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ベートーヴェン(1770-1827)

SHM-CD ピアノ・ソナタ全集 ポリーニ(8CD)

ピアノ・ソナタ全集 ポリーニ(8CD)

商品ユーザレビュー

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    トラトラトラ  |  佐賀県  |  不明  |  2024年03月25日

    この全集の一枚目を故ポリーニをしのぶために聴いてみた。この一枚目から、その演奏に無慈悲な圧倒的な個性が存在しているのを感じた。それは、技術を超えたビジョンであって、完全ではなくとも演奏が示すビジョンは、圧倒的な本物で、歴史的な大巨匠と並べても見劣りはなく、それどころか巨匠たちを見下ろすような独特の存在感を持っているのだ。例えようもなく見事な造形美、無機質とは全く無縁のポリーニ独自の世界観、ポリーニが死んでようやく、そのことに気づくのはいつもながら情けない自分の性であるのだ。

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  • ★★★★★ 

    フォアグラ  |  愛知県  |  不明  |  2021年06月14日

    ベートーヴェンのピアノソナタ全集にはポミエのような楽しく聴けるものもあるが、ポリーニは違う。CD1枚がブルックナーの交響曲3曲分くらいのカロリーがあり疲れ果ててしまう。1音も疎かにせず完璧で息の詰まるポリーニの演奏は苦手であり、ショパン、シューマンは聴き続けられない。しかしベートーヴェンは作曲家の懐の深さが違い、ポリーニの40年の挑戦もがっちり受け止める。奇抜な表現は全くないが、それでもこんなベートーヴェンは唯一無二であり、大変な偉業だと思う。やっと全曲聴き終えたが、これからもまた少しずつ聴き直してみよう。ポリーニの半生かけた全集なのにパッケージが安物くさいのが気に入らない。ポリーニに失礼ではないか。また、通し番号がなくニックネーム表記もないのも不親切だ。作品番号だけでああ、あの曲と分からない人はリスナーにいらないということなのか。

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  • ★★★★☆ 

    セクスィー代表社員  |  三重県  |  不明  |  2020年01月09日

    私がクラシック音楽を聴くようになった頃に、ポリーニのベートーヴェンのソナタ録音が始まった。長かった。ただ初期に録音された後期の作品に関しては、40年経った今ではどのような音楽になるのか。最近、後期録音の再録音が発売されると聞き、楽しみに待つ今日この頃です。

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  • ★★★★★ 

    せごびあ  |  愛知県  |  不明  |  2018年12月02日

    本人としては一生涯かけて完成させようと思っていたのかもしれませんが、おそらく結果的に全集になったというものと思われます。意外にも近年録音された初期作品の出来が良いですので、後期作品を再録音したらどうなるのでしょうか。なお本品、オリジナルジャケット仕様ではありません。

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  • ★★★★★ 

    saitaman  |  埼玉県  |  不明  |  2017年02月26日

    全集となっているが、もともとそのように意図されて出発したわけではなく、若い頃の録音とかなり年齢がいってからの録音の混在で全曲がカバーされて全集になったという感じのBoxである。スタジオ録音もあれば、ライブもある。グールドのように歌いながらの演奏もある。若いころの完璧な演奏と年齢を経てからの演奏は同じではないかもしれないが、一方でどこか一貫したものも感じられ、粒立ちのあるタッチから繰り出されるいかにもベートーベンのソナタらしさにあふれる見事な演奏がいくつもある。一つ不満があるとすれば、2種類の録音がある作品についてはそれぞれ新しい方の1種類に絞られていること。全集といっても最初からそのように狙って企画されたものではないのだから、新旧の録音があるものについてはいっそのこと新旧どちらも収めて欲しかった。

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  • ★★★★★ 

    エステ荘の噴水  |  岩手県  |  不明  |  2016年07月07日

    ラサールSQによる後期作品のLPもポリーニの後期の録音とほぼ同時期に出ていて、両者ともになかなか“後続”を出さず「後期以外の作品の録音には興味がないのか」と思っていました。実際ラサールSQはそのまま解散してしまいました。今ここに、完成はないと思っていた全集を手にしていると感無量です。全集として素晴らしい出来上がりですし、40年前の後期の録音もアナログの究極完成頃のものだけにデジタルに劣りません。ポリーニに素直に感謝したいと思います。ただ、収録曲をほぼ作品番号順にしている編集について、オリジナル通り、更にはオリジナル・ジャケットを使用して欲しかったというコメントも見受けられますが、それはオールド・ファンの感傷に過ぎないのではないですか? 録音当初に全集完成を考えていなかったことは確かでしょうが、ポリーニ自身が今回の全集の編集方針を了承しているのですからこれでよいと思います。もちろん将来、オリジナル収録の形で、オリジナル・ジャケット使用のセットが発売されることは結構なことですが。

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  • ★★★★★ 

    mimi  |  兵庫県  |  不明  |  2016年04月06日

    これほどに特異で複雑な内容を秘めたベートーヴェンのソナタ全集は例が無いのではないでしょうか。ほぼ40年の歳月をかけて断続的に進められたPolliniのこの仕事は、その音楽の外面も内面も、とても一口では表せない位に大きく幅があり、それはPollini自身の年齢の進行、(おそらく)生活・環境・思想の変化をも様々な意味で反映していると考えられます。多分、この全集はおそらくPolliniの人生そのものと言っても過言でないでしょうし、とても軽々しく単純に演奏の評価などできないような重い意味を秘めた演奏集と思います。ひょっとしたら、ここに記されてる多くの評者や自分のように、過去にPolliniの演奏に一度でも離れがたい想いを持った経験が無い方には、この全集はとてもお薦め出来るようなものではないのかも知れません。しかしながら、自分やレビュアー諸氏のようにPolliniと長年にわたって時間を共有してきた人間には、きっと多くのかけがえのない時間がつまったものであると思います(評点に客観性は自信ありません)。1976年のおそらく歴史上これ以上なく完璧な「ハンマークラヴィーア」と、2014年の「テンペスト」再録音の間に明白な技巧上の差が存在する事は、子どもでも解るでしょうし、そんなことはPollini自身が世界中の誰よりも自覚しているはずです。前者は素晴らしく、後者は価値ないと断じるのはあまりに容易ですが、そうやって演奏行為、作品を消費し切って捨てる自分たちの姿勢は(音楽の愛好者として自分もよくやってしまいがちですが)本来何でしょうか?問題はそのような断絶-老い、故障、挫折-を経ても、Polliniがなお録音し続けることを止めなかったことであり、Polliniにとってベートーヴェンのソナタ演奏が決して逃げる事が許されない人生そのものに近いものになっていたのではないでしょうか。そこにこの盤の、他のピアニストの演奏には到底替えられない大きい(尊い)価値があるように思います。他のレビュアーも記されてましたが、自分も原稿の作品番号順ではなく、発売順に、できたら複数存在する録音もすべて収録して発売するのが、Polliniの想いをより明確にできるのではないかと考えます(前述のテンペスト、ワルトシュタインなど、再録音があるものを、後の方を選んでるのも、Polliniの姿勢を表していて興味深いですが)。具体的な演奏から離れた抽象的な記述ばかりで申し訳なかったですが、たとえ長い年月間で技巧上のばらつきがあっても、各曲すべてが高い演奏の質を保っていることは間違いないと思いますし、昨今の平均律の演奏にみるように、むしろ未だにこれだけ楽譜にかかれたものだけを、一切の誇張無く表現しようとしたベートーヴェンのソナタ全集はやはり皆無かもしれません。だからこそ、繰り返し聴くたびに各曲が味わいを増してきます。最後に、空前絶後の完璧さを備えた後期ソナタ集の価値は永遠としても、(これまで多くの方が表明されたように)作品109-111の3曲については、現在のPolliniにぜひ再録音して欲しいと、心から希望します。

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  • ★★★★★ 

    ゲゲゲアサ  |  神奈川県  |  不明  |  2015年07月31日

    東京厚生年金会館で1974年初来日(労音主催で確か非公開)・シューベルトの「さすらい人幻想曲」を2階席の前列で聴いた若々しいポリーニの演奏の感動が甦ってきました。SHM−CDでピアノの音がグラモフォンにしては鮮明に聴くことができます。二度とない全集でしょう。

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  • ★★★★★ 

    ヴェラスケス  |  鹿児島県  |  不明  |  2015年02月12日

    あまり触れられてないが音が驚くほど生々しくなっている。特に31.32番、オリジナルイメージビットと比較してもまるで違う。こういった音でポリーニ、ベートーベン全集が聴けるとはなんと幸福な事だろう。

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  • ★★★★★ 

    chimao_fuku  |  福岡県  |  不明  |  2015年01月12日

    ポリーニ青年後期から老成期、39年の歳月をかけ全集を完成させたことにまず敬意を表したい。メーカー側の配慮(?)で1番から32番までの順に編集しているが、その点は如何なものか。枚数が増えても結構なので発表順に当時のジャケットデザインで構成して欲しかった。当時物ジャケットデザインで出されることの多い昨今、過去を懐かしむファンが多いのも事実ではないか。出来はさすがに期待を裏切らない、一生ものである。

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  • ★★★★★ 

    iyokan55  |  愛媛県  |  不明  |  2014年11月26日

    素晴らしい。 おそらく、最後の歴史的全集でしょう。と、言うのも、もう他にあり得ますか?クラシックの作品シーンを考えるともうあり得ないと思います。突然の全集発表は別です。注文され様々なシーンで活躍した歴史的名手によるベートーベンの名作。過去の名作だいたい所有していますが、ここに来て最終段階の作品と考えます。 私自身、ライブで経験出来たこと誇りに思えます。

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  • ★★★★★ 

    いよかん  |  兵庫県  |  不明  |  2014年11月25日

    ベートーヴェンのピアノソナタ全集は、長い間私の中ではバックハウスとケンプがあれば事が足りていた。質実剛健のバックハウスと、温もりと時には厳しさも見せるケンプ。決して聴き手に媚びない両者の演奏は、他の追随を許さないものがあった。欠点があるとすれば(弾き手の欠点ではないのだが)録音がやや古いということだ。 そこに満を持して、ポリーニの全集の登場である。今までにも分売されてきたが、いつか全集を出してくれるだろうと望みを持って待っていたが、やっとという思いで購入した。 どの曲も明瞭なタッチで、優秀な録音も相まって、スコアが目に浮かぶような研ぎ澄まされた演奏である。それだけでなく、イタリア人らしいニュアンスも含まれており、大変聴き応えのある内容である。個人的には「月光」「テンペスト」「ワルトシュタイン」が白眉だと感じた。

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  • ★★★★★ 

    ルシータ  |  東京都  |  不明  |  2014年11月21日

    聴き始めるとグイグイと音楽の中に引き込まれます。感銘を受けます。名演というのは本当にあるものと実感します。

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  • ★★★★★ 

    TKOクラシック  |  神奈川県  |  不明  |  2014年10月05日

    ポリーニのベト集が完成とは感激です。ポリーニを素晴らしいと思うのは、その仕事(録音)の慎重さ、丁寧さです。その気になれば、飛ぶ鳥を落とす勢いのポリーニ、若いときにいくらでも全集ものをリリースできたはず、ベト集でも旧盤・新盤とあっても不思議ではないはず。この歳で全集を完成させるとは驚きです。ポリーニに駄盤無しです。購入となると、当然ダブリばかりになりますが、欲しい箱です。ブレンデル、ギレリスのベトも好きですが、ポリーニを聴く回数がやっぱり一番多いです。

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  • ★★★★★ 

    よき古き時代  |  大阪府  |  不明  |  2014年09月29日

    とうとう完成してしまったか、と言うのが素直な気持ちです。 大学生時代にLPで購入した30&31番のソナタに衝撃を受けて以来、この日をまっていました。 「後期ソナタは再録音されるのでは?」と思っていましたが、そうではなかったようです。しかしポリーニの一番凄かったのは70年代ゆえ、これで良かったのでしょう。 50代後半の私のようにポリーニの演奏で学生時代・結婚生活・子育て・初老の日々を過ごされた方も多いと思います。 単独発売CDは全て購入してきましたが、後期・初期に名演が多いと思います。

    21人の方が、このレビューに「共感」しています。

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