Elgar Cello Concerto, Britten Cello Symphony : Mork, Rattle / City of Birmingham Symphony Orchestra
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 05/March/2018
ブリテンの”チェロ交響曲”は苦手な曲だった 陰鬱で捗らない曲の進行は聴いていて辛かった 郷愁や昂揚に出会うこともなく 音楽は息絶え絶えの感が強くした これをモルクとラトルはどうする気だろうと興味津々で聴いた 晩年のブリテンが如何なる心境であったかが克明に記録されている 気の毒なことだ 老いは鬱を引き入れる 孤独だったのだろう 楽友ロストロポーヴィチのために書いたものだから カデンツァを中心に彼の意見がかなり入っていると聞く 交響曲としたからにはオーケストラが前面に出るのかと思いきや地味なのだ さてラトル&モルクの演奏は如何に ひとつ気が付いた わたしはチェロとオーケストラは対話するのだとばかり思っていた 然にあらず 別々なのだ シンクロナイズする瞬間はあっても独立しているのだ 個人と社会 人間と自然 独創と時代 対立を根本原理とする世界の音楽だった 聞こえなかったものが聴こえ わたしの思考と幻想を触発する 初めて興味深く聴いた エルガーは細やかなニュアンスに富んだ快演 耳傾けて朋よ あなたも如何0 people agree with this review
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