たーさん  |  神奈川県  |  不明  |  2012年01月04日

クラシカジャパンが主にコンサートの部分だけを放映したのをハードディスクに録っておいて去年暮れにＤＶＤへ移す際に改めて視聴した。そのあとこのレビューのページに思い当った次第。 　演奏についてのさまざまな指摘についてはゆっくり勉強させていただくことにして行事の記録としての面について感想を記したい。 　にゃおにゃお金さんの記述に共感を覚えた。マゼルとコンサートマスターとの会話で出てくる｢音楽の力｣とはまさにその通りだ。無論手放しとはいかないにせよそれを信じなくて音楽を聴く資格があるだろうか。マゼルが演奏する曲に因ませて｢平壌のアメリカ人という曲｣を夢として語ったり，楽員たちのバーンスタインへの変わらぬ尊敬に言及して｢キャンディード｣序曲を自らは姿を消して披露したのもわたしはその文脈でとらえた。｢アリラン｣については言うまでもあるまい。 　あの日あそこにいた人たちはあの国でほとんどあらゆる意味において幸運な立場・境遇にあると推測できるが，幸運は幸福を直ちに意味しない。その人たちの胸の内に去来するものについて想像をめぐらすことなくこれを視聴きすることなどわたしにはできない。｢政治的なもの｣に深入りはしないが， 権力の庇護の下にあってそのことで良心を苛まされる人はどこの国にもいておかしくないわけで，そういうことに目を閉ざしてただやみくもに怖がるのは遠くにいて面白がってみせるのと同じでは？ 　

 

著名な登山家  |  和歌山県  |  不明  |  2009年06月04日

New Alessiさん、フルハイビジョン映像でブルーレイ盤をご覧になったことはありますか。DVDとは段違いですよ。30年前に来日したニューヨークフィルを聴きましたが、その時と比べて女性と東洋人の奏者が多いのにびっくりしました。アンコールのアリランはなかなか感動的な演奏でした。ただちょっとくどいかな。もう少しあっさりとしていてもいいのではないのでしょうか。

 

New Alessi　  |  千葉県我孫子市  |  不明  |  2009年03月21日

演奏はやはり個人的にトロンボーンに釘付け。アレッシ氏軍団の、あのビッグで音程抜群のアンサンブルは鬼。しかし、カメラのタイミングには不満が残るが、音質・画像は共に良く、ブルー・レイ版はいらないのでは…？それと対照的に聴衆・北朝鮮の方々の表情が鉄仮面でこれも鬼。この非常に政治的イデオロギッシュな雰囲気はやはり異様。僕は怖いので演奏画面に徹する事にします。ホントに怖いので評価は一つ減らします。

 

オペラベース  |  北海道  |  不明  |  2009年03月07日

鈴木氏や他の方々のレビューに共感します。アルルの女でバストロンボーンがかなり高い音域のメロディーをソロで吹いて１stと２ndが白玉の伸ばしをやる（しかも１stは2ndより低い音で）という編曲の間違いを（１stと３rdを写し間違えた）そのまま演奏していたのには驚いた。 あと、マゼールだけタキシードにノーネクタイなのは何故？

 

宇野珍会長  |  色紙  |  不明  |  2008年12月01日

詳細は鈴木氏の評に大賛成だ。ぼくがもっとも腰を抜かしたのはガーシュウィンだ。ＭＴＴの名人芸を聞いてしまった以上、他の演奏は聞けなくなったが、マゼールはシンフォニックな面を加味しつつもセンスのよさを示した。クリ管盤より遥かによい。これはベストを争う名演だ。北朝鮮のオケを振ったシーンが僅かながら見られる。やたら上手くて明るいが、開放感を感じさせない異様さを特筆したい。

 

にゃおにゃお金  |  市川市  |  不明  |  2008年10月25日

鈴木淳史さんのレビューとほぼ同じ感想を私も持った。このコンサートを政治的側面からいろいろ批判するのは容易であろう。聴衆も一部のエリート層に相違ない。でも、全てを視聴して純粋に「音楽の力って凄い！」と感動させられる。終始硬い表情だった平壌の聴衆たちが、終演後実に良い表情になって、オケの面々に手を振り続ける場面や、その時の舞台裏でのマゼールと、ディクテロウ（コンマス）の会話には、不覚にも思わずジーンと来てしまった。とにかく必見の１枚！！

 

aki  |  神奈川  |  不明  |  2008年10月20日

画質も音質も最高！ドキュメンタリも大変面白い！北朝鮮の様子を大変リアルに伝えたところは実に興味深い。

 

DVDマニア  |  関東  |  不明  |  2008年09月25日

ブルーレイディスクの仕様はMPEG4AVC, PCM2.0, 5.1, 48kHz/24bit, 本編も日本語字幕つき。たびたび映される完全正装・金日成バッチ着用の聴衆が異様。ブルーレイディスクらしい高画質。キャンディードでちょっとした演出。