クナッパーツブッシュ&バイエルン州立歌劇場管弦楽団/名演奏集(2CD)
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mari夫 | 東京都 | 不明 | 2015年04月11日
甘美なロマンティシズムとは無縁で、荘厳で暗い「未完成」と、大部分は巨人的で田舎風で素朴な遊びの音楽(某批評家のいう所「命をかけた遊び」という奴)が一緒になっている、というプログラム的には不思議なアルバム。クナには近代人フルトヴェングラーのような神経症的なところはないが、この「未完成」は凄い。ウィンナコーヒー風の甘さなどはかけらもなく、絶壁を仰ぎ見るような音楽だ。一方小曲の各々も、余裕綽々というか自信満々というかそういう音楽。特異の「バーデン娘」をはじめとしてやりたい邦題で、野人クナの面目躍如。この人間性を見よ(聞け?)というところかなぁ。ファンなら必携でしょう。音質はこの種のものとしたら悪くはない。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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JCS | 神奈川県 | 不明 | 2009年10月25日
後半の二枚目について、Living Stageのザラザラした音やOrfeo正規盤の整理された音よりも、会場の拍手も雑音もちゃんと入って、より豊かで生生しい、いちばん良い音だと思います。むかし、金文字だったかの豪華なジャケットに入っていたという記念LPがCDで復活を期待する記事を読んだ記憶がありますが、その人にも、他の人にも、喜ばれるのでは。Archipelに期待します。田舎のたくましい楽隊の音楽と響いて、入り込めない、受け入れられない人もあるでしょうね。受け入れられるひとには、どうしたら、こんなテンポの大変化、表情の大変化ができるのか、不思議でしょうね。巨人、巨匠、天才とかいうレッテルでなくて、その不思議に驚嘆し続けているから、ファンになります。おらが国さの音楽を、着飾った紳士淑女が耳を傾けて喜んでいる。それもすこし不思議な気分。音楽が生活感に満ちていて、音楽が生活、人間と離れていない・・そんなことを考えます。同時に自分がドイツ人ではないしな、とも。Orfeoには入っていない「舞踏への勧誘」は誰の編曲か、ベルリオーズが天才だという証明のよう。7人の方が、このレビューに「共感」しています。
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