(Xrcd24)Le Sacre Du Printemps:Ozawa/Cso
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一人のクラシックオールドファン | Hyogo | 不明 | 02/April/2013
後年の小澤征爾/SKO演奏はきれい事の少し鳴り物入りというか美談じみたものがつきまとって確かに彼に仕えるメンバーが一体になった諸盤は聴きものではありますが私は私自身年をとったせいか彼の若い頃のこれから世界に飛び立とうとする熱き情熱に満ち溢れた頃の演奏の方が好きなのであります。シカゴSOを指揮してのストラヴィンスキー「春の祭典」は小澤が33歳の1968年に録ったもの(タイム15’07+17’39)でこの変幻自在・複雑な音の重なり&変拍子の大作を冴えたバトン・テクニックでよく整理された仕上がりとなって更に特筆すべきは彼の本来持っている(と私が勝手に思っている)茶漬け味がこの曲に求められがちな乙女生贄儀式の野生的で原始官能的な雰囲気を軽減している処が評価の分かれ目でしょう。私は小澤/シカゴSOコンビの演奏ではLP時代に「シェエラザード」を聴いて同じ様な印象を持ったのですが何もよくロシア指揮者演奏に出会う様な厚塗りでなくても良いとは思いました。第一部ファゴット曲頭から管のとにかく各音が透明で次のステージに入る辺りの聴き初めには底から突き上げるイメージに乏しいと感じましたが第二部この曲核心部でのバランスあるスピード感は颯爽さと共に聴き処とは思います。この「春の祭典」は小澤の管弦楽曲中心の演奏活動1960〜1980年代での代表的レパートリー曲の一つであり1979年にはボストンSOを振って再録(同15’33+17’26)しております(DVDでも1983年バイエルンRSOとの演奏もある様ですね)。併録の「花火」(同3’35)はオーケストラ切れ味性能試験みたいな感じでした。本盤は高音質も期待されますね。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)0 people agree with this review
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 17/July/2011
小澤は、ストラヴィンスキーを得意中の得意としている。とりわけ、バレエ音楽「春の祭典」は十八番と言えるところであり、本盤におさめられた録音のほかにもボストン交響楽団とともに再録音(1979年)を行っているほか、コンサートでもたびたび採り上げているところだ。本演奏は1968年のスタジオ録音であるが、小澤はいまだ30歳代前半であり、小澤としてもこれから世界に羽ばたいて行こうとする熱き情熱に満ち溢れていた時期である。冒頭からテンションは著しく高くパワー全開であり、若き小澤ならではの凄まじいまでの燃焼度の高い演奏を展開していると言える。快速のテンポやスローテンポなどの変幻自在のテンポ設定や猛烈なアッチェレランド、部屋がぶっ飛ぶのかと思うほどの大音響を炸裂させるなど、ありとあらゆる大胆な表現を駆使して才気溢れる圧倒的な爆演を展開しており、これこそ正に切れば血が噴き出てくるような渾身の大熱演と言えるのではないだろうか。本演奏はスタジオ録音であるが、とてもスタジオ録音とは思えないような灼熱のような燃焼度を誇っており、第2部の終結部ではあまりのド迫力に完全にノックアウトされてしまった。このように終始ハイテンションの小澤の凄まじい指揮に、一糸乱れぬアンサンブルで最高の演奏を展開したシカゴ交響楽団のとてつもない超絶的な技量にも大いに拍手を送りたい。音量といい、技量といい、シカゴ交響楽団はこの当時からスーパー軍団であったことがよく理解できるところだ。本盤冒頭におさめられた併録の幻想曲「花火」も、若き小澤ならではの素晴らしい名演だ。そして、本盤でさらに素晴らしいのはXRCDによる極上の高音質であると言える。本盤は今から40年以上も前のスタジオ録音であるが、きわめて鮮度の高い高音質に生まれ変わったところであり、あらためてXRCDの潜在能力の高さを思い知った次第だ。いずれにしても、若き小澤による才気あふれる圧倒的な超名演を、XRCDによる極上の高音質で味わうことができるのを大いに歓迎したい。2 people agree with this review
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