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バッハ(1685-1750)

CD 平均律クラヴィーア曲集第1巻 全曲 ポリーニ(2CD)

平均律クラヴィーア曲集第1巻 全曲 ポリーニ(2CD)

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  • ★★★★★ 

    ばんどうくじら  |  福岡県  |  不明  |  2020年06月06日

    間違いなく名演です。間違いなくこれは優れたバッハです。 しかし、あのポリーニは何処へいったのか・・・???  ポリーニも年輪を重ねて深くなったのか。それとも単に指が動かなくなったのか・・・・。  ポリーニーファンではない私にとっては、どつちでも大歓迎。 この平均律は、アシュケナージやバレンボイムのそれとは「格」が違います。 ためらう人も是非聴いていただきたい。

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  • ★★★★☆ 

    古き良き時代  |  大阪府  |  不明  |  2020年05月04日

    これはこれで立派な演奏です。じっくり聴けばバッハが鍵盤楽器にかけた技術と情念が聴けそうな演奏です。無論、ポリーニのピアノですから何の不足もありません。演奏者の意図をたいした録音にも理解できます。 しかし、私がポリーニに期待するものがそれほど聞こえてきませんでした。ショパンの練習曲、ベートーベンの後期、バルトークの協奏曲など、ポリーニしか聴けない演奏を聞いてきた私には、「?」がついてまわります。

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  • ★★★★☆ 

    あんどれす せごびあ  |  愛知県  |  不明  |  2017年12月31日

    ポリーニも歳をとって柔軟さが出てきたのですが、やはりポリーニであることを脱しきれない。悪い点はないのであるが、それが難点とまでは言わないが弱点なのかもしれない。

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  • ★★★★★ 

    Hide  |  千葉県  |  不明  |  2011年05月03日

    とてもいい演奏だと思います。グールドやアファナシエフのものと比較すると、どうしても「普通」の演奏に聞こえてしまうのですが、とても聴きやすくて飽きのこない演奏で、長く大切に聴いていきたい名盤だと思います。どうしてもポリーニに期待してしまうあの先鋭さが後退してしまったせいか、ショパンのノクターンではちょっとがっかりさせられましたが、持ち前の涼しくて明るくて美しいピアノの音色に、柔らかさが加わった、ここ最近のポリーニはとても好きです。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2010年12月09日

    これは素晴らしい名演であり、ポリーニとしても会心の名演と言えるだろう。ポリーニのことなので、冷徹とも言えるようなクリスタルなタッチで、バッハが記したスコアを完璧に再現することに腐心しているのかと思ったが、冒頭の第1曲の、温かみさえ感じさせる柔和なタッチに驚かされた。もちろん、スコアリーディングの鋭さについては、いささかの抜かりもないが、近年のポリーニには珍しいくらい、情感溢れる豊かな歌心に満ち溢れていると言える。そうした歌心の豊かさは、時折聴かれるポリーニの肉声にもあらわれていると言える。バッハの演奏におけるスタジオ録音で、ピアノとともに、ピアニストの肉声が聴かれる例として、グールドが有名であるが、ポリーニの場合、グールドのような個性的な解釈を売りにしているわけでなく、そのアプローチはあくまでもオーソドックスなもの。それでいて、四角四面に陥っていないのは、前述のようなポリーニの豊かな歌心と、この曲に対する深い理解・愛着の賜物であると考える。グールド、リヒテル、アファナシエフなどの超個性的な演奏を聴いた後、本盤を聴くと、あたかも故郷に久々に戻ったようなゆったりとした気持ちになるような趣きがあるとも言えるだろう。ピアノ曲と相性抜群のSHM−CD化による高音質効果も申し分ないものであり、本盤の価値を高めるのに大きく貢献している。

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  • ★★★☆☆ 

    KS  |  兵庫県  |  不明  |  2009年12月13日

    聴き直していると、ポリーニの音楽の作りのうすっぺらさが気になる。かつてはこんなことはなかった。あれだけ重層的な、音楽語法的に完璧な演奏を作り上げていたのに。

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  • ★★★★☆ 

    アルコ  |  長野県  |  不明  |  2009年12月12日

    予想以上に、ピアノの音色が、柔らかく聴いていて疲れない。 しかし、うなり声には驚いた。 リヒテル盤みたいな音響も、良いのだが、 曲によっては、演奏が早すぎて、僕には、耳がついていけない。 結局また、グールド盤を 手にとってしまいます。

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  • ★★★★★ 

    the_who  |  東京都  |  不明  |  2009年12月05日

    ポリーニ・・・かっては名前だけで聴かなければならないひとでした。(わたしには・・・)ショパンコンクールで優勝しながらすぐにピアニストとしてキャリアーをはじめず(様々なコンクールで優勝するとそらきたと売り出す古今では信じられない!)十年ほどの勉強(あらゆる芸術とひとが呼ぶもの)をかさね。そのデビュー盤は誰でも知るもの。以降、シェーンベルクをはじめ、「このひとなら」ではと云う名盤を生み出しつつ時に技巧に走りすぎと揶揄されつつも聴く耳を持つひとは彼のピアニズムに潜む浪漫ティシズムを知っていたのだ。彼の弾くシューマン(80年代)は時にアシュケナージに比較され「冷たい」なぞと評論家(日本のだが)が書く始末・・・しかし、当時の彼は知と情のバランス、さらに技巧的には申し分のないものでした。(これはとても凄いことだ!)しかしここのところのポリーニのこと録音には長く彼を聴いてきたものとして首をかしげざるえないのだ。(個人的には迷走と言ってはいけない言葉すら浮かぶ・・・)例えば・・・ショパンの夜想曲全曲・・・「本当に彼は全曲に想いを懐いて弾いているのかしら・・・」と思いました・・・かってのピアニストはショパンの夜想曲でも時に練習曲でも本当に「共鳴した」曲のみ録音したものでした。リパッティーなどなど・・・しかし商業的な部分でどうもそれらをまとめて録音するのが主流となりました。例外はホロビッツですね。あのショパンの前奏曲(有名なキャラクターピース、雨だれをのぞく)から単独でお気に入りの曲を弾いて、それが許されました。ショパンの前奏曲の構造は御存じのとうり各曲の調性とその各曲の長さが絶妙なバランスの均衡のうえにたつものでここから一曲だけ、あるいは数曲弾くとはなかなかできかねないものでしたし、ショパンの前奏曲をショパンのマスターピースとする評論家、作曲家(日本では西洋音楽に誠実な諸井誠氏など)が多いのですし、わたしも、ポリーニが弾いたショパンの前奏曲こそベスト(ひとの好みを顧慮しつつ)だと思っております。さて、長くしたためつつ、今思うことは時代を超えて讃えられるべきピアニストポリーニは表現の袋小路にいるのではないかと僭越ながら思うのです。勿論、バッハの平均律(正式なタイトルはクラビーアの調律が3度、4度、5度等がきちんと調律されたもののためというものです。今の多くのピアノの調律のようにオクターブを数字的に12分割したものではBACHのこの曲集にこめられたものがかなうものではないと誰もしるところで、ゆえに、クラビーア・・・現在のピアノ、チェンバロ等でBACHを奏することの問題点もでてくるわけです。世に有名なあまりに有名すぎる「BACHピアニスト奏者」のG・グールドのピアノの調律は現代の鍵盤を数字的に12分割したものではなかったことは或る意味その奏法にいろいろいわれつつも演奏家としての誠実が伺えます。)からお気に入りの曲を録音するピアニストはさすがにおりません。この曲集は調性の配慮もそのストラクチャーからもはじめから終りまで弾いて或る価値が生じるという厄介なものでもありピアニストにすれば自分の世界ー音楽性ーをさらけ出すものでもあります。わたしはこのポリーニの演奏からうるものは残念ながらありませんでした。しかし、これはこの盤が価値がないということではありません。この盤の録音をE・フィッシャーから現在まで聴いてきてーG・グールドは自身あまり興味のない曲には速く弾く癖がありますー、一見、BACHの音楽は幾何学的構造を持ちつつどこかで逆説的ながらヒューマニテックな発露を見いだせる演奏がーE・フィッシャー、リヒテルー等々ーなにか心に訴えかけるものがあるように「わたしは」思います。さてさて、極論ながらわたしはポリーニに、「彼ならなにかを演奏史的に」というないものねだりをしすぎているのでしょうか???

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  • ★★★★★ 

    clara  |  東京都  |  不明  |  2009年11月19日

    ポリーニの至芸。美しいピアノの音が流れ出る瞬間から、耳も心も惹き付けられて聴き入る。明澄、不安、快活、詠嘆、厳粛、慈愛、悲しみ、怒り、諧謔、華麗、諦念、崇高…等々、24の長調・短調に託された多彩なロマンを生き生きと描き分けて、間然するところがない。前奏曲に宿るファンタジーの表出は深い歌心に裏打ちされ、フーガにおける多声の構造的、明快な弾き分けは、見事な技巧に支えられている。長い間心に抱き続けた「平均律」の録音にようやく取り組むポリーニの、真摯さ、誠実さが伝わる音楽は、厳粛性・崇高性を帯びながら、同時に優しく繊細な、温かい音楽でもある。バッハの傑作をある“畏れ”をもって聴き始めたのだが、いつしか愉悦感に包まれ、癒されていた。ポリーニの芸術の歩みはここまで深められて来た・・・感慨無量というべきか、ポリーニの音楽を聴き続けてきた私には、本当に嬉しい貴重なCDのリリースだ。

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  • ★★★☆☆ 

    ako  |  神奈川県  |  不明  |  2009年11月11日

    うーん。リヒテルを意識したかなあ。でもリヒテルの幻想的世界とは対照的。あまりにもまじめでリアル。これはこれでいいのだけれど。ポリーニはショパンはいいけど、最近のベートーヴェンなども月並み。若いころの神通力はどこへ行ったのだろう。音が平坦で単調に鳴るのも残念。でも何でこんなに信者が多いのだろう。アシュケナージよりは丁寧な音楽作りで好きだが。

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  • ★★★☆☆ 

     |  奈良県  |  不明  |  2009年11月11日

    ポリーニの平均律があったらどんなにか素晴らしいのだろう。かつてベートーヴェンの後期ソナタ集、ブーレーズ、プロコフィエフなどを聞いて思っていたものです。それが遂に出たと言うことで一応期待はしたのですが、しかし。やはり、かつてのポリーニに期待していたものとは、これは別のものでした。これはこれで美しい演奏とは思いますが、出来たらあの頃に録音しておいて欲しかった。正直な感想です。 

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  • ★★☆☆☆ 

    Pianist  |  東京都  |  不明  |  2009年11月03日

    最近…に限らないが、ポリーニには何かを期待してディスクを買い、ほとんど失望しか得られず、聴き返す機会すらないCDが多い。円熟期(のはず)のショパンのバラード、ノクターン… 「一度聴いただけでは分からない」と目の色変えて指摘する方もあろうが、即座に限界が見えてくる演奏というのもある。ホールトーンや音像が世評高いリヒテル盤に似ているが、ベストセラーのリヒテル盤の傾向にあやかろうとしたのか…と下らぬ勘繰りをしたくなるほどガッカリした。楽譜をデジタル化したような演奏だが、実に面白くない。アバドとのベートーヴェンの協奏曲もつまらなかったが、それと同等の出来。かつてのショパンのエチュードやプロコフィエフ、ブーレーズの水準を考えると「何故?」という疑問しか残らない。

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  • ★★★☆☆ 

    聖オーガスティン  |  IRELAND  |  不明  |  2009年10月30日

    ポリーニはロマン派を冷静に弾きこなすのがよかった。バッハはクールな音楽なのだから、それをクールに演奏しても面白くない。それにしてもポリーニ信者の多いのにびっくり。

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  • ★★★★★ 

    KENT  |  福岡県  |  不明  |  2009年10月27日

    圧巻。彼の最近の録音では最高です。待望のバッハであり、期待は裏切られなかった。純度の高さ、完成度の高さには言葉を失ってしまう。厳しい音楽。求道者のそれですね。最近の彼のショパンに失望し、「一体この巨匠は何をやろうとしているのだろう」と思っていた。色気がないしね。ただ、ベートヴェンの作品にしろショパンの作品にしろ、バッハへのオマージュ的なものが多分にあるわけで、ポリーニの創造性はここに修練されていたのかな、などと考えているところです。第2巻もじっくり仕上げてほしい。

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  • ★★★★★ 

    mimi  |  兵庫県  |  不明  |  2009年10月22日

    Polliniがいかに、他の多くの音楽家と違うレベルにいるか、改めて実感させる演奏と思います。この平均律に何かを期待しても、裏切られる。情感、ロマンティシズム、厳格さ、新鮮さ、癒し...どれをとっても、この演奏は大したことはない。否、Polliniがここで、実現しようとしていることはそんなレベルではない、むしろ極力「何も付加しない」...言い換えれば徹底的に恣意性を排除して、Bachの音楽をあるがままに響かせることのみのようです。従って、平均律に対して先入観を排して、対峙した時に初めて聴き手にもその真価が判ってくる、おそらくこの演奏に最も近いのは、チェンバロによるLeonhardtの演奏で、両者は自己の恣意性をあまりにも厳格に排除して、結果その演奏の外見は限りなく何の変哲もなくみえる、という点で共通しているように思われます。もちろん、PolliniのそれはBachをモダン・ピアノで弾くという、永遠のジレンマを仮定とした上ですが、その代償としておよそモダン・ピアノで達成される極限的なピアニズムの世界が展開されます。Prelude Nr.2の開始が、ここまで濁り無くどの声部も明白なピアノ演奏は知りません。これに較べればAshkenazyすら、雑に聞こえる程。演奏の隅々まで神経を張り巡らし、どんな小さな曲でも彫琢を尽くして仕上げる集中力の尋常でない点で、Gouldの歴史的演奏に唯一匹敵すると思います。そう簡単に理解できる演奏ではありませんが、繰り返し聞けば聞くほどその真価がひたひたと迫ってくる、孤高の名演奏です。Polliniが現在の健康状態を保っているうちに、ぜひ第2巻の演奏を届けて欲しいですね。

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