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ビゼー(1838-1875)

DVD 『カルメン』全曲 クライバー&ウィーン国立歌劇場 

『カルメン』全曲 クライバー&ウィーン国立歌劇場 

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    西荻椿山  |  東京都  |  不明  |  2013年02月16日

    旧世代の本曲の舞台映像としては、本盤か87年レヴァイン/メトロポリタン歌劇場盤のどちらかです。スペクタクルとしてはメトだろうと思うのに実際は本盤のほうが上です。まずミカエラ(S)です。歌はあるいはメトのほうが上かもしれないが、白人であるので自然に感情移入できます。アップではやや年齢がみえるが、お胸など顔をうずめたくなるほどで、ホセ(T)ジプシー女だって?やっちまったなと十分思わせてくれます。さて、このオペラを観た後、だれもが口ずさむのは主役2人の歌(いい歌がいっぱいあるにもかかわらず)ではありません。そう、エスカミーリョ(Br)の闘牛士の歌です。性格もさっぱりして男らしく、恋愛の本質もわかっていて、刃物の扱いだけでなく全てにおいてTに優っています。カルメン(Ms)が心変わりするのも当然なのです。それを舞台で納得させられるかですが、声はメトのほうが上でしょう、しかし容姿はどちらも猿じみているのですが、やや本盤のほうがマシです。次にTです。よく歌えているのは本盤のほうです。が、マザコン気味に育ち、莫連女にいいようにあしらわれる役にはメトのカレーラスのほうが似合っています。いよいよタイトルロールですが、平均以上で気立てもよいSをふりきってふるいつきたくなるような魔性の女には残念ながらどちらもみえません。額のしわの方が嫌(メト)か首の太さのほうが気になる(本盤)かで選ぶほかありません。声や演技は本盤のスラヴ的鈍重さがメトより不利です。タイトルロールの歌手が容姿も素晴らしく踊りも上手なんてめったにあることではありません。だから、まわりには美女を配し、ダンサーをからませる必要があります。それでもごまかしきれないときは人海戦術です。しかし、活人画中で主要人物が紛れてしまってはいけない。そういうところをゼッフィレッリという方はよく心得ています。ピットのむこうに幕が開いたときオオッと思うのはこちらのほうです。第4幕では本物の馬に人を乗せ何頭も出してメト顔負けです。そして、本盤の最高の視覚の快楽は舞台にはなくなんと指揮者なのです。かの巨匠ミルヒ・シュトレーゼマンが来日時京都のお茶屋でインタビューに応じ「指揮者、見た目たいせつでーす。」と語ったのは誰一人知らぬ人とてありません。弟子のカラヤンが忠実に教えを守ったことは、ジャケ写などにうかがわれます。ただ、彼の場合意識的だったのが、天才C.クライバーに及ばないところで、音楽にまでわざとらしいだのやろうとしていることがみえすいているだのという非難を招いてしまいました。この公演で一番楽しんでいたのは間違いなくC.クライバーです。盛り上がると(声は出していないだろうが、)一緒に歌っていますよ。そして、ここは感情をこめてというときの両腕と上半身の動き、弱音のときの左手のヒラヒラ、逆に終結、余韻をたちきるかのような振り下ろし、強烈なタクトの下からの突き上げなどなど本曲で独自のバレーを編み出し踊っているみたいです。それが天然、自然で動きがしなやかなので目がはなせないのです。見る指揮者の究極です。正直、舞台は右片隅に小さくして終始彼の姿を映している映像が売り出されれば即決ゲットしますね。その反面、彼の12CDボックスはなかに名演の誉れ高いものもあるにかかわらず私は2度とかけたことはありません。姿なしでは無二の演奏とは感じないのです。最後に78年当時のウィーン国立歌劇場の観衆にもふれないわけにはいきません。皆様今日こそは一大イベントときばって着飾ってきていて大盛り上がりです。会場、観衆が所帯じみていては本当のオペラにはならないことを教えてくれます。舞台観衆一体となった祝祭を大昔の階上個室の貴族みたいに珍味佳肴を並べ、美女と一緒に、ワインを傾けながら観ることもやろうと思えばできるのだから有難いことです。

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  • ★★★★★ 

    TKOクラシック  |  神奈川県  |  不明  |  2012年01月28日

    購入後、DVD書籍の『オペラコレクション』の創刊号でも販売されました。伝説の指揮者クラ様がオペラなのにやたら映ります。絵になるんですね。人気があるんですね。クラ様指揮のオペラとなるとやたらクラ様が映るような気がします。もちろん★5大満足です。

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  • ★★★★★ 

    伊東洋輔  |  神奈川県  |  不明  |  2010年06月01日

    青池保子「エロイカより愛をこめて」中のウィーンを舞台にしたエピソード「皇帝円舞曲」の前半で、エーベルバッハ少佐がCIAやKGBの「白クマ」とともにオペラ座で「カルメン」を観劇するシーンがありますが、この画を見て「あ、作者は絶対この映像をNHKで見て、この画を描いたな」と気付いたヒトはどの位いるだろうか。・・まァそれはともかく、クライバーを聴く快楽・視る快楽を存分に満たしてくれる、まさに究極のオペラ体験が、ここにある(もちろん本当の娯楽は生で接する事だとは百も承知ですがね)。

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  • ★★★★★ 

    仔牛ののぶちゃん  |  大阪府  |  不明  |  2009年10月05日

    久し振りに見てみました。いいですねー。オペラハウスの盛り上がりが伝わってきます。ユニテル・カラヤンの不自然さとは対照的です。オブラスツォワのカルメンは堂々としていて、ダメ男を振り切って自立して生きてゆく女の意地がよく出ています。ドミンゴも甘すぎる男を好演です。演出も素晴らしく、カルメンはこれが私のピカイチです。

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  • ★★★★★ 

    団塊のアマデウス  |  愛知県  |  不明  |  2009年09月19日

    狭い舞台の中で、様々なエキストラの演技と表情が決して邪魔にならず『カルメン』の舞台演出に意味をもたらしている。決して飾りではない処が素晴しい。主役の独唱と表情のアップが特徴の映像ソフトが多い中で、『クライバ−のカルメン』は異彩を放っている。音楽の流れ・リズムと登場人物の動きがピタッと一致しているのもクライバ−の指示・演出の成果。  

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  • ★★★★★ 

    OLD FAN  |  TOKYO  |  不明  |  2009年03月14日

    躍動感あふれるクライバーの指揮だけで購入の価値あり。ただし、カルメン役のエレーナの容姿は・・・です。

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  • ★★★★★ 

    烏  |  広島  |  不明  |  2009年02月18日

    まずはクライバーが素晴らしい。また、細部まで行き届いたゼフィレッリの演出も見事だ。ビゼーが見れば感涙に咽びそうなほどアンダルシアムードが全編に横溢している。あえて欠点を挙げるならば、ふくらみに欠け、やや金属的な音質には不満が残る。それから、ドミンゴのホセが容姿・声ともに立派すぎて、マズロクのエスカミーリョの影が薄すぎることだ。しかし、今に至るも間違いなくNo.1の「カルメン」だ。

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  • ★★★★★ 

    syun  |  東京  |  不明  |  2008年04月26日

    カルロスの指揮は言うまでも無いが、オブラスツオワのカルメンが良い。たっぷりと歌わせて、最近の歌手のような声のちじこまったような歌い方からすると、流石に30年前の歌手は違うなあと思ってしまう。ドミンゴはややカルロスに流されてか、力ずくの歌い方。ゼッフレッリの動的な演出も指揮とよくマッチしている。欲を言えば、もっとカルロスの指揮姿を沢山映して欲しかった。カルロスが気に入って、私はこのDVD3枚買っちゃいました。

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  • ★★★★★ 

    ito  |  横浜  |  不明  |  2008年04月25日

    追伸。なぜ第4幕の前奏曲でカルロスの指揮姿が観れないんだ!‘怒’ですよ!

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  • ★★★★★ 

    kazu  |  東京  |  不明  |  2008年04月21日

    追伸。音質もかつてのexclusive盤よりずっと良いと思いますが。ゼッフィレッリの演出もクライバーの指揮を際立たせている。というか2人で綿密に打ち合わせたのでしょうが。歌では主役2人が(特にドミンゴが)素晴らしいです。

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  • ★★★★★ 

    kazu  |  東京  |  不明  |  2008年04月21日

    といかく病み付きになりますね。このクライバーの強烈なインパクトは。後を引く....!オペラなのに、以外に指揮姿が多いのも(クライバーだからでしょうが。)うれしい!感激!

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  • ★★★★★ 

    ito  |  横浜  |  不明  |  2008年04月21日

    クライバーの指揮がとにかく強烈であり、聴くものを完全に圧倒する。ここまでする必要があるのかと思う反面もあるが、説得力は極めて強い。「カルメン」の解釈で、ここまで凄く抉りこめるのは、初めて聴いた。ただ、逆にオペラの解釈として、反発も出てもいいような気もするが。歌手ではドミンゴが傑出している。やはり、この頃の3大テナーを聴くと、最近のテノールが、いかに小粒なのかが良くわかる。オブラスツォワも素晴らしいが、他の歌手は平凡。ちなみにexclusive盤よりは、音はいいと思う。

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    名無し  |  青森  |  不明  |  2008年04月12日

    このDVDが出る数年前、NHK芸術劇場のVHS録画を自習監督の時に見せたら(音楽教諭が自習課題を忘れた)、生徒の一人がかぶりつきで見てた。この上演にはそれだけの価値があると思う。…でも、DVDだと指揮が僅かに遅れるのはなぜ?…録画テープでは凄いタイミングでオケが反応してたのになあ。その解答をBD化の際に出して貰いたい。

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    りひ狂  |  山  |  不明  |  2008年03月06日

    クライバーはもちろん、音楽、歌手、演出、カメラワーク、字幕、オケもうますぎ! これだけの能力が集結するなんてすごい…。それにしても何よりエレナ・オブラスツォワ! 妖艶な演技の合間に見せるちょっとかわいい?笑みにゾクゾク…、やられちゃいました!

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    Bahtz  |  佐賀  |  不明  |  2006年12月18日

    もうずいぶん昔のことになりますが、NHK教育TVで放送されたものを友人に借りて(当時、うちの地区はまだ音声がモノラルでした)見たときの衝撃がよみがえりました。クライバーの華麗な指揮もたっぷり、オブラスツアもドミンゴもすばらしい。もうカルメンでこれ以上の名演はありえないのではと思わせます。唯一残念なのは、DVD化されたことであの「花の歌」の後の熱狂的な拍手(おそらく5分以上続いていた)がだいぶんカットされていたこと位です。

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