Bach, Johann Sebastian (1685-1750)
The Complete Works for Keyboard Vol.8 -Kothen, 1717-1723 -For Maria Barbara : Benjamin Alard()(3CD)
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mimi | 兵庫県 | 不明 | 15/August/2023
Benjamin AlardによるJ. S. Bach鍵盤音楽全集第8巻。今回何故かBachの一人目の妻、マリア・バルバラに捧げられていますが、内容的には二人目の妻アンナ・マグダレーナ・バッハのための音楽帳収録曲もあり、あまりタイトルにはとらわれず、「ケーテン前期」とでも理解した方がよいかも知れません。この全集企画全般に言える収録曲についての非常に不十分(不親切?)な解説はこの巻でもそのままですが、幸か不幸か収録曲の主要部分がインヴェンション/シンフォニアとフランス組曲全集という非常によく知られた作品なので、これまでの巻ほど、不満を覚えることは少ないかも知れません。ただそれでも(前々巻の平均律1巻時にそうであった)インヴェンション/シンフォニアの独自の曲順についてのAlard自身による詳細な解説が欲しかったと、(音楽の素人的には)思ってしまいますが...。全3CD中、CD1はほぼ無伴奏ヴァイオリンからのチェンバロ編曲、CD2と3がインヴェンション/シンフォニアとフランス組曲全曲に当てられており、われわれが耳にしたことのないような珍しい作品は本巻にはほとんど含まれておらず、馴染のある作品ばかりです。演奏は企画の独創性とは裏腹に堅実そのものであり、信頼のおける反面、過去の諸名演と較べて飛び抜けて優れた点はみつけにくいのも確かです。ここらへん、Bachの円熟期にさしかかり、作品の質も急速に充実していくと、それに追いついていないAlardの若さが意識されることはやむを得ないように思います。これは簡潔でごまかしの効かないインヴェンション/シンフォニアで特に感じることが多く、この曲集が演奏の難しいクラヴィコードを使用しているのも影響しているかも知れません。これまでの巻でも感じましたが、Alardは未だクラヴィコード奏者としてはまだ発展途上なのでしょう。昔、Kirkpatrickが平均律をクラヴィコードで演奏してチェンバロとは全く違う魅力を展開してみせたレベルにはまだ遠いように思います。とはいえ、誠実で意欲的な盤には違いなく、解説書の不十分さを差し引いても、一度聴いておく価値はあると思います。2 people agree with this review
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