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プロコフィエフ(1891-1953)

SACD ピアノ協奏曲第3・5番 ガヴリリュク、アシュケナージ&シドニー響

ピアノ協奏曲第3・5番 ガヴリリュク、アシュケナージ&シドニー響

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    クレル  |  東京都  |  不明  |  2011年08月31日

    本盤は、ハイブリッドSACD盤なのにやけに音が良いな、と思っていたら、本盤はHQシリーズといって、SACDレイヤーが「非圧縮のSACD信号」であることを最近知って驚いた。つまりHQシリーズはCD層付きのハイブリッド盤ではあるが、マルチchも付いたハイブリッド盤とは異なり、SACD2chレイヤーを「圧縮処理してない」のだ。ライナーノーツの最後に記述があるが愚かにも見過ごしていた。 オクタビアは、2007年8月頃からこの非圧縮SACD2chレイヤーを採用したHQシリーズを展開しているそうだ。 よって、本盤の非圧縮SACDの音は通常のハイブリッド盤とは異なり、凛として彫りの深い背筋がピンと伸びた凛々しくクリアな音質だ。 さて肝心の演奏の方だが、本盤は、プロコ・ピアノ協部門マイベストである。 アルゲリッチ+アバドBPO(67)盤もとても良かったが、ガヴリリュク+アシュケナージによる本盤の方が、リズム及び演奏の精度とキレ、ソロとオーケストラのグルーブ感が高いように感じる。 私は本盤を聴いていると、擦り切れるほど愛聴してきた「Chick Corea Quartet/Time Warp」を聴いているのか?と錯覚してしまうほどだ!さらに、アシュケナージ&シドニー響は「これって本当にスコアに書いてあるの?」と唖然とさせるチック・コリアばりのガヴリリュクの超熱演と完璧に一体化しグルーブ感に溢れている!(というかこの盤はアシュケナージのディレクションあってこそ、のようだが) ところで、ここ数年私は、ディスク・メディア再生から心が離れ、PCやネットワーク関連に心を奪われていた。しかし、非圧縮SACD信号のHQ-SACDやSHM-SACDと出会い、再びルビジウム・クロック等を駆使したディスク・メディアに再チャレンジしようと考えている。

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2010年06月26日

    既に発売されたピアノ協奏曲第1、2、4番も名演であったが、本盤も類まれなる名演だ。何よりも、プロコフィエフを知り尽くしたアシュケナージがバックをつとめている点が大きい。ピアニストとして既にプロコフィエフのピアノ協奏曲全集を録音しているアシュケナージにしてみれば、同協奏曲は自家薬籠中の作品と言っても過言ではないのだろう。第3の冒頭の独特の開始部からして、他の演奏とは次元が異なるような抒情に満ち溢れている。このロシア的な抒情と20世紀的なモダニズムが高次元で融合した傑作を、アシュケナージは確かなタクトで精緻に描き出していく。この豪華なバックに支えられて、若き才能豊かな気鋭ピアニストのガヴリリュクは、最高のピアニズムを展開している。唖然とするようなテクニックの下、強靭な打鍵と情感溢れる優美さのコントラストが抜群である。正に、指揮者とピアニストの最高の競演がここにあると言えるだろう。第5も、第3に匹敵するような名演に仕上がっていると言える。SACDによる高音質録音も素晴らしい。シドニー・オペラハウスコンサートホールの録音ポイントを、トリトーンも漸く掌握したと言えるのではかなろうか。エルガーやラフマニノフの交響曲ではイマイチだった音質も、ここではいささかの不満を抱かせないようなハイレベルの高音質録音に仕上がっている。

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