stalker  |  日本  |  不明  |  10/April/2004

まさかの最高傑作。全盛期を過ぎたアーティストの大半が、過去の作品のコピーに終始している中で、ハミルだけは確実に進化し続けている。そして遂に、とてつもない作品を創り上げてしまった！前作「Clutch」も、確かに力強い傑作だった。だが今回は特別である。不完全燃焼気味だった前々作「What,now？」で試みられた深い精神世界への迷宮の旅は、見事なまでに完成されたかたちで結実し、もはや過去の作品群がかすんでしまうほどである。

 

Hammillist M  |  Japan  |  不明  |  04/April/2004

　昨年１０月にこのアルバムのための録音をすませたDavid Jacksonは、このアルバムを「傑作」だと評した。またPeter Hammillが退院したばかりのクリスマスには、このアルバムの素晴らしさを褒め称え、仕上がってくるのが待ち遠しいとまで語ってくれた。言語の可能性のなさと支離滅裂さについての全１曲、４１分半のこのアルバムは、とてつもなく素晴らしい作品に仕上がっている。これまでの集大成という枠を超えて、新たなる音楽の試みが始まったことを実感させられるものだ。これを聴かずしてＰＨの音楽は語れない。