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ブルックナー (1824-1896)

SACD 交響曲第8番、第9番 シューリヒト&ウィーン・フィル(2SACD限定盤)

交響曲第8番、第9番 シューリヒト&ウィーン・フィル(2SACD限定盤)

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  • ★★★★★ 

    EIHIKO  |  埼玉県  |  不明  |  2014年04月19日

    LPのころから親しんできたものです。30年くらい前に、はじめてCD化された日本製を購入しましたが、ノーマライズ効果が利きすぎて全体に音が大きく、高弦はギラギラして歪みっぽく、ラジカセ仕様の音にがっかりしました。こんな音ではブルックナーに聞こえません。その後、新宿のユニオンだったか、1991年製のドイツ盤を見つけ購入して聞いてみたら、やっとLPと同じバランスのシューリヒトのブルックナーが聞こえてきた嬉しかったことを覚えています。 今年になって、はじめてSACDから88.2を光で取り出せる装置を入手できたので、フルデジタルアップで再生すると、明らかに高品質の音がすることを体験し、ブルックナーの基本となっているシューリヒトの超名演を聴きたくなりました。これ、価格がものすごく安いです。 聴くと音量が少し大きめに聽こえました。ダイナミックレンジは、LPの当時とだいたい同じなので、おそらくマスターからこういうバランスなのでしょう。マスター自体がある程度ノーマライズされていて、最新録音のようなダイナミックレンジが不足しているのはしかたないですね。50年以上も前の録音ですから。 ドイツプレスの古いCDと比較しました。 CD層は、古いCDとほとんど同じに聽こえました。 SACDは、あきらかに全体的に鮮烈で音に輝きと勢いが増し、芳醇です。比較すると、CDの音が寝ぼけて聽こえます。あきらかに、音楽表現もあがりました。しかし、最新録音と比較すると、ヴァイオリンの音が荒れ気味など古さを感じます。しかし、シューリヒトの過不足ない自然で鮮烈な響きが心地よく明瞭に聽こえてきて、感動しました。ほんとうにすぐれた、何度聴いても飽きないすぐれた録音です。

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  • ★★★★☆ 

    うるさい高校生  |  山形県  |  不明  |  2013年01月02日

    皆さんご指摘の通り、ケースが・・・。とはいえ、中身と値段設定は大変素晴らしい。当方、SACDプレーヤーを所持していないため、そちらの方は分からないが、CDプレーヤーで聴いても違いは分かる。すごみばかりが伝わってきた旧来盤に比べて、ウィーン・フィルが持っているはずの独特のしなやかさが伝わってくる。特に、オーボエやフルートなど木管楽器の音色のふくよかさは新盤でしか分からない。演奏のすばらしさは、長年国内盤で言われ続けてきたことで、今更どうこう言うべきではないかも知れないが、少しだけ。8番は、引き締まった名演だと思うが、やはり4楽章のカットが残念。この点、私はほぼ完全なハース版で演奏されたバイエルン放響とのライブの方が好き。だが、オケのすごさや、独特の凄みのあるこの盤はやはりオンリーワンだと思う。9番は、新時代の演奏をたくさん聴いた世代の耳を持ってすると、正直、いささか集中力と一貫性に欠けるのではないかと思っている(こう言うとお叱りを受けるだろうが・・・)。とはいえ、1楽章の幽玄の世界は見事。2楽章のきびきびとした進行はこれがベスト。文句を言うなら、1楽章と3楽章は大体タイムが対称になるのが一番バランスが良いと思う(3楽章の交響曲として演奏するのであれば)が・・・。

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  • ★★★★★ 

    masato  |  新潟県  |  不明  |  2012年05月08日

     これほどストレートにこの第8番の素晴らしさを伝えてくれる演奏を私は知りません。マイ・ベストのカラヤン最後の第8には,やはり「カラヤン最晩年の〜」という冠が付いてしまう。ヴァントには「ヴァント&ベルリン・フィルの〜」と。チェリビダッケには「最も個性的で大きなチェリビダッケの〜」と冠が…。ところが,この演奏には特別な冠が付かないのです…。凡庸な演奏ではなく,こんなに素晴らしい演奏なのに…です。ほんと,まるでジャケットの絵の“スクッ”と立つ1本の樹のよう。 何も足さず,何も引かず…の姿勢がこのような演奏を作り上げたのでしょうか。この感じはムラヴィンスキーの演奏にも感じることです。楽譜に書かれていることにひたむきに向かっていき,それを忠実に音にしていく…。その楽譜がブルックナーの第8で,音を出す集団がウィーン・フィルですから,出来上がりが悪かろうはずがない…。  私には,名盤と言われているにもかかわらず,ピンとこないものが3点ありました。バックハウスのベートーヴェンの最後のソナタ,クライバーのシューベルトの『未完成』,そしてこのシューリヒトのブルックナーの9番です。理由はいずれも同じで,“あっさりしすぎ…”。聴後はいつも「もうちょっと思い入れたっぷりに表現してもいいんじゃないかなぁ…」となってしまうのです。  ベートーヴェン以外はいずれも“未完”…そういえば,ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』も“未完”。この名作を読む時はいつも,最後の章「大審問官」はゆっくり・じっくり読んでしまう。「これがこの大作の締めくくり,ドストエフスキーの最後の表現なんだ…」という意識から,ついじっくり読もう,という気持ちになってしまうのです。  未完成作品を聴く時も同じ心理状態で聴いてしまっていないか…ということに気付きました。「これで終わることになるんだから,ゆっくり・じっくり・荘厳でなければ…!」と。ところが,実はまだ続きがあるはずなのです。『未完成』にしろ,この『9番』にしろ,この後,圧倒的な締めくくりがあったはずなのです。だからこそ,“あっけなく”終わる。『カラマーゾフ』も,もし第3部が完成されていたら,「大審問官」をゆっくり・じっくり読むような気持ちにはならなかったはず…。一刻も早く先を読みたくて,つい急いで読んでしまうかも…。  改めて気付きました。クライバーの『未完成』も,シューリヒトの第9も,最後の音が止んだ時,「あぁ…この続きを聴きたい…!」となる。もしかしたら,この感じこそ“未完作品”の理想なのかもしれない…。ヴァントのように「完全に完成された作品だ!」と感じさせてくれるような演奏,クライバーやシューリヒトのように「あぁ…この続きを…!」と感じさせてしまうような演奏,2通りのスタイル,どちらも素晴らしい。  ベートーヴェンの32番…弟子が「2楽章で終わりですか…?なんで続きがないんですか…?」と尋ねたらしい。この作品も弟子にとっては“未完”だった…。ベートーヴェンが弟子に聴かせた演奏,ベートーヴェンが本当に望んだ最後のソナタの姿は,バックハウスのような表現だったのかもしれない…。

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  • ★★★☆☆ 

    七海耀  |  埼玉県  |  不明  |  2012年04月30日

    このシリーズの音源の素晴らしさは、もはや語るに及ばないし、音も良く、値段もよく、装丁もよく、三拍子揃ったと言いたいが、他の方も述べておられるように、収納の問題で、傷がつきやすい。出し入れするだけで、CDが傷だらけになる。それどころか、私が買ったものは、最初から周縁部に欠損があった。恐らく生産過程の最後のCDを入れる部分で、起こった問題であろう。「安いので我慢してください」というわけには当然行かない。ですので、このシリーズを買い求める場合、最初から傷がある可能性が極めて高く、まず、ケースからCDを慎重に取り出し、傷がないかどうかを確認した上で、酷ければ返品交換等の要求をすることも有りうるだろう。もちろん、どうするかは個人の自由だけれど。傷がなかったにせよ、出し入れで傷がつく可能性があるので、市販の不織布等に入れて保護し、しかる後ケースに入れれば、ダメージを最小限に防げる。そういう事が、気になる方は、値段が5倍しようが6倍しようが、国内産のSACDを買い求めることをお勧めする。腐ったとはいえ、「ものつくり立国日本」の国内プレスであれば、少なくともその点は安心できる。

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  • ★★★★★ 

    ピッコロ  |  埼玉県  |  不明  |  2012年04月29日

    この2枚組みが聴きたくて、SACDプレーヤーを買いました(安物だけど)。毎日のように聴いています。こんなにお得なCDは滅多にあるものじゃないですよね。感謝です。

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  • ★★★★☆ 

    naoko  |  鳥取県  |  不明  |  2012年04月27日

    「むむ、あー、やっぱりキズをつけてしまった!誰か盤にキズをつけずに取り出す方法を教えてください!」というのがまずパッケージの印象。デザインは最高。でも実用性は…。むかしandanteというマイナーな会社から出ていたCDのパッケージを思い出します。ちなみに左側のオリジナル・ジャケットの写真があしらわれた短冊状の部分はシールになっていて、わたしが買った分は定着が悪く、剥がれかけています。肝心の音の方ですが、少なくとも9番に関しては、邦盤のSACDの音とあまり変わらない印象でした。確かに音はいいです。ソロ的な楽器の音の粒立ちは最高。でも少し前に出た邦盤CD(1500円のシリーズ)の「ふあっ」と音が広がる感じがない。多分、これを「もこもこして、ぼやけている」といわれる方もおられるでしょうが…。8番に関しては、むかしのヨーロッパ盤CDしか手元に比較対象がないのですが、それとくらべて、このSACDはとてもよいです。悪口に聞こえるかもしれませんが、VPOの音がいい意味で洗練されていない、いいかえると、野性味や田舎くささを帯びて音が響いてきます。ホントはこんな音だったのかと感嘆するばかりです。一般的にシューリヒトのブルックナーの録音は、8番よりも9番の方が高いように思いますが、今回のSACD化で8番が再評価されてもいいように思いました。音とジャケットのデザインは5つ星ですが、実用性の面で1つ減で、わたしの評価は星4つです。

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  • ★★★★☆ 

    kudappy  |  千葉県  |  不明  |  2012年04月25日

    価格、音質、装丁は文句無し!但しCDの取り出しが厄介で何とかならんものか?同時に購入したクレンペラーのメンデルスゾーンは最初から盤面に擦り傷があった。これも出し入れを繰り返すうち傷つけそうで怖いのでプラケースに入れ替えます。

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  • ★★★★★ 

    セッチー  |  埼玉県  |  不明  |  2012年04月15日

    シューリヒトの8番はレコードもいい音のものが手に入らないので、今回国内盤が出るとすぐ買いました。ところが間髪入れず同盤の輸入盤の登場となったのですが、9番と2枚組で格安ということもあり、購入することにし、偶然聴き比べが可能となりました。  初めは当然同じ音と思っていたのですが、かけて一聴、私の耳にはどう聞いても輸入盤のほうがリアリテイと迫力、安定感のある好ましい音に聞こえたのです。そういえば以前グールドなどもオーストリアの工場で作られたメイドインEUの音は癖がなくいい音でしたっけ。同時に買ったクレンペラーの2組も素晴らしい音がしました。別に音質の好みは主観的なものなので最終的には各人の判断に任せればいいことだとは思います。私としては今後続編が出れば値段には関係なく買い揃えたく思っております。  こういうことは国内の音楽雑誌では書きにくいことなのであえて書かしてもらいました。それにしてもいくら人件費が高い日本といっても、装幀やなかの解説のレベルが違いすぎるこの逆転現象はどうなっているのでしょうか。

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  • ★★★★★ 

    C.G.A  |  愛知県  |  不明  |  2012年04月13日

     演奏は語り尽くされた立派なもの。私もアナログ盤、CD盤、Art復刻盤に続き買い直した。 SACDになって混濁感がなくなり、ティンパニの音に芯が通ってきた。明らかな音質向上である。マスターテープに近づいたのであろう。また装丁の素晴らしさに感激(この値段なのに、ESOTERIC並の豪華さ) イギリスEMIにはぜひこの続編を発売していただきたい。『EMIは録音が悪い』『値段が高い』という世評を覆して欲しいものである。  プレヴィンのチャイコフスキー・バレエもこの装丁、この価格で発売して欲しい。

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  • ★★★★★ 

    演奏家歴40年  |  山形県  |  不明  |  2012年04月12日

    これは凄い。伝説の名演が2曲とも入って SACD 化されたものがこの価格とは。演奏は数あるブルックナー演奏の中でも圧倒的な名演とされてきたもので,私も LP 時代から愛聴して来たものである。ディジタル処理によってリマスタリングされたことによって,50 年も前の演奏なのにまるで昨日録音されたかのような驚異的な音質を実現している。第9番の第1楽章でクライマックスの後ホルンだけ取り残される部分は,この演奏では 22’45” あたりであるが,ここのホルンをしっかり吹き切ってからディミネンドしているのはこの演奏だけだと思う。この方が尻すぼみに聴こえないので非常に好ましい。それにしても,長生きはするものである。これから過去の演奏がこのように蘇って来るかも知れないと思うと,ワクワクしてしまう。

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  • ★★★★★ 

    NARI  |  東京都  |  不明  |  2012年04月11日

    取り出しにくいCDケースには辟易しました。傷つきやすいのは明かで企画者のセンスに呆れました。ジャケットのセンスも同様、RCAを見習えと言っておかずにはいられません。 しかし演奏の素晴らしさはSACDによって感動増。 やはり有難い企画です。

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  • ★★★★★ 

    無能不能  |  東京都  |  不明  |  2012年04月11日

    フルトヴェングラー及びそれに続きEMIの幾多の名演が、国内盤SACDとして、天文学的な値段で発売されるのを、指を銜えて眺めておりましたが、ようやく輸入盤が、しかもかなり廉価で発売され、喜んでおります。こちらは、出し入れのし辛さと、仮にイギリス製だった場合は、盤の腐食の心配のある点が欠点ですが、改めて輸入盤中心主義にしていて良かったと思っております。償却しきったような音源でも、何かと理由をつけて短時間収録にして、それをとんでもない高価格で売る、日本のメーカーの姿勢はほとんど変わっていません。ただでさえコストパフォーマンスが低いのに、再販制が絡んで、日本の消費者はいいように利用されていると思います。因みに再販制とは、原則禁止の定価販売の強要を、本などの著作物には例外的に認めるものであり、定価販売が義務づけられている訳ではありません。現制度上でも、値引販売はやろうと思えば、いくらでもできます。(もちろん、それを邪魔する勢力はありますが) 今後、このシリーズが拡充されんことを望みます。フルトヴェングラーは、日本のメーカーが何らかの手をまわしているかもしれませんが、気長に待ちましょう。

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  • ★★★★★ 

    利己庵  |  東京都  |  不明  |  2012年04月10日

    私も国内盤の9番を¥3,000で購入して、次は8番と考えていた口なので、この価格はショック。 こちらを買って9番を売り払うのがベターなのか、音質はどうなのか、いろいろ気になるところです。 それにしても、くるとんさんナイスパロディー!(それだけで☆5つです) ご本家のこのシリーズへのコメントを待ちたいです。

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  • ★★★★★ 

    くるとん  |  栃木県  |  不明  |  2012年03月31日

    シューリヒトの晩年のブルックナー演奏といえば、不朽の名盤とされているところは論をまたないところであり、かかる名演奏が先日我が国でSACD化されたのは大変歓迎したいといえるところである。今回のSACDはアビーロードでリマスタリングされた、最新のマスターを用いているところは論をまたないところであり、さらなる、1960年代のスタジオ録音とは信じられないような音質向上が期待できると考える。いずれにせよ、かかる歴史的名演奏を2種類のSACDというフォーマットで聴き比べが出来るということは大いに歓迎したいことと考える・・・・と、パロディはここまでにして、私はこの演奏が好きでしたが、本当にもこもこと冴えない音質が嫌いでした。最近は耳にしませんがHS2200?でしたっけ、あのマスタリングはひどかったですね。ポピュラー音楽に近いくらいにリミッターで音圧を上げてしまっていて(クラシックの評論で「音圧」という言葉を使う人をたまに見かけますが、少し私は違和感があります。「音圧を上げた音」というのは一時的なポップスの流行りのサウンドであって、最近では反省期に入ってきているからです。クラシックがなぜいまさらその言葉を使うのが少々理解できません。場当たり的な適当な言葉を使わないでほしいですね)。酷い、あれは酷い音質でした。ほんとはもっと細身の鋭い音質のような気がしました。そこでこの廉価SACDの登場です。これは試してみたいと思うようになりました。SACDプレイヤーも1万円台のものもあるみたいですし、試してみようかなと思いまずソフトを購入することにしました。日本盤を買った人は、2枚組でこの値段で「なんでなんで、こうなるの?姑息っ!」とか思うでしょうが・・・・・私が生まれたころはCDが出始めた頃でしたが、やはりメディアの低価格化がハードへの興味を生んでいたんだなと思いました。結構私たちはメディアの転換機に立ち会っているのかもしれません。

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  • ★★★★★ 

    まっこ  |  千葉県  |  不明  |  2012年03月21日

    演奏は言わずと知れたもの。特に第9番は今も名演。このCD、日本盤で2枚6000円で買いました。もしこの輸入盤の音質が日本盤と全く同じだったら価格は4倍の差となる。日本盤を買った私は何だったのだろうか。このシリーズは名盤ぞろいなので多くの人は買いなおしだと思う。もし第2弾が発売されたら、輸入盤が発売されるまで待ったほうがいいということになりそうですね。

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