Piano Works : Mejoueva (2CD)
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セロ | 奈良県 | 不明 | 27/March/2011
このCDが手元に届いて2日後に今回の大震災が起こりました。大震災発生後、テレビで次々に映し出される余りにも悲惨なありさまを目にして、音楽を聴くにならず、2週間が経った昨日やっとこのCDの「子供の情景」と、同時発売になったシューベルトのソナタ18番を聴きました。 メジューエワの「子供の情景」は10年ぶりの再録音ですが、前録音も私にとってはケンプやピルスのそれと並んで大切なCDでした。私の場合、良し悪しは別にして第1曲の「見知らぬ国より」で好き好きが決まってしまいます。無垢な少年又は少女が、住み慣れた故郷を後にして、「見知らぬ土地」に移り住んでいく行程で抱く見知らぬ土地への「憧憬と不安」が交差する子供なりの複雑な心情が淡く感じ取れるかどうか?今回のメジューエワの演奏は、こういった心情がよく感じられる。もっとも前録音と比べて、基本的にテンポは少し早くなっているものの、敢えてドイツロマン派を意識し過ぎることなく、古典派からの継承性・連続性を大切した新しい時代を切り開く最高の演奏ではないだろうか。4 people agree with this review
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 12/March/2011
昨年、ショパンの数々の名演を成し遂げたメジューエワであるが、本盤は、それとほぼ同時期にスタジオ録音されたシューマンの主要作品がおさめられている。いずれも素晴らしい名演と高く評価したい。シューマンのピアノ曲の演奏に際しては、スコアに記された音符を追うだけでは不十分であり、その背後にある心象風景やファンタジーの世界を巧く表現しないと、ひどく退屈で理屈っぽい演奏に陥る危険性が高く、とても一筋縄ではいかない。メジューエワは、ショパンの名演で行ったアプローチと同様に、一音一音を蔑ろにせず、旋律線を明瞭にくっきりと描き出すことにつとめている。それ故に、音楽全体の造型は、女流ピアニスト離れした堅固なものとなっている。また、子供の情景の第6曲「一大事」やクライレスリアーナの冒頭、ノヴェレッテヘ長調などにおける強靭な打鍵は圧巻の迫力を誇っていると言える。それでいて、音楽は淀みなく流れるとともに、細部に至るまでニュアンスが豊か。総体として、気品の高い馥郁たる演奏に仕上がっているのが素晴らしい。シューマンの音楽の命であるファンタジーの飛翔や憧憬、苦悩なども巧みに演出しており、演奏内容の彫の深さにおいてもいささかの不足はない。とりわけ、最晩年の傑作である暁の歌における、シューマンの絶望感に苛まれた心の病巣を鋭く抉り出した奥行きのある演奏には凄みさえ感じさせる。ライナー・ノーツにおいて、國重氏が、本盤のメジューエワの演奏を指して、「シューマンの世界はもはや文学的ではない。まさに詩である。」と記されておられるが、これは誠に当を得た至言と言えるだろう。録音も、メジューエワのピアノタッチが鮮明に再現されており、申し分のない音質となっている。7 people agree with this review
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