『マノン』全曲 パターソン演出、ダニエル・バレンボイム&ベルリン国立歌劇場、ネトレプコ、ヴィラゾン、他(2007 ステレオ)
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老マニア | 東京都 | 不明 | 2011年05月27日
カラフルかつ細密画像のブルーレイを堪能できる感激の一枚! ギャラントな序曲が終わって幕が上がると、舞台装置のひとつ一つや人物一人一人が、見事に描かれバランス良く色分けされていて、思わず美しいと見惚れてしまう。演出、装置、衣装の見事なハーモニーは最後まで続いて、バレンボイムの引き締まった指揮による演奏と共に、記念碑的な公演であったことを伺わせる。2010年に来日したネトレプコ主演のロイヤルオペラが頗る地味な作りだったから、これがかっての東独・ベルリン歌劇場の公演?と驚嘆するばかり。2幕のマノンとデ・グリューによる枕合戦も艶めかしいし、全体に華やかさが際だち、ネトレプコの変身振りにも目を奪われるので、マノンとデ・グリューの苦悩は後退した印象を免れないが、マスネーの描きたかった目眩く狂おしい青春のドラマを、これは見事に現出した舞台と言えるのではないでしょうか。部分的なカットも、ストーリーを分かりやすくしていて、BDプレーヤーをお持ちの方にはお勧めの一枚です。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Lorenzaccio | Soka | 不明 | 2008年10月08日
舞台作りは悪くないが肝心の音楽がこれだと観終わっての印象はイマイチ。音楽に何を求めるかによって違うがフランス的香りに乏しい音楽には自分的には刺身にケチャップをかけたようで好まなかった。ネトレプコは相変わらず舞台姿と存在は艶やかで見栄えするが音楽だけだと異質でDessay,Gruberovaに遠く及ばず。ビリャソンはヴェリズモにあと一歩のところで踏ん張っている感じで彼なりに頑張っている様子。セリフや語り調の多いこの作品では多少の訛りは仕方ないとして発音の間違いや全体に聞き取りにくい人が多い。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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村井 翔 | 名古屋 | 不明 | 2008年09月19日
コロコロと簡単に心変わりするマノンは心理の一貫性を感じにくいキャラクターだが、彼女は映画女優のように場面ごとに違った仮面(ペルソナ)をかぶっているのだというコンセプトで演出。AV時代のスーパースター、ネトレプコが持ち前の演技力と衣装の着せ替えでその演出を絶妙に生かしている。50年代の雰囲気とディオール・ファッションも実にいい。ビリャソンもハマリ役だし、ド・ビリーの緊急代役だったバレンボイムの指揮は、従来の『マノン』像からすればヴェリズモに過ぎようが、逆に新鮮。Blu-rayがDVDより安いとは驚きだ。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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martin | 神奈川 | 不明 | 2008年06月29日
舞台は50年代の設定。ネトレプコ近年の当たり役のひとつマノンは、解説書にもあるように各場面の彼女のコスチュームがオードリー、リズ、モンロー風だったりしてマノンの心情の変化が視覚的にも楽しめる。主役2人はもちろん歌も巧いしバレンボイムの指揮も良い。お勧め!!0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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