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ラヴェル(1875-1937)

CD ラヴェル・ボックス(アンゲルブレシュト、クリュイタンス、ミケランジェリ、ギーゼキング、ロン、ヌヴー、他)(10CD)

ラヴェル・ボックス(アンゲルブレシュト、クリュイタンス、ミケランジェリ、ギーゼキング、ロン、ヌヴー、他)(10CD)

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  • ★★☆☆☆ 

    屋根の上の鹿  |  奈良県  |  不明  |  2013年03月18日

     アーカイブとして興味があるならともかく、普通に聴こうとする場合は、全般的に音が悪いことを理解したうえで購入する、このボックスセットはそういうものだと思います。  特にCD1は、音質の良し悪し以前の問題、とにかく聞いていられないというレベルです。音程がふと歪んだりするので、ハーモニーを聴こうと耳を澄ますと、心的ダメージを受けてしまう。「スペイン狂詩曲」の音はもう、ガラスを爪で引っかいているよう。  CD3の「ダフニス」も、あの渦のようなオーケストレーションを感じるには程遠く、一塊の金切り音となって叫びを上げています。  その他、弦楽四重奏曲や、ミケランジェリのピアノによるピアノ協奏曲など、期待していたのですが、聞いていると悲しくなってしまいます。録音状態のせいだ、こんなのラヴェルじゃない、いつの間にか心の中でそんな葛藤が始まること請け合いです。  問題のあるトラックについてひとまず感想を述べましたが、CD5,6のギーゼキングによるピアノ演奏はとても良く、「クープランの墓」はピアノ版、管弦楽版共に素晴らしい出来だと思います。CD9,10のドン・キホーテ歌曲や「子供と魔法」等も、このセットを買って良かったんだ、と思わせしめます。  長くなるので各トラックについてまとめたりはしませんが、聴けるトラックは全体の約半分、という印象です。  ご参考になれば幸いです。

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  • ★★★★☆ 

    OWL ふくろう  |  福岡県  |  不明  |  2011年01月25日

    私は、ラヴェルの曲では、ピアノ協奏曲の2楽章にだけ主に関心を持って いる。 1930年代のラヴェル自身の指揮による演奏と、1950年代のミケランジェリ のピアノ演奏を聴きたくて、このBOXを賈った。安いだけあって、BOX外観 は立派だったが、中味の方は、解説もなし、CDがやっと取り出せるような 窮屈なサイズの厚紙CDケースと雑な仕様である。 肝心の演奏の方であるが、ラヴェル指揮の方は、意外と平凡な内容で拍子 抜けだった。ラヴェルの指揮と知らなければ、全く注目されることはない だろうと思われるレベル。 これに対して、ミケランジェリのピアノ演奏の方は、ピアノの一打一打が まことにきめ細かくコントロールが利いていて、しかもそれが自然な流れ を保っているので、非常に聴き応えがある内容となっている。しかも、 古い録音にしては音が良く、ステレオである。

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  • ★★★★★ 

    千葉のアリアドネ  |  千葉県  |  不明  |  2011年01月10日

    歴史的録音あり、往年の名演奏あり、曲名は知っていてもなかなかCD購入に至らない曲あり、それもこれもみんな詰まってこのボリュームでこのお値段。お買い得などというレヴェルを遥かに超えている。一か月たっぷりとラヴェルを堪能させてもらった。録音は、年代、レーヴェルにもよるが(ex.54年のDECCAの子供と魔法と53年EMIのダフニスには大きな違いがある-当時EMIの技術にカラヤンは大不満だったというがよくわかる)概して良いレヴェルあり、名演の数々を味わうに不足は無い。個々の演奏の魅力に触れる紙幅は無いが、アンゲルブレシュトのパッション(ダフニス)、クリュイタンス旧盤(クープラン等)の新鮮さ、スゼーの柔らかな美声等が特に印象に残った。売り切れないうちに早々の購入をお勧めする。

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  • ★★★★★ 

    北の火薬庫  |  北海道  |  不明  |  2010年07月13日

    なかなか入荷せず、予約していたにも関わらず、すったもんだの末7月13日に入手。ボレロの論音が1930となっており「えっ」と思ったが、HMVのページでは1930となっており納得。ラヴェル指揮の2曲については、前評者を参照ください。録音は、モノラル完成期のため聞きやすくステレオないことを除けば、フランスの雰囲気も良くゆったりと楽しめます。アンゲルブレシュト、クリュイタンス、ミケランジェリ、ギーゼキング、マルケヴィッチと個性的な名演奏が楽しめます。ドビュッシーと並びメンブランの10CDの代表格と思います。ドビュッシーは持っているけど、迷っている貴方、購入して損はないと思いますよ。

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  • ★★★★★ 

    蓮華人  |  千葉県  |  不明  |  2010年07月07日

    蓄音機で再生される自作自演のボレロがネットでも聴ける時代だから、希少価値はなくなってしまったのかもしれない、が、しかし、とても30年の録音とは思えない、極めてノイズが少なく、クリアな音質。32年のピアノ協奏曲は、M・ロン女史のピアノが綺麗に録れていて、これもまた驚き。ノイズから遠ざかろうとしたのだろうか、ピアノをフォルテで、フォルテをピアノで調整して入れ、レンジの狭さを克服したのだろうか。コンセール・ラムルーの奏者の技量が今日的水準でなかったり、ボレロでは細かくテンポを揺らすのに、フィナーレは厳格にインテンポで、激することなく淡々と終わってしまう。まあ、いろんなことを考えさせてくれる演奏だ。ピアノ協奏曲はミケランジェリでも入っていて、録音も初期ステレオとは感じれないほど、現代的で見事な復刻。ギーゼキンクのピアノからもヒスノイズが消えている。亡き王女パヴァーヌが泣かせる。最高。

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