String Quartets.14 / 11: Emerson.sq
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一人のクラシックオールドファン | Hyogo | 不明 | 16/September/2012
エマーソンSQは1976年にジュリアード音楽院学生で結成されたアメリカのSQで周知の通り第1Vと第2Vが時折曲によって交替して特に軽やかなリズム感での現代曲に定評があります。1980年代半ばにはヨーロッパ進出を果たして独墺古典物にもそのシャープでモダンな感覚を活かした演奏を行っており本盤はまさにそういったものだと思います。1987年収録のシューベルト弦楽四重奏曲「死と乙女」(タイム@11’10A14’15B4’00C8’11)は録音の良さが伴って各プレイヤーの切れ味の鋭さとアンサンブルの緊密感がすごいです。元々この曲は全楽章が短調で書かれしかもただならぬ緊迫感・焦燥感で貫かれており「逃れようのない」曲なのに更にこの厳しい演奏で正直私にはしんどい雰囲気はありました。第1楽章スタートからのきついアタックは強弱がつけられ進みあくどい程の激しいトーンは素晴らしいですね、クロージングでの不気味な変化もこの楽章のスケール感を表します。第2楽章はゆっくりと繊細に変奏されて行き後半にはドラマチックさを加え底知れぬ絶望感で覆われます。中ほどで少し長調になり息を継ぐ感じの第3楽章も基本的には激しいスケルツォ・・・そして最終楽章はテンポ速く何か追っかけごっこする如く進むのですがそのメリハリを強調する事でエマーソンSQはシンフォニックにシューベルトの明暗コントラストを伝えています。併録のベートーヴェン弦楽四重奏曲第11番は1994〜1995年収録の全集からの抜粋で演奏タイムは@4’05A6’30B4’03C4’16と順当で演奏も神経が行き届いた繊細な美しさが曲次第な処はさておいてこのSQの演奏の変化を感じさせます。この第11番「セリオーソ」とは真面目な・厳粛なという意からも先の「死と乙女」と相まって誠に真面目な曲の取り合わせで覚悟したのですが、第1楽章から豊かな響きが強弱起伏をつけつつ巧みな「見得きり」は分かり易いですし第2楽章ではその分かり易さにプラスする事の「艶っぽさ」が魅力で、そうこうしてやや鬱陶しく始まる最終楽章では次第に明転するわけで「しんどさ」が無いのが助かりました。いずれにしてもこのSQの機動力と技術力のある演奏を聴くのに最適な盤だと思います。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)0 people agree with this review
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