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バッハ(1685-1750)

CD 平均律クラヴィーア曲集全曲 グールド(4CD)

平均律クラヴィーア曲集全曲 グールド(4CD)

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    浜っ子  |  愛媛県  |  不明  |  2021年03月02日

    巷間誉めそやされているが自分には馴染まない演奏。繰り返し聴いたがピンとこなかったがリヒテル盤を聴いたらなんて良い曲なんだと感動した。同じ曲なのに演奏で印象がこんなにも変わる。クラシックは奥深い。深淵である。どっぷり浸かりたい。

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2013年01月06日

    数年前からのユニバーサルやEMI主導によるSACDルネッサンスの動きは、多くのクラシック音楽ファンにとって大朗報とも言うべきものであった。そうした中で、SACDの提唱者であったソニーがBlu-spec-CDでお茶を濁すという嘆かわしい状況にあったが、こうしたユニバーサルやEMIの成功に触発されたせいか、昨年より、ヴァントの一連の録音のSACD化を皮切りに、過去の名演のSACD化を積極的に行うようになったのは実に素晴らしいことであると言える。先般のリヒテルに続いて、私としてはワルターの一連の録音のSACD化を期待していたのであるが、選定されたのはグールドによるバッハの一連の録音。もちろん、グールドのバッハと言えば、いずれも歴史的な名演揃いであり、私としても何らの不満を持つものではない。SACD盤の発売が開始された頃に、グールドによるバッハのピアノ曲演奏のSACD盤が発売されたが、ゴルトベルク変奏曲など一部の録音に限られていただけに、今般の一連の録音のSACD化は、シングルレイヤー盤ではないという問題点はあるものの、大方のクラシック音楽ファンにとっては大朗報と言えるだろう。本盤には、バッハの長大なピアノ曲集である平均律クラヴィーア曲集がおさめられている。これだけの長大な曲集だけに、グールドも1962年〜1971年という、ほぼ10年近くを要して録音を成し遂げている。よほど慎重を期して録音を行ったと言えるが、演奏全体に録音年代による大きな違いは存在していないと言える。バッハの平均律クラヴィーア曲集は、ピアノ音楽の旧約聖書とも称される楽曲であるだけに、海千山千の大ピアニストによる名演が目白押しである、先般、SACD化されて再び脚光を浴びることになったリヒテルによるオーソドックスな名演もあるが、グールドによる本演奏は、例えばアファナシエフによる演奏などと同様に、ピアニストの個性が全面に出た超個性的なアプローチによる演奏と言えるだろう。長大な楽曲であるだけに、聴き手にいかに飽きさせずに聴かせるのかが必要となってくるが、グールドの演奏の場合は、次の楽想においてどのような解釈を施すのか、聴いていて常にワクワクさせてくれるという趣きがあり、長大さをいささかも聴き手に感じさせないという、いい意味での面白さ、そして斬新さが存在していると言える。もっとも、演奏の態様は個性的でありつつも、あくまでもバッハがスコアに記した音符を丁寧に紐解き、心を込めて弾くという基本的なスタイルがベースになっており、そのベースの上に、いわゆる「グールド節」とも称されるグールドならではの超個性的な解釈が施されていると言えるところだ。そしてその心の込め方が尋常ならざる域に達していることもあり、随所にグールドの歌声が聴かれるのは、ゴルトベルク変奏曲をはじめとしたグールドによるバッハのピアノ曲演奏の特色とも言えるだろう。こうしたスタイルの演奏は、聴きようによっては、聴き手にあざとさを感じさせる危険性もないわけではないが、グールドのバッハのピアノ曲の演奏の場合はそのようなことはなく、超個性的でありつつも豊かな芸術性をいささかも失っていないのが素晴らしいと言える。これは、グールドが前述のように緻密なスコア・リーディングに基づいてバッハのピアノ曲の本質をしっかりと鷲掴みにするとともに、深い愛着を有しているからに他ならないのではないかと考えている。グールドによるバッハのピアノ曲の演奏は、オーソドックスな演奏とは到底言い難い超個性的な演奏と言えるところであるが、多くのクラシック音楽ファンが、バッハのピアノ曲の演奏として第一に掲げるのがグールドの演奏とされているのが凄いと言えるところであり、様々なピアニストによるバッハのピアノ曲の演奏の中でも圧倒的な存在感を有していると言えるだろう。諸説はあると思うが、グールドの演奏によってバッハのピアノ曲の新たな魅力がより引き出されることになったということは言えるのではないだろうか。いずれにしても、本盤の平均律クラヴィーア曲集の演奏は、グールドの類稀なる個性と芸術性が十二分に発揮された素晴らしい名演と高く評価したいと考える。音質については、他のバッハのピアノ曲がSACD化やBlu-spec-CD化される中で、リマスタリングが施される以上の高音質化がなされていなかったが、今般、ついに待望のSACD化が行われることにより、見違えるような良好な音質に生まれ変わった。音質の鮮明さ、音圧の凄さ、音場の幅広さなど、いずれをとっても一級品の仕上がりであり、グールドのピアノタッチが鮮明に再現されるのは、録音年代を考えると殆ど驚異的であるとさえ言える。いずれにしても、グールドによる素晴らしい名演をSACDによる高音質で味わうことができるのを大いに喜びたい。

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    ゆりぞう  |  兵庫県  |  不明  |  2012年08月27日

    今まで、ユニバーサルやEMIから古い音源がSACDで出されるたびに、ソニーは一体どうしたのかと、レビューで苦情ばかり申し上げてきたが、今回は本当にありがとう、ソニー。ついにやってくれました、やっとSACDへの本腰再参入!!(以前のSACD発売は少し時代より早すぎたのです)。本当に心から待っていました。通常CDなら今や千円チョイで買えるこの全集。それでもこの高価なSACDの発売意義はとてつもなく大きく、みなさん、何が何でも大ヒットさせましょう。EMIでフルトベングラーのヒットが引き続くクレンペラー等のSACD化につながったように、ソニーにおけるグールドのヒットは必ずワルターやセルらにつながります。また楽しみが増えました。飯を抜いても全部買う。

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