『ボリス・ゴドゥノフ』全曲 ロヴロ・フォン・マタチッチ&NHK交響楽団、ミロスラヴ・チャンガロヴィチ、ニコラ・ギュゼレフ、他(1965 ステレオ)(3CD)
検索結果:1件中1件から1件まで表示
-
禅済 | 三重県 | 不明 | 2018年06月26日
私も高校生の時この公演を見て(ただし、テレビで)いたく感動した一人。チャンガロヴィッチの歌唱と演技、合唱の力強さ、そして何より聖愚者のキシュ等々挙げればきりがないが、CDでは半分も伝わってこないのも事実。映像は残っていないのだろうか。デルモナコのオテロ(1959)、道化師(1961)等の映像があるのだから、この公演もあって不思議でない。あれば是非とも発売してほしいものだ。 第四幕の聖ワシリー寺院前広場のシーンがこのCDには入っていないので評価は星四つ。実際の公演では上演されたと(朧げな記憶だが)思うが。テレビの解説でも、一般の公演では省略される聖ワシリー寺院の場を特に上演すると言っていたような気がする。このCDには聖愚者が子供たちに金を奪われるエピソードが入っていない。聖ワシリー寺院の場を省略した録音では、このエピソードはクロームィの森の場でとってつけたように挿入されているが、本来は聖ワシリー寺院の場にあるべきもの。回りくどくなったが、このエピソードがクロームィの森の場にないということは聖ワシリー寺院の場が上演されたからではないか。そうでないと、リーフレットの5ページの記述は矛盾する。その後ボリス・ゴドゥノフのレコードを初めて買った際に聖ワシリー寺院の場が入っているかどうかを確認したので、私の記憶が正しいと思うが、どうだろうか。どなたか真相をご存知の方がおられたら是非教えていただきたい。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
このレビューに 共感する
検索結果:1件中1件から1件まで表示