Piano Sonatas Nos.14, 19, 20, 21 : Paul Lewis (2CD)
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ココパナ | 北海道 | 不明 | 07/July/2021
当盤は、2013年録音のソナタ第14番、第19番と、2002年録音で既発売だったソナタ第20番を第21番を併せて2枚組としたもの。別に後年の再編集版というわけではなく、発売時からこの体裁さったた。2002年録音の2枚目については、廃盤だったとはいえ、既出ディスク(HMC901800)とまったく同じ内容。私は既出盤を所有していた。そのため、【CD1】の内容が欲しいばかりに、2枚組アルバム分の価格を、改めて支払わされることになった。これは、消費者心理として納得が行かない。そういった点で、mp3ダウンロードは有利である。しかし、製作側としては、CDというメディア商品を売り上げた方が、収益性は有利なはず。そういった点で、当盤の規格について、私は製作側の意図がまったく理解ができない。ただし、収録されている内容は素晴らしい。第14番と第19番については、再録音となるのだが、以前の録音にさらなるスケール感を加え、その悲壮感、悲劇性がより深い相貌で刻まれている。緩徐な部分の、孤独を象徴する影を伴ったような、絶妙な陰影など、このピアニストのシューベルトだからこそ聴ける味わい。一陣の疾風のように吹き荒れる第19番の終楽章、それは、いつ果てるともしれない付点のリズムが、壮絶な美しさと、時に狂気を思わせる鋭利さを伴って、力強く流れていく音楽となっている。まさに圧巻の一語。現代聴きうる最高のシューベルトと言ってもいい。2002年録音の第20番と第21番も素晴らしい。心地よいホール・トーンを保って、暖かい色合いで微細な表情変化を伴って、楽曲が奏でられる心地よさは無類。そういったわけで、第20番と第21番の既発ディスクをお持ちでない方には、私は当2枚組CDアルバムを、迷うことなく推薦できる。しかし、一つの商品として、当該品の商品価値としての評価を考えた場合、前述の問題が大きすぎるため、その分評価は下がる。0 people agree with this review
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