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ビゼー(1838-1875)

DVD 『カルメン』全曲 クライバー&ウィーン国立歌劇場 

『カルメン』全曲 クライバー&ウィーン国立歌劇場 

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  • ★★★★☆ 

    ユローヂィヴィ  |  大阪府  |  不明  |  2011年07月17日

    『カルメン』は戯曲がしっかりしている。 オペラに無理はつきもののようだが、無理がない。 クライバーの人気の高さ・期待は彼が指揮台へ上がった時の拍手の大きさからも感じられる。 個人的にはざつなところもあるように感じられたが、テンポよく進めて行くスピード感がいい。 決めるところはしっかり決めて聴く人を感動させるのだからすごい。 メリハリがしっかりしている。 第2幕のジプシーの歌はリズムがズレているがそこが逆にリアルで客席を沸かしているし映像で観ていてもぞっとした。 第2幕第4景の五重唱も素晴らしい。 ミカエラのイゾベルブ・キャナンがいい。 映像の乱れが少しある。 もともと商品用に撮った映像ではないのでアングルもあまりよくない。 ≪演出≫ 群衆の衣装は貧しさをリアルにあらわしすぎているように感じた。 ホームレスのような人生に疲れた?(人生を諦めた)ような演技(ポーズ)をとらせるのはどうなんだろうか? 個人的にはもっと明るい市場の雰囲気を出して欲しかった。 しかし、クールベの絵から抜け出したような女性の衣装や舞台セットはいい。 第4幕など特にそうだが、群衆が多すぎると思う。 ごちゃごちゃして闘牛士たちやエスカミーリョやカルメンがひきたたない。 立ち位置を変えたらもっとすっきりすると思うのだが。 もっとも映像で観るアングルと客席から観る舞台は違ってみえるのだが。

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  • ★★★★☆ 

    ふぃるはーもにー  |  大阪府  |  不明  |  2010年01月06日

    クライバーの魔術的な指揮と、ドミンゴの若い歌(演技)が聴ける(見られる)のが最大の価値です。 音質については、放送用のものなので↓の方が書いておられるとおり、オーケストラピットの中にマイクを立ててオケを主に収録しているものに特徴的な音質です。 (少し以前のFMでのオペラライブの録音の音質は皆こんな感じでした。ただ現在でも近接マイクはピット内に配置するはずなので、最近の録音はもしかしたらエフェクトとかかけてるのかもしれません。) 歴史的録音のような音質の「悪さ」ではないですが、「記録」的なニュアンスの強い録音であり、ホールいっぱいに鳴り響くオケの音を求める方には適していないかもしれません。 よくもわるくも、「テレビの音」「FMの音」の延長上の音質ではあります。(ただし、後からイジってない正直な音質ではあります。) 歌手は通常公演のライブとしては当時の平均はクリアしてるとおもいますが、オブラスツォワは音程がフラットで大味に僕には聴こえます。あと当時の慣習かもしれませんが、カットが比較的多いのも、好みを分かつかもしれません。 この盤は誰がみてもぱっとわかる面白さに満ちてるという意味では、カルメンというオペラの入門用にも悪くはないとはおもいます。指揮の見た目と出てくる音楽の奇跡的な一体感(「劇」だから余計にクライバーの持ち味が生きてるとおもいます)を随所に味わえるので・・・ ただ、カルメンという作品を過不足なく味わいたい方は、また、カルメン役もバランスのとれた演奏を選ばれて、その後、この演奏をお試しになるのもよいかとおもいます。

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  • ★★★★☆ 

    paxdomini  |  京都  |  不明  |  2009年02月11日

    映像で見られる中ではミゲネス・ジョンソン−ドミンゴ−マゼール盤に並んで興奮できる作品です。クライバーの活き活きしたテンポ設定も気持ちがいいし、ドミンゴもそれに応えるかのような伸びのよい歌いっぷりです。「花の歌」で拍手が鳴りやまないのも頷けます。ゼフィレッリの演出も超一流です。一幕のたばこ工場前広場での昼休みの様子など、ウィーンの奥行きの広い舞台が十分生かされていて、一見、ただの人海戦術のような印象を受けますが、 それでいて各人がそれぞれの動きをしているのには感動します。二幕の酒場も、特に最初の大騒ぎの様子

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  • ★★★★☆ 

    大内 昇  |  春日町  |  不明  |  2008年03月13日

    クライバーが舞ってます。さすが、”生きながらにして伝説となった”指揮者です。それと注目なのが、ミカエラ役のイゾベル・ブキャナンでしょう。ホセとの二重唱と山中で歌うアリアを初めて聴いた時、感動のあまり涙してしまいました。ウィーン初登場だったそうですが、堂々とした演技でした。

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  • ★★★★☆ 

    トドカラ狂  |  名古屋市  |  不明  |  2004年11月26日

    凄い演奏です。怖いぐらいの緊張感とビシバシ決まりまくる音楽。これはクライバーのカルメンです。登場人物の多さなど、豪華な舞台ですが、 少し立派すぎるかもしれません。メトロポリタン・レヴァイン・ヴァルツァ・カレーラスの映像も捨てがたいものがあります。是非見比べてください。

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  • ★★★★☆ 

    ただの見物人  |  東京  |  不明  |  2004年11月26日

    クライバーの演奏は、言うことがない位、最高でした。ただ、カルメン役が前に観たのに比べて、ボヘミアンっぽくなくて、残念でした。それと時代のせいか、舞台が騒がしかったのが気になりました。

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  • ★★★★☆ 

    クレンペラーマニア  |  神戸  |  不明  |  2004年11月08日

    ピカピカ光る豪奢な舞台と、それに見合うだけの、天才指揮者と不世出のテノールらが超一流歌劇場で作り出す華麗な音楽。オペラ・コミックをグランドオペラ風に仕立てた違和感を割り引くとしても、しかしそれだけでない漂う時代錯誤感は何なのだろうか?ニーチェやアドルノらによる、「ワーグナーの対立教皇としてのビゼー」像に、私がこだわりすぎるのか?かの悲劇の天才指揮者は、彼個人の精神病理にではなく、この時代錯誤に殉じたのだとしたら・・・色々モヤモヤするので、二点引きました。

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