不明 | 2013年11月30日
最近、いわゆる旧盤ばかり聞くようになってしまいました・・・ そりゃクラシックですから古い盤が蓄積されているのは自明ではありますし、特にメンデルスゾーンなどは今の指揮者・オーケストラで新譜の全集など発売されても商業面で果たして成り立つものかどうか甚だ疑わしいものでもあります。前置きはこの辺にいたしまして、さて当盤。2008年になんともシンプルな感想をこちらに書かせていただきましたが、改めて聞いておりますと、やはり全てが素晴らしい名演奏から成り立った全集であると言わざるを得ません。どの曲も当オケならでは重厚な低音群をベースに、そこにビビッドかつ雄弁な中音部、みずみずしくすがすがしいまでの高音部といったオーケストラサウンドの醍醐味が味わえます。二番などはそこに声楽まで加わるのですから1500円以下でこんなものがそろえられてしまう現代は全く素晴らしい時代になったものです。(だからこそ新盤が商業面で不利になってしまうという自己矛盾も抱えているわけですが。)【第一番】この演奏、大好きなんですよ。ウィーンフィルを擁したアバド、ドホナーニの演奏ではかなりチャーミングな交響曲として描かれていますが、カラヤンは重厚かつ堅固な交響曲として見事な構築感を前面に打ち出してきています。またティンパニのキレにしびれますね。ものすごく”カッコイイ”です。【第二番】他にBPOではサヴァリッシュ単発物もありまして、清潔感あふれる凜とした演奏でありました。当カラヤン盤はグイグイとオケをドライブし聞いてる側を圧倒し続けてくれます。(笑)【第三番】既に多くの方が指摘されてもいますように、ある意味問題作なのかもしれません。(某氏の2楽章への寸評が問題とも言えますが・・・。”評”たるもの行うプロの方には、未来の聴者の視野を狭めさせるがごとき誘導ではなく、新たな世界・可能性、そして個々人に託されている感受性こそを広げるような”精神性”を・・・。おっと、これくらいにしておきましょう。)この演奏の際立つ点はまさにその2楽章なのでしょう。この”芽吹き感”こそが当演奏の醍醐味。”疾走する生命”なのだろうと思います。そして終楽章が切ないまでの”疾走”で始まり7’10”過ぎからの大団円へとつながるドラマ。全くもって打ちのめされますね。(笑)【第四番】メンデルスゾーンで最も有名な交響曲ではありますが、実は私はあまり好みではなく・・・。素直にカラヤン BPO サウンドを満喫することにいたします。(苦笑)【第五番】上記ウィーンフィルの二つの全集による当曲は流麗な演奏でした。当カラヤン盤ではもっとゴツゴツした響きが生まれています。ある意味訥々としていて3楽章などは枯れつつも虚ろうというなんとも言えない味わいです。終楽章ではそれらが表に開花し高みに昇っていくかのような感を覚えます。【総じて】この値段です。聞かないと損しますよ!(笑)1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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楽山子 | 北海道 | 不明 | 2013年05月19日
70年代の交響曲チクルスを集大成したシンフォニーエディションは販売終了になっていますが、個々のチクルスは未だ現役。その中ではこのメンデルスゾーンが最も価値が高いんじゃないかと思います。 カラヤンのメンデルスゾーンは再録音もなく、レパートリィとして重要視はしていなかったのかもしれませんが、相性抜群な上に死角がありません。曲想の描き分けもさることながら、豪快さと優美さを両立させるカラヤンのスタイルが目覚しく、「無敵」と言うのが偽らざる感想でした。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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エーテルの風 | 長野県 | 不明 | 2011年12月09日
まずは交響曲だが、他の指揮者(主にB氏とS氏で比較)で聴く交響曲第1番は、例えばシューベルトで言うなら交響曲第2番3番あたりのレヴェルに思えるのだが、カラヤンが振ると第4番第5番くらいのレヴェルに、曲そのものがグレードアップして聴こえる。モーツァルトの第40番の第1楽章を「疾走する悲しみ」と名付けた人がいたが、カラヤンで聴くこのメンデルスゾーンの交響曲第1番の第1楽章などは「疾走する大げさな悲しみ」とでも言いたいような、行き過ぎた表現とも言えなくもないが、どんな録音に対しても決して手を抜かないカラヤンのよさが如実に現れている好例と言える。 事実、コレほどまでの表現をしてくれるなら、ベートーヴェンの第1番なんかよりもよっぽど聴き応えがある。 第1番のことばかり書いてしまった。他の曲は?と言われれば、良くも悪くも第1番と同じようなことが言える。つまりよく言えば「手抜きがない」。悪く言えば「行き過ぎ」。第1番は、知名度ゆえにあまり名盤に恵まれていないことが功を奏し、それ以外に関して言えば、名盤がひしめき合っていている故に、リスナーの好みに左右されてしまうということなのだろう。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 2011年11月13日
本盤には、カラヤンがベルリン・フィルを指揮して1970年代はじめにスタジオ録音を行ったメンデルスゾーンの交響曲全集がおさめられている(LPの全集にはおさめられていた「フィンガルの洞窟」がおさめられていないのが残念である。)。カラヤンは、広範なレパートリーを誇る指揮者であり、しかも独墺系の作曲家の交響曲などについては複数の録音を行うのが通例であった。しかしながら、メンデルスゾーンの交響曲の録音は本盤のみに限られており、本盤の登場前は、カラヤンはユダヤ人であるメンデルスゾーンを忌み嫌っているなどと言った根も葉もない噂を立てられたものであったのだ。しかしながら、本盤におさめられた演奏を聴く限りにおいては、メンデルスゾーンの交響曲との相性はむしろ良かったのではないかと思えるような素晴らしい名演に仕上がっていると言える。カラヤンが、その後二度とメンデルスゾーンの交響曲を録音しなかったのは、カラヤン自身も本演奏の出来に満足していたからに他ならないと言えるのではないだろうか。本演奏の録音当時は、カラヤン&ベルリン・フィルの全盛時代であり、鉄壁のアンサンブル、分厚い豊麗な響きの弦楽合奏、ブリリアントな金管楽器、桁外れのテクニックを誇る木管楽器、そして雷鳴のようにとどろくティンパニなどが一体となって、オーケストラ演奏の極致とも言うべき圧倒的な音のドラマを構築していた。本演奏においてもそれは健在であり、その上にカラヤンは優雅なレガートを施し、メンデルスゾーンならではの透明感溢れるみずみずしいオーケストレーションを、これ以上は望めないほどの美麗さで歌い抜いているのが素晴らしい。楽曲毎に寸評を行っていくと、第1番について、おそらくは同曲演奏史上最も荒々しさを感じさせるような凄みのある迫力満点の豪演を展開していると言えるだろう。そして、第2番の壮麗な響きは圧倒的な迫力を誇っており、これはオペラを得意とするカラヤンの真骨頂ともいうべき雄渾なスケールの名演に仕上がっていると言える。スコットランドは、とある影響力の大きい某評論家によって不当に貶められている演奏である。私としても、某評論家が激賞するクレンペラー盤(1960年)を名演と評価するのに躊躇はしないが、それに匹敵する名演として本演奏も高く評価したい。冒頭の序奏部は、クレンペラーに負けないくらいの深沈たる抒情に満ち満ちているし、主部に入ってからの心湧きたつ旋律の歌わせ方も絶妙だ。第2楽章は某評論家が批判するように快速のテンポ設定であるが、それはクレンペラーと比較してのこと。他の演奏と同様のやや速めのテンポで曲想を巧みに描いて行く。第3楽章は素晴らしい音のドラマ。ゆったりとしたテンポによる悠揚迫らぬ歩みは、実に感動的だ。終楽章のラストでの壮大な盛り上がりも、この名演を締めくくるのに相応しい圧倒的な迫力を誇っていると言える。イタリアは、決して急ぎすぎない中庸のテンポで、カラヤンならではの優雅なレガートを駆使した気品ある名演に仕上がっている。宗教改革は、後年にパルシファルの至高の超名演を成し遂げるカラヤンならではの神秘感漂う壮麗さに満ち溢れた至高の超名演だ。いずれにしても、メンデルスゾーンの交響曲全集は、一般にはアバド&ロンドン交響楽団やドホナーニ&クリーヴランド管弦楽団による全集の評価が高いが、私としては、本カラヤン盤を随一の名全集と高く評価したいと考える。音質は従来CD盤でも十分に満足できる高音質であったが、数年前にカラヤン生誕を記念して発売されたSHM−CD盤は、音質の鮮明さといい、音場の広がりといい、素晴らしい水準の音質であったと言える。しかしながら、当該盤は現在入手難であるが、カラヤンによる至高の名演でもあり、今後はSHM−CD盤の再発売、さらにはシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化を図るなど、更なる高音質化への取組を大いに求めておきたいと考える。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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れいくー | 奈良県 | 不明 | 2011年01月11日
久しぶりに2番を聴きましたが、ホント、カラヤンは上手い! 特に2番、3番は言う事なしですね。 メンデルスゾーンの交響曲全集を残してくれただけでも、大変意義のある事ですが、再録音しなかっただけあって、カラヤンにとっても最高の出来だったのでしょうね。納得出来ます!2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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古関さん | 大分県 | 不明 | 2010年07月24日
カラヤンはこの録音に当たってベルリン・フィルの弦楽セクションを中〜高音域の音が出るよう変更したということであるが、最良の出来映えとは言い難いのではなかろうか。少なくともこれを第一に推すことはないだろう。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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fukifuki | 茨城県 | 不明 | 2010年05月14日
この流麗、しなやかさとダイナミックな表現まさにカラヤンの世界でこれはこれですばらしい。しかし、これより10年ぐらい前に録音されたマーク指揮ロンドン響の音のほうがはるかに良く聴こえるのはどうして?もう少し録音がよければ満点でした。私の装置では高音が少しきついような気がします。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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レオブルー | 東京都 | 不明 | 2009年08月19日
メンデルスゾーンの交響曲は録音あまり無いのかアバド盤しか聴いてなかったたので、聴いてびっくりです。曲の良さとカラヤンの完璧症とがあってるのか、引き込まれました。しばらくは(次にまた誰かと出会うまで)マイベストとして聴くと思います。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ミタケ | 滋賀に移住 | 不明 | 2008年12月23日
この全集も宝物ですね。3番2楽章の”芽吹き感”がとにかく最高!2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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fuka | 横浜 | 不明 | 2008年11月24日
久しぶりに全曲通して聴いてみましたがやはり素晴らしい。どの曲も、曲からいろいろな感興が沸き上がってきます。指揮者の個性が強く出た音作りとは思いますが、曲自体の魅力を雄弁に表現するというのが第一の目的であり、それが十分に達成された仕事だと思います。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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鉄血桃太郎 | 中部地方 | 不明 | 2008年08月16日
ヒューブーン氏に同感! 「宗教改革」はメンデルスゾーンの傑作であり、カラヤンとしても超名演である。この作曲家は人気がイマイチだが、その音楽は豊かである。日本のクラシックファンももっと成長していただきたい。とにかく豊饒な演奏だ。古楽まがいよりこの安定感、厚み、そして強烈な演奏家としての個性が光る。こういうタイプはいなくなった。とにかく広くおすすめしたい。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ヒューブーン | 静岡県 | 不明 | 2008年08月12日
録音魔?のカラヤンだけど、メンデルスゾーンはこれ唯一。一説によると、ユダヤ嫌いだとか? 例えそうだとしても、音楽にはそういった個人的感情は微塵も見えない。アバドの全集を除けば、これほど水準が高く、また個性も濃厚なメンデルスゾーン全集は見当たらない。「フィンガル…」も名演なのだが、これが収録されていないのが残念。どれもよいが、個人的にはとりわけ「宗教改革」が絶品だと思う。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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