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CD Newtown

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    micarosu  |  静岡県  |  不明  |  09/March/2014

    面白い。 このミニアルバムを表すときに、この言葉が浮かんだ。 それは可笑しいという意味ではなく、空気感や音の重なり方の新鮮さ、こういう形の音楽もあるのかという意味での面白いだ。 ロックとも言えるし、ポップとも言える。 シンセが存在感を放つなどエレクトロ要素も垣間見えるが、アコギが存在感を放つ曲もあり、彼らの音楽を一言で言うのは難しい。 ただ一つだけ言えることは、この幾重にも重なる音の響き方が心地よく聴き手に届くということだ。 それがよくわかるのが「Good-bye, friends」と「River」。 「Good-bye, friends」はイントロのシンセの音色から何か新しいことが始まる予感を漂わせ、徐々に曲の中へ引き込んでいく一曲。 中でもサビの盛り上がりは素晴らしく、音の重なりと歌声から響き言葉まで含めて心地よく聴かせてくれる。 「River」はバンドサウンドの中で一際存在感を放つアコギの音色が絶妙で、暗めの雰囲気の中に柔らかさも感じられる一曲。 暗さと明るさの音のバランスが作り出すもどかしさは、言葉ともリンクして心地よさだけを絶妙に響かせている。 ここでは2曲だけ紹介したが、もちろん他の楽曲もこのような絶妙な心地よさがある。 音を届けるバンド。 いや、音で届けられるバンドといったほうがいい。 そんなFOLKSのデビューミニアルバム。 是非一度聴いてみて欲しい。

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