Undelivered
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hiro | 愛知県 | 不明 | 08/April/2014
Spyros Manesisは、1978年ギリシャ・アテネの生まれのピアニスト。 2006年に録音されたピアノトリオ作品「Trioism」がマニアの間で話題となったようです。現在は、ピアニスト・作曲家としての音楽活動の傍ら、現地のミュージックスクールで教鞭をとっているとのこと。本作「Undelivered」は、ポルトガル・リスボンにて2011年3月に録音された、これもピアノトリオ作品ですが、リズムセクションは、Joao Hasselberg (b)、Kaspars Kurdeko (ds)に刷新されています。ギリシャ出身のジャズピアニストという珍しさ、ジャケットに映し出された綺麗な情景に惹かれ、購入しましたが、これがなかなかの作品。Manesisのピアノからは、gentlyと表現したいような穏やかさと、確かなテクニックに裏打ちされた探究心が感じられます。4ビートでガンガン押してくるわけではないので、正統派?ジャズファンより、クラシックも好まれる女性向の作品といえるかもしれません。曲は「On Green Dolphin Street」を除き、全てManesisのオリジナル。トータル44分ちょっとでコンパクトにまとめられています。1曲目「Cold Inside」は、テーマ部とそのピアノの音色が若き日のKeith Jarrettを思わせます。高音部での煌びやかなメロディの連なりは、リスナーの心を掴むに十分なプレイ。2曲目「Not Yet」は、クラシカル調でありながら、遊び心が感じられる曲。Manesisのちょっと外した弾き方が、逆に実力の証明か?ドラムソロも楽しげです。3曲目「Amsterdam」は、広くヨーロッパ中をツアーしたManesisの思い出の曲でしょうか?切なげなテーマから、リリカルなピアノが曲を支配し、落ち着いた雰囲気が最後まで保たれます。4曲目が唯一のスタンダード「On Green Dolphin Street」ですが、テーマが素直に演奏されることはなく、頻繁にリズムチェンジがはかられる中で、テーマは分解され、華やかなトリオの世界へと誘われていくことになります。アレンジ力で勝負しようとした曲。5曲目「Falling」は、曲名通り、どこへ落ちていくような感覚に包まれる曲。6曲目「The Pinwheel」は、逆に躍動感が。 Manesisは、特に高音部でそのテクニックを発揮するようです。7曲目「 Undelivered 」は、力強いテーマから、ピアノの長いソロが続き、一呼吸置いて、リズム隊が合流してきます。その後のダイナミックな展開は、タイトルチューンにふさわしいと思います。ラスト8曲目「Exodos」は、フリーな出だしから次第に熱を帯びた演奏へと変化していきます。列車が徐々にスピードをあげ、その車窓から暮れゆく茜色の空を眺めているような、ジャケットのイメージ通りの演奏です。0 people agree with this review
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