アイリー
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micarosu | 神奈川県 | 不明 | 2016年06月05日
前アルバム「ゆえん」から約3年。 待ちに待った近藤晃央さんの新しいアルバム、その名は「アイリー」。 ”キミは何色…?” という問いかけでいきなりハッとさせる「グラデーションフライ」の始まりから、今までより心の奥底に響く音楽がここにあることに気づく。 そこからシングルにもなっている「心情呼吸」、「あい」から「ビビリーバー」という心情に訴えかける名曲に酔いしれたさせたかと思えば、「恋文」の君を想う繊細で臆病な感情が胸に温かさを与えてくれる。 ここまでの展開だけでも素晴らしいのだが、ここからさらに攻勢を強める。 「あの娘が嫌い -Album Ver.-」では妬み、「理婦人ナ社会」では社会風刺と、それぞれ強く深い言葉を並べ、それを陰のあるロック調の音と歌声で訴えかけてくる。 そこから「アイリーズ」、「六月三日 -Album Ver.-」、「なんのおと?」、「かわいいひと」の優しいメロディで負に染まったオーラを払拭していく。 「ブラックナイトタウン」、「月光鉄道」とどことなく暗そうな雰囲気を醸しだした曲が続くが、そこに映しているのは闇ではなく、そこからの光。 そしてその希望の姿を命という形で表現した「ともしび〜いのちのうた〜」で、アコースティックの音と柔らかな歌声で包み込んでいく。 このアルバムの中にはこのように喜怒哀楽、色んな感情が詰まっている。 それも決して一つの形ではなく、時に強く、時に優しく聴き手に訴えかけてくる。 だからなのかもしれないが、聴く日、時間、気分によって良さが変わってくる感じがある。 言うならばアルバム自体が生きているよう。 一度ならず二度、三度聴くとまた違った良さが見えてくるアルバム。 これは興味深い。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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