中山康樹

本 キース・ジャレットの頭のなか

キース・ジャレットの頭のなか

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    青のサボイア  |  東京都  |  不明  |  2021年06月30日

    キースジャレットは普段ジャズを聴かないリスナーにも幅広く人気なアーティストだ。しかしながらそのような人々の聴くのは所謂「スターンダーズトリオ」や「ソロ」の演奏に限られるのではないか。私は普段ジャズを聴く関係で、上記の活動よりむしろマイルスデイヴィスバンドでの演奏やチャーリーヘイデンらと組んだ所謂「アメリカンカルテット」での演奏における彼の活動に親しんでいる。そういった人間にとって関心事である、「キースジャレットとは何者か」という疑問に本書はかなり答えてくれる。 本書は時系列で彼のバイオグラフィと要所となるディスコグラフィを追いながらその真相に迫るという内容だ。キースについてこのような著書は他に類を見ない点で貴重である。特筆すべきなのは、要所要所で著者の鋭い考察が入ることだ。「キースジャレットはどこから来たのか」そして「キースジャレットはどこへ向かっているのか」。その一つの答えが本書にはある。 「スタンダーズ」や「ソロ」しか聴いたことのないリスナーにも、本書を手にとって、彼の実は幅広い活動に触れる機会にされてみてはいかがだろうか

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