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Mahler (1860-1911)

SACD Symphony No, 9, : Zinman / Zurich Tonhalle Orchestra

Symphony No, 9, : Zinman / Zurich Tonhalle Orchestra

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  • ★★★☆☆ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  12/February/2011

    ジンマンさんの一連のマーラー演奏ともちろん同じコンセプト。それをどう見るか、ましてこの第9番という曲の演奏としてどう見るか、それが評価の分かれ目でしょう。ジンマンさんのコンセプトは大変よく理解できます。指揮者の過剰な思い入れ、それによって生じるデフォルメ、そういったものを排除し、曲それ自身の持つ力に賭ける、そういうことかと思います。その姿勢はここでも十分に発揮され、オケがきちんとついていけない個所があるようにも聞こえますが(木管の一部)、そこは立派な成果です。ただ、じゃあ、この演奏を聴いて感動したかという話になるとそれは別。残念ながら、この演奏から感動を得られることはありませんでした。やっぱり、一つ足りない。それが偽らざる印象です。ぜいたくな不満でしょうか。

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  • ★★★☆☆ 

    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  19/August/2010

    第1楽章序奏のチェロとホルンの遠近感の付け方(譜面上はチェロがpp、ホルンの合いの手がpだが、逆に聴こえる)から始まって、終楽章冒頭の特別にテンポの遅い2小節の扱い(これだけ遅いのは初めてではないか)まで、細部に色々と工夫のある演奏だ。第1楽章展開部頭のティンパニをppの指示に反して、強く叩かせるのも面白い。さすがに9番は名作、きっちり演奏されると聴き応えは十分だが、しかし肝心の音楽的感動に関しては、かなり留保をつけざるをえない。つまり、強さに関してはfff(「最大の力で」とドイツ語の注釈つき)だの、速さに関してはプレストだのと凶暴な表現が求められている所で、この録音はリミッターをかけてしまっているような印象があるのだ。このお上品さ、あるいは慎重さ、臆病さはこの曲に限っては肯定できない。バーンスタインのような主情主義的演奏が幅を利かせていた1960年代ならいざ知らず、なぜ今になって「出し遅れの証文」みたいに新即物主義的演奏なのかと、コンセプトには疑問もあったこのシリーズだが、カーペンター版での録音が予定されている10番には期待してますよ。

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