You Hayami

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    u.f.o.313  |  東京都  |  不明  |  07/May/2021

    松本伊代、堀ちえみ、石川秀美、小泉今日子、中森明菜などのいわゆる「花の82年組」と呼ばれたアイドルの一人でもある早見優。ただ、この時代のアイドルは誰もがたくさんヒット曲を出したというわけではない。当時のチャートのトップはチェッカーズ、ザ・ヴィーナス、横浜銀蝿のようなオールディーズやロックンロールを歌うバンドやC-C-Bのようなアイドル風なバンドが主だった。70年代後半からのニューミュージックの潮流があり、いわゆるアイドルっぽい曲はあまりヒットしない傾向にあったように思う。そのような時代のなか、当然、アイドルもニューミュージック寄りの曲を多く歌うようになっていた。早見優も初期は方向性が迷走していたというか、むしろ狙っていたかのように、アイドルらしからぬレコードのリリースをしていた。本作に収録の2つのアルバムはわずか半年くらいのスパンで立て続けにリリースされ、そこにはシングル曲が2枚を通しても1曲しか入らないという、今では考えられないようなことをしていた。シングルが売れてなんぼのアイドルというよりは、アルバムでガッツリ世界観を伝えようとするスタイルを取っていたように思う。 本作収録のセカンドアルバム「Image」はE.W.F.風なパフォーマンスで大ヒットした「In The Space」でフュージョンをメインストリームに送り込んだスペクトラムの新田一郎、ニューミュージック界の大御所オフコースの松尾一彦、今ではヱヴァンゲリオンで有名な鷺巣詩郎などが作曲・編曲で携わっていて、シティポップとアイドル歌謡の境界線を行き来するような良盤となっている。 そして何よりお勧めしたいのが、サードアルバムの「LANAI」である。ハワイ出身を売りにしていた早見優が、これでもかというほどハワイを表現しているアルバムである。まず、レコード盤で言うところのA面は亀井登志夫の当時流行りのテクノ寄りのビートポップ系の曲が多いが、爽やかな仕上がりは大滝詠一のロンバケの村井邦男の編曲のおかげという展開になっている。そしてその他の楽曲ではボサノヴァAORの安部恭弘も「らしさ」を発揮している。そしてB面にあたるパートでは、夜のビーチサイドを思わせる筒美京平オンパレードが展開されるが、そこに井上鑑のガッチガチのシティポップな編曲が施されるという贅沢極まりない世界が広がる。80年代アイドルなのに、クリストファークロスのようなアルバムだ。やはりこれは名盤というしかない。

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