地虫鳴く 新選組裏表録
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イック | 大阪府 | 不明 | 10/April/2021
この作品は土方歳三、沖田総司、近藤勇といった誰もが知っている新選組の主要人物ではなく、後の世に名も残らない様な一般隊士に焦点を当てて綴った作品です。地味なんだけどしっかりと魅せてくれるのは作者の力量と言えますし、武士の時代が終わる際の最後の足掻き、不安や焦りなどをきちんと描いている良作と言えます。 ちなみに物語の主人公は伊東甲子太郎の内面描写や近藤勇を狙撃した男、無名に近い隊士の阿部十郎などで、彼らのそれぞれの生きざまや魂の叫びが伝わってきます。 当たり前ですが、命だけで戦ったのは皆同じなんですよね。先が見えない時代を必死に生きる姿は泥臭く、時に情けなくともカッコイイと思います。そして新選組をテーマにした小説では、この手の作品は少ないので新鮮でした。0 people agree with this review
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