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CD ミケランジェリ DGコレクション (8CD)

ミケランジェリ DGコレクション (8CD)

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検索結果:26件中1件から15件まで表示

  • ★★★☆☆ 

    Papachan  |  北海道  |  不明  |  2016年07月24日

    徹底して磨き抜かれた音の響きは確かに素晴らしいものがあります。その点において、ドビュッシーは名演奏と呼ぶのに、何の躊躇もありません。ショパンのマズルカも、これはこれでおもしろいと思います。しかしその他は「?」ばかりです。協奏曲は、その演奏の良しあしはともかく、カラヤンがそうしていたように、指揮者がソリストを含め、すべてをきちんとコントロールできないと、歪んだ、あるいはいびつな演奏になってしまいます。ベートーヴェンはその点特にいけません。ジュリーニが、言うなればオケを「横に振る」ことで、ミケランジェリのピアノの美しさを際立たせようとしたのでしょうが、本末転倒の極みです。そもそも納豆のように粘る(?)ジュリーニと、ミケランジェリでは目指す方向性がまったく違っています。したがって、全体としてはひどく締まらない演奏、と言わざるを得ません。その点ではクライバーとの共演が仮に実現したとしても、この盤以上にちぐはぐになるであろうことは想像に難くありません。モーツアルトは、そもそもミケランジェリがすべてをコントロールするつもりでガーベンを指揮者に選んだのでしょうが、そもそもモーツアルトが彼の音楽性に合わない上に、やや演奏が崩れ気味なのは、「wilhelm」さんご指摘の通りだと思います。得意曲だという、ベートーヴェンの4番ソナタもやや期待外れ。いちばんいけないのがブラームスのバラード。音楽が流れていません。表面上の音響の美しさで比較すれば、確かにギレリスの上をいくかもしれませんが、ドビュッシーのような弾き方でブラームスを弾いても音楽は流れないのです。したがって、出来上がった音楽はギレリスに遠く及ばないのです。不世出の名ピアニストの、貴重な録音であることは間違いないでしょうが、私にとっては、残念ながら彼の欠点を強く印象付けるものとなってしまいました。

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  • ★★★★★ 

    遊悠音詩人  |  埼玉県  |  不明  |  2013年08月11日

    ピアノ芸術の美の頂点!これを聴かずして何を聴く?論評が長くなるがお付き合い願いたい。さて、@ベートーヴェンの協奏曲は、かつてはクライバーとの共演が予定されていたことでつとに知られている。共演が幻に終わったことを歎くファンも少なくないが、私見としては、仮に共演が実現していたとしても名盤にはなりえなかったと思っている。ミケランジェリのバックを務められる指揮者は、ガーベンやジュリーニのように彼に屈服出来る人か、もしくはチェリビダッケのように、彼をして驚嘆させる程の強烈な芸風を持っている人か、いずれかである。ミケランジェリにとってクライバーは、何れにせよ及第点以下だったのだ。そのベートーヴェンであるが、少なくとも《皇帝》に関してはチェリビダッケ&スウェーデン放送響の69年ライヴ(ヴァイトブリック)の方が一枚上手だ。ミケランジェリの透徹したピアニズムは歳を追う毎に衰退(それでも、余人の追随を許さないレヴェルであることには違いないのだが)し、特に本盤収録のモーツァルトはその傾向が強いが、60年代のミケランジェリにはより完全無欠な技巧と美音があったのだ。とはいえ1番も3番も彼ならではの繊細な表現が随所に聴かれ、とかく“重厚感”の名の下に看過されがちな精妙さが抜きん出ている。Aドビュッシーも名演である。ドビュッシーは印象派音楽の先鋒として知られ、殊に色彩感覚に優れている。そうした芸風を見事に再現してみせたピアニストとしては、無論フランソワが筆頭格である。軽妙洒脱で即興的、それでいて気品すら漂わせるという意味では、右に出るものはいないであろう。一方のミケランジェリは、ある意味フランソワと対極である。軽妙洒脱とか即興などとは縁遠い、隅々まで計算され尽くした打鍵。即興などというその場凌ぎの刹那的快楽など知ったことかと言わんばかりの、端正にしてクール、しかも微塵の曖昧さも感じさせない演奏である。ドビュッシーに付き物のもやついた感触が全くないのだ。殊に《沈める寺》と《水の反映》は絶品!Bショパンがこれまた凄い。ショパンの歴史的名盤といえば、真っ先にルービンシュタインの名が挙げられるだろう。作曲家と同郷にしてショパン・コンクールの審査委員長も歴任する程の権威だが、個人的には技術的な稚拙さ、特にミスタッチの多さが気に食わなかった。勿論、機械的ではない人間的な温かさを褒めちぎる論評を嫌というほど聞かされた上での話だ。敢えて言う。ルービンシュタインは下手くそだ。ここでのミケランジェリの打鍵、なかんずく音と響きの関係を注視するがよい。《バラード》や《スケルツォ》における場面展開毎の鮮やかな弾き分けは、殆ど神憑り的な美しさだ。一見無機質に感じる透徹しきった打鍵の中から、繊細至極なニュアンスが立ち上る。しかもお涙頂戴という女々しさなど皆無で、むしろ極めて男性的なショパンが描き出される。こんなショパンは、滅多にあるものではない。Cブラームスも、例えばギレリスの“鋼鉄”という名の雑音を聴いてしまった耳には、まるで別次元に感じられるだろう。分厚い和音ゆえ混濁しがちな響きが、ここまで透明感を伴って再現された例を私は知らない。……クドクドと書き連ねたが、とにかく驚きと発見、それ以上の根源的な感動へと誘う本盤。ピアノに少しでも興味のある人なら、聴かない理由はないだろう。

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  • ★★★★★ 

    Human@TheEarth  |  静岡県  |  不明  |  2011年08月04日

    今さら言うことありません。キャンセル魔だろうが、性格が偏っていようが、こんな神様のような演奏のできる人間って、貴重です。

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  • ★★★★★ 

    moritan  |  愛知県  |  不明  |  2010年12月13日

    No.7・8のドビュッシーは最高だ。単音の響き・輝きは他者の追随を許さないのではないだろうか。このボックスの宣伝文句にあった『磨き抜かれた美しい音とエレガントな歌いまわし』は『唯一無二といっていい見事なもの』としか、言いようがない。もちろん、他の作曲家の曲を演奏したモノも『精錬された音そのもの』で築き上げられた、聴きごたえ十分なものであるが、私としては、アシュケナージの演奏を主として聴いて来たので、好みの分かれるところではあった。いろいろな演奏家の優れた響きを聞き分ける価値のあるものとなった。しかし、再度言うが、ドビュッシーの『前奏曲』は一曲一曲が一つの絵になっているようだった。良いものを聴かせてもらっている。

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  • ★★★★★ 

    伊豆の西風  |  静岡県  |  不明  |  2010年11月20日

    僕は本が大好きで”文学畑”で育ちました。 悔いは残らぬ積りですが果たして此処に収められたCD1枚を傾聴するにその価値が匹敵しうるのか? 自信が有りません。

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  • ★★★★★ 

    wilhelm  |  埼玉県  |  不明  |  2010年06月17日

    個人的にはミケランジェリの全盛期は40〜60年代と考えているが、録音状態を加味すると、このDGの一連の録音はどうしても所有していたいところだ。ミケランジェリの場合、他のピアニストとは比較にならないほど音、響きが重要で、勿論生で聴ければそれにこしたことはないが、今となってはそれも適わないわけだから、彼の音響感覚を味わうためには、このDG盤は必須と言える。レコードに較べ音に広がりがもう一つだが、あまり文句を言っても仕方がないだろう。演奏について書くと、ドビュッシーの『映像』と『子供の領分』、ショパンの『マズルカ』、そして全盛期のシューマンが圧倒的に素晴らしいと思う。シューマンは後年EMIにも録音しているがまったく別物だ。残念ながらモーツァルトはリズムが崩れている。元々モーツァルトは得意ではなかったが(ピアニズムでどうこうという作曲家ではない)、若い頃の演奏には独特の魅力があった。病のせいもあって、ここではそれも消えている。ベートーヴェンももっと早く録音してもらいたかった。また、カルロス・クライバーとのセッションがおじゃんになったのはフォンからすると痛恨! 気難しすぎる。愚痴ついでに書くとスカルラッティがないのも痛い。演奏会も滅多に開かず、しかも当日になってキャンセルもあるし、といってグールドのように録音は残すというのでもなく、ファンにとってはまったく困った人だった。本意ではないだろうが、ライブ盤が珍重されるのもむべなるかな、といったところだ。蛇足だがベートーヴェンの『皇帝』を気に入った人はDVDも観てみるといい。珍しく派手にミスタッチしているが演奏の生気が違う。強靱にして柔らかな指の動きは、観ていて惚れ惚れする。

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  • ★★★★★ 

    一クラシックファン  |  兵庫県  |  不明  |  2009年05月20日

    当然のことだが廉価なライブBOXに比べて音質が格段によく、ミケランジェリの音の透明感が鮮明になっている。お薦めはショパン集。こんなショパンは今まで聞いたことがなかった

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  • ★★★★★ 

    レエル  |  不明  |  2008年07月03日

    ブゾーニの遺産を受け継ぎながらも自らの構成的 合理的特性と同化しつつ自らのものとして内蔵し、音楽のもつもっとも美しい調和の数値や法則性を、複雑な演奏のなかに見い出したようだが、それらを説明することは牽強附会過ぎるかも知れない。モーツァルト13番では動きをはらんだ静けさがいきいきと感じられ、またベト1番や他の演奏も平淡を装いながら癖のあるアクセントの置き方、かなりゆっくりとしたテンポの設定、Agogik(緩急法)等、至るところでの細やかな配慮が演奏を一種独特なものにいる。『ここに演奏がある』と云うベト皇帝らしさ?は期待を遥かに超え、これにオケもよく追随している。後ショパンやドビュッシーは避けて通れない演奏で、この素晴らしさはビル・エヴァンスも認めていた事だろう!永久必聴盤。

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  • ★★★★★ 

    カリメロ  |  日本  |  不明  |  2008年01月26日

    なんか音がかっこいいな

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  • ★★★★★ 

    trigger  |  東京都  |  不明  |  2007年08月05日

    ミケランジェリのモーツァルトには、妖しい色香が伴う。例えば20番の協奏曲のピアノの入りを他盤と比較してみると良い。儚いモーツァルトを意識に上せずに聴けば、この独特に不健康な美に気付くだろう。素晴らしいのはブラームスの4つのバラード。特に第2番は作曲者とピアニストの二重映しになった孤独が聴き手を捉えて離すまい。

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  • ★★★★☆ 

    たか  |  東京  |  不明  |  2006年11月11日

    私もショパンがいいと思う。ドビュッシーは71年に録音した3曲の方が後年の前奏曲集よりも良い。後年の録音は精妙だがややストイック過ぎて伸びやかさに欠けるのではないか?その中ではブラームスとシューベルトが曲想に合っていて素晴らしい。枚数を減らすためにカップリングが大きく変更されているのは残念。

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  • ★★★★☆ 

    犬くんくん  |  縦浜  |  不明  |  2005年11月13日

    10枚セットのBOXより、絶対にこちらのほうが良い。ピアノの状態が遥かに良いと思う。ミケランが好きならば、値段以上にこちらのほうが価値があると思うけど。

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  • ★★★★★ 

    憲一郎  |  さいたま市  |  不明  |  2005年06月21日

    92年のミケ氏来日の際、私は幸運にもそのリサイタルで彼の音楽に接することが出来た。音の消え行く先まで見通すかのような透徹した音楽の素晴らしさはこのドビュッシーでも良く聴くことが出来る。ことに左手の和音とペダリングによる低音の響かせ方が独特の美しさだと思う。ライブの凄みという点では、ベートーヴェンのP協1番のカデンツァが鬼神のごとき演奏。5番とあわせて、故ジュリーニともどもスケール雄大で素晴らしい。

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  • ★★★★★ 

    ロマンティック  |  神奈川県藤沢市  |  不明  |  2005年05月28日

    ミケランジェリというと直ぐにドビュッシーの演奏ばかりを持ち上げる人に、他の演奏家の作品も素直に聴いて欲しいものです。モーツァルトやベートーベン等の一音一音の音色やニュアンスの違い、微妙なリズムの変化の素晴らしさを味わうには絶好の選集です。

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  • ★★★★★ 

    蓮華人  |  船橋市  |  不明  |  2005年03月22日

    ドビュッシーやショパンなどダブってしまったが組み替えで曲目が増やされていて、こちらを聴く機会が増えそうだ。モーツァルトは私でも弾ける簡単なコンチェルトなのに、ミケランジェリの演奏で聴くと、随分、難しい曲のように感じられる。超絶技巧をもって演奏すれば、もっと簡単に聞こえても可笑しくないのに。やっぱりただ者ではなく、そのモーツァルトも確かに尋常じゃない。合う合わないの問題でなく、重い軽いの問題でもない。もっと音楽の深い部分が、その先にありそうな気がする。

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