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マーラー(1860-1911)

SACD 交響曲第1番『巨人』 イヴァン・フィッシャー&ブダペスト祝祭管弦楽団

交響曲第1番『巨人』 イヴァン・フィッシャー&ブダペスト祝祭管弦楽団

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    ヒューブーン  |  静岡県  |  不明  |  2014年01月08日

    ワルター、バーンスタイン、ショルティなど、さまざまな個性がこの演奏の歴史を刻んできた。ここに聴くフィッシャー盤には、そのような演奏の歴史を変えるような衝撃はないが、ただひたすらに美しく、聴き入っては恍惚としてしまうというタイプの演奏で、近年久々に現れた『巨人』のヒット演奏である。少なくとも数年前に話題になったホーネック盤などに比べたら、はるかに納得のいく存在だと思う。録音も優秀。ただ、30年位前だったか? LPで購入して聴き込んだ、同指揮者の「旧盤」(もなかなかの秀演だった)にあったように、『花の章』付きでないことだけが惜しまれる。

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    meji  |  神奈川県  |  不明  |  2012年07月04日

    フィッシャーのマーラーチクルスも回を重ねる毎に深みと凄みを増してきた。今回の「巨人」は演奏、録音ともに間違いなくこれまでのベストであり、数ある同曲のディスクの中で最高位に掲げても異論を唱える人は居ないのではないかと思われる。ミクロディテールの表現から最強奏部におけるマスの迫力に至るまで、一音たりとフィッシャーの統率化に無いものはなく、その一糸乱れぬアンサンブルも凄いが、なによりも指揮者のマーラーの精緻なスコアに対する深い読みに感心させられる。恣意的とも思える部分も無いわけではないが、そこはさすが地元(?)の強みで、その表現にはある種の必然性を感じることができる。第2楽章のオクターブ跳躍するリズムひとつをとっても、スコアに忠実でありながら(タラッ、ラーでは無く、タラ、ラー)躍動感を全く失っていない演奏はめったにお目にかかれない。このように考えに考え抜かれた大人の演奏を聴くと、巷で評判のホーネックなどやんちゃ坊主の悪戯のように思えてしまう。さらに今度のDSD録音は深々とした超低域方向の伸びが著しく、どっしりとしたピラミッドバランスの上にフラットでブリリアントな高域が美しいホールレゾナンスを伴って再生される様は、往年のK・ウィルキンソン録音をも彷彿とさせる素晴らしい仕上がりだ。

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