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Mahler (1860-1911)

SACD Symphony No.8, No.10 -Adagio : Tilson Thomas / San Francisco Symphony & Chorus (2SACD)

Symphony No.8, No.10 -Adagio : Tilson Thomas / San Francisco Symphony & Chorus (2SACD)

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Showing 1 - 10 of 10 items

  • ★★★☆☆ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  05/August/2010

    最高評価が多い中、いささか気は引けますが、ま、個人的な意見として書かせていただきます。8番は、開放感とか、壮大さとは、はっきりと一線を画したアプローチ。煽って盛り上げるとか、豪快なクライマックスで圧倒するとか、従来この曲に多かったタイプに属することを拒否し、抒情的で穏やかな世界を描き上げている、という感じです。シャイーとかブーレーズとか、近頃はこういうタイプがむしろ出てきましたね。確かにこの曲は、全編が盛り上がっているわけではなく、むしろ室内楽的に静謐な場面が多く(とくに第2部)、それ故にこうしたアプローチもまた有効であるとは思います。ただそれは一方でクライマックスをしっかりと決めての話。トーマスは線の細い、内向きの穏やかさの方に徹しているような印象で、私としては物足りない。声楽陣も必ずしも満足すべき出来栄えではないなあ。男声陣、ちょっと非力かな。10番はその精妙さがよい方向に働いた名演。美しい曲として再現されております。なお、トーマスの演奏と称する非正規盤の8番が出ておりまして、そちらはスピード感や勢いのある好演でした。あんまり演奏の日付も開いていないのだけれど、何か違うのかな?

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  • ★★★★★ 

    masato  |  新潟県  |  不明  |  09/February/2010

    間違いなく録音は最高。初めて「千人〜」の全てが聴けたような感じ(SACDの2チャンネルです)。とにかく何から何まで聴き取れる、聴き取れる…。高音硬くなく、低音どっしり。微音・弱音から大音響まで、全てが美しく収録されている。もう驚きです。演奏も1級品。演奏が凡庸だったら、名録音も名録音に聴こえないんでしょうね。名録音に聴こえるということは、それだけ演奏が素晴らしいということ。私にとっては、録音も含めた総合点では、これがベスト1です。

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  • ★★★★★ 

    kuzu2001  |  東京都  |  不明  |  19/October/2009

    MTTがロンドン交響楽団以後のポストとして、格下と思えたSFSを選んだときは、意外に思ったものだが、このマーラーチクルスを聞いてきて、不明を恥じるとともに、MTTの本意がわかってきた。特にマルチチャンネルで聞くと、音場の見通しがよく、音楽のすみずみに配された仕掛けが手に取るようにわかる。それでいながら、自然な情感がそこかしこに滲み、この曲に期待される高揚感も期待以上。コンサート以外で、これだけすべての条件を満たしたマーラーの「第8」体験は初めて。 ところで、至る所で「MTT&SFSのマーラー最終章」と喧伝されているようだが、2010年には、真の完結編である歌曲集(リュッケルト、さすらう若者、角笛)が控えている。21世紀最初のディケード(「嘆きの歌」は20世紀だけど)を通してのMTTの仕事を最後まで聞き届けたい。

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  • ★★★★★ 

    恐怖のタヌキ男  |  兵庫県  |  不明  |  01/October/2009

    千人は、これがライヴとは思われないクオリティであり、セッション録音にも劣らない録音で、細部まで磨かれており、マーラーの録音が、ポスト・バーンスタインの世界で大きく変わっていることを感じさせてくれるものでした、聴いて、心底感動しました。ティルソン・トーマスのマーラーは、この前PMFオーケストラとの5番を聴いて感動しましたが、このCDも素晴らしかったです。

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  • ★★★★★ 

    masashing  |  大阪府  |  不明  |  05/September/2009

    長年のリファレンスであるシノーポリ盤(S・92年録音)とほぼ同じ演奏時間なので比較すると、トーマス盤(T)は期待通り、音のなめらかさや透明感はすばらしく、歌手陣の立ち位置やコーラスの口元さえ見えるような鮮やかさはすごいの一言。録音風景写真通り、コーラスが楽団の頭上後方を取り巻いて、頭から降ってくるようだが、反面、音にも少し奥行きが足りないのが唯一の欠点か。 一方Sは、音のダイナミックスではこちらが上で、コーラスの透明感は負けるものの、歌手陣の力量はSの方が一枚上であり、より感動的である。 同じようにベルティーニ(ケルン放響91年)とインバル(東京都響08年)とのライブ盤対決にも当てはまる。 いずれにしても、このTを含めた4枚は、比較的人気薄といわれる第8番の牽引役として手元においておきたい一枚になった。あと一つ加えるとシャイー盤になるか。 こうなると、あのラトル、ブーレーズ、バーンスタイン、ショルティ、テンシュテット、小澤、マゼール、ノイマン、クーベリックなど、棚に眠ったままになる。このあとマーツァル、ジンマンときたら・・・。最後に、この前Youtubeで見たエッシェンバッハ指揮・パリ管弦楽団の8番はとてもすばらしかったので、見ていない方はぜひ見てください。

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  • ★★★★★ 

    としちゃん  |  宮城県  |  不明  |  27/August/2009

    現在のところ、最高の第8CDだと思う。第1部最後の追い込みなど、もの凄い激しさにもかかわらず一糸乱れず。第2部も聴き手を飽きさせずに引きつける手腕。素晴らしい。悠々と演奏するトランペットの響きも美しいです。最後の神秘の合唱で、他パートが休止して女性パートだけが残る箇所がある。最近ではディヴィス盤、古くはデ・ワールト盤も、このスコア通りの効果を引き出していた。本トーマス盤は録音のすばらしさや合唱の実力なのか、ここでよりいっそう感動的な瞬間をもたらしている。

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  • ★★★★☆ 

    フリッチャイマニア  |  埼玉県  |  不明  |  23/August/2009

    今まで一連のマーラー・ツィクルスでは、一見「正攻法」に見せかけつつ、ところどころで意表をついた「タメ」や「あおり」を駆使するMTTの変幻自在な解釈に驚いたものである。 この8番でも、第1部の冒頭回帰の瞬間に拍の感覚が狂うようなタメを使ったり、第2部の最後合唱が終わった後のドラの瞬間にパウゼを入れたり、と、相変わらずやりたい放題。 この解釈を余裕を持ってライヴでこなすのだから、このコンビの充実振りがよくわかる。 ここまで書くと、異端だと思われるかもしれないが、(最初に聴くとびっくりするものの)聴き慣れると説得力のある解釈として聴こえてくるので、決して「トンデモ」ではない。 サンフランシスコの合唱はピッチもかなりよく揃っており、安心して聴くことができる。8人のソリストも充実。 8番の「よりスタンダードな解釈のSACD盤」としては、コリン・デイヴィス盤を薦めるが、演奏の燃焼度、聴後の充実感でMTTをとりたい。

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  • ★★★★★ 

    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  22/August/2009

    祝、全集完結! これが21世紀初頭を代表するマーラー全集として長く聴き継がれてゆくことは間違いないが、一つだけ贅沢な不満を言えば、アイロニーやパロディといった側面の表出がやや弱いこと、端的に言えば、少し陰影が足りないことがこのツィクルスの弱みだった。しかし、このディスクを聴くと、その印象も訂正する必要があるようだ。最初の第10交響曲・アダージョは苦みもアイロニーも兼ね備えた素晴らしい名演。一方、メインの第8はと言えば、もともと暗い側面のない曲なので、ティルソン=トーマスのアプローチに何の不安もない。そして演奏は、これはもう堂々たる横綱相撲。アンサンブルを磨き上げて、総譜の情報を細大漏らさず拾い上げることを主眼にしているが、現在望みうる最高水準とも言える優秀な録音の助けもあって、立ち現れてくる曲の威容の見事なこと。しかし、単なるインテンポ主義ではなく、この全集の随所で見られた、ロマン派への先祖返りのような大胆なアゴーギグがここでも聴かれる。第1部末尾では思い切ったアッチェレランドで音楽を追い込んでいるし、逆に第2部の終わりでは幅広いテンポをとって、いやが上にも壮大さを盛り上げている。当初予定より2年以上遅くなった録音のための演奏会には周到な準備がなされたのだろう。合唱の練度も高く、独唱陣にも隙がない。大所帯の統率をとるのが難しく、たとえばブーレーズもかなり遅いテンポをとっている第1部末尾も、前述の通り、速いテンポで突進するが、アンサンブルには少しの乱れもない。

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  • ★★★★☆ 

    m326  |  新潟県  |  不明  |  16/August/2009

    漸く、待ちに待ったMTT&SFSの第8、発売は嬉しい限りです。一方、第10は、アダージョのみで、5楽章版ではないのですね。MTTらしい堅実な選択とも言えますが、本音をいえば、このコンビで5楽章版を聴きたかった。どの版でもいいので(カーペンター版以外ならば^ ^;)、2楽章以降を録音してくれないかなあ。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  09/August/2009

    ティルソン・トーマスによるマーラー交響曲全集の有終の美を飾る圧倒的な名演である。名演の前に超をいくつかつけてもいいかもしれない。私としても、第8を聴いてこれほどの充足感を覚えたことは殆ど記憶がないほどだ。堂々たるインテンポを基調としつつ、ここぞという時の圧倒的な盛り上がりや、抒情的な箇所の天国的とも言うべき極上の美しさ。合唱団や独唱もいずれも抜群の巧さで、トーマスの卓越した統率力の下、オーケストラともども最高のパフォーマンスを示している。第10は、あのシノーポリの怪演にも匹敵するスローテンポであるが、演奏の性格は全く異なる純音楽的な美演。さらに特筆すべきは、SACDマルチ録音の優秀なこと。特に第8については、その高音質においても史上最高と言っても過言ではないのではなかろうか。

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