Schoenberg, Arnold (1874-1951)

SACD Gurrelieder: Salonen / Po Etc

Gurrelieder: Salonen / Po Etc

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  • ★★★★☆ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  16/July/2013

    期待の新盤。第1部は抒情的でロマンティック。やや流れをつかみ損ねて、劇性に欠けるうらみがあります。第1部はほとんどがヴァルデマール王とトーヴェの同じパターンの対話ですが、繰り返される度に何らかの変化や悲劇への予感が高まるとかいう描き方があろうかと思うのですが、この演奏はそれを感じさせませんな。ヴァルデマールのアンデルセンさん、ちょっと不調だったのか、うまく歌い切れておりません。もちろん、この役、実演ではスーパーがつくほどの難役で(きっとトリスタンより大変)、御察しはいたします。トーヴェのイソコスキはそこそこ。第2部は一転劇的で大変すばらしい。王の嘆きと怒りが爆発です!第3部もその勢いを駆って好調です。総じて、サロネンさん、無理をせず、比較的まっとうなアプローチにてこの大曲をまとめました。録音も超優秀。結構でしょう。でも最後に一言、個人的な好みを記しておきます。語り手を、バルバラ・スコヴァが担当しておりまして、これが私はどうにも気に入らない。ピッコロをはじめオケが神秘的な音色を引っ張る中、彼女の甲高い声が響きだすと全てが台無し。夢幻と神秘が渦巻く雰囲気が、彼女の一声でいっぺんに現実に引き戻されてしまう。最後のコーラスでカタルシスが得られません。スコヴァはアバド盤でも語り手でしたが、全く同じ感想でした(いずれレビューしましょう)。といふことで、画竜点睛を欠くディスク。そこで減点。遺憾であります。

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  • ★★★★☆ 

    ロマン派  |  新潟県  |  不明  |  25/October/2011

    この盤の他に小澤盤を持っているが、オケの迫力はこちらが上である。しかし、歌手がオケに比べると弱い気がする。どうしても許せないのがラストの語りの部分だ。女声はいいとしても、その語り口の抑揚のなさ。たんたんと棒読みしているように思えてならない。最後の絶叫も意味不明。語りの部分を除けば水準は高い。

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  • ★★★★★ 

    sunny  |  兵庫県  |  不明  |  08/March/2010

    フィルハーモニアが、新たな音楽監督に、長年待ち望んだサロネンを選んだのが、正解!と言うのを物語る、いきなりの大作、完璧盤。今春、来日しますが(with H.ハーン!)、テンシュテット・ロンドンフィルのような、一時代を築いてほしいものです。ガンバレ、スーパーラニングオーケストラ。黒のジャケットもいい。

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  • ★★★★★ 

    Abbadian  |  東京都  |  不明  |  24/January/2010

     サロネンの指揮者としての能力がいきなり全開となった,画期的名演である。村井様のご指摘どおり,サロネンの目指す方向性にしっかり沿ったソリストは勿論素晴らしいが,サロネンの巨大編成オケ・合唱の統率力の見事さは,アバド盤と双璧であろう。特にここで私が指摘したいのは,最近力任せのラフな演奏を聞かせることの多かったPO―インバルとの来日公演のマーラーなど,インバルの無統制もあって,「ドンガラガッシャン」という感じの,ブラスや打楽器が勝手に暴れまわり,弦は粗いアンサンブルに終始するといった,とんでもない代物であった―を,短期間でここまで緻密で音楽的なオケに変身させるとは,驚嘆すべき音楽性とトレーニング能力である。また合唱も,ラトルとの「第9」や「千人」で,思わず失笑するような子供っぽい演奏をしていたCBSO合唱団(他)に,豊かで音楽的な歌唱をさせていたことも特筆したい。そして音楽全体を,LAPOとの来日公演で聞かせたように,緻密でありながら壮麗で熱く描き尽くした感があることが本当に見事である。今後のこのコンビの成功は約束されたと言っていいだろう。

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  • ★★★★★ 

    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  25/October/2009

    サロネンの20世紀音楽は定評あるところだし、後期ロマン派への相性もパリでの素晴らしい『トリスタン』で確認済みだったが、ここまでやるとは。スコアを隅々まで掘り起こしたような精密さは、もちろん期待通りだが、馬の疾駆する様を描いた第1部第3曲や第3部の亡霊たちの合唱では、得意の精緻さを多少犠牲にしても表現主義的な表出を優先させているのが印象的。他方、抒情的な部分では、たっぷりしたロマンティシズムがある。難役ヴァルデマールに挑むのは、原詩の作者ヤコブセンと同じデンマーク出身のスティグ・アンデルセン。『指輪』のジークフリートも歌うヘルデンテナーだが、従来このパートを歌ってきた歌手に比べればリリックな、若々しい歌声の持ち主であるのが好ましい。イソコスキもドラマティック・ソプラノではないし、山鳩のグロープも大柄な歌を歌う歌手ではないから、このあたりは指揮者の意図に従った人選だろう。最後の語り手は内容から見て女性が担当した方がふさわしいと前から思っているが、アバド盤以来のバーバラ・スコヴァがまた素晴らしい。

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