ラザール・ベルマン・エディション(7CD)
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カラジャン | 山口県 | 不明 | 2010年03月12日
リストの「超絶技巧練習曲」はかなり若い時の演奏で出来にムラがある。「メフィスト・ワルツ」の出だしはいまいちだが、その後は持ち直して名演。「スペイン狂詩曲」、「巡礼の年」の一連の録音は素晴らしい。ピアノ協奏曲第1番もスケールが大きくて迫力が凄いが、詩的情緒も美しく魅力的。「ロ短調ソナタ」は若い時の演奏だが、後年の特徴をすでに備えいる。若い時から情緒のある演奏をしていた事がうかがえるが、スケールの大きさでは今一歩及ばずか。後年の演奏に比べ、ペダリングが未成熟な印象を受けた。というふうに全ての曲にコメントすると長文になってしまうので、全体的に言うと、ベルマンは“超絶技巧のピアニス”であると過大に宣伝されてきた。ベルマンのピアニズムには格別な歌心と味わいがあり、その点が見過ごされてしまいがちである。そんなベルマンは、年を取るほどにスケールが大きくなり、音も厚みを増し、70年以降、オペラのベルカント歌唱から学び取ったロング・ペダルによるレガート奏法は見事で、他のピアニストとの大きな違いの一つであり、あの体格から繰り出される鍵盤の底まで打ち抜く巨大でビロードのような深い光沢をもった音から、水晶のように透明で美しいピアニッシモ、他の追従を許さない叙情は、確かに19世紀的ヴィルトゥオーゾであった事を痛感させる。このベルマン・エディションは、1950年〜87年までの録音がよくまとまっており、ベルマンを総評的に知る上でも非情に価値のあるCDである。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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楽々人 | 京都市 | 不明 | 2007年07月19日
リストに対しての、またこの「超絶技巧」に対しての深い思いが伝わってくるし、並々ならぬスケールを感じる。テクニック面だけでなく精神の内面にまで踏み込んだ表現工夫を凝らしている。バランスがとれていて魅きつけられる。スペイン狂詩曲。これまた、音色とか目先の音のこだわりとか意に介せず、心の動きに重きを置いている。 一連の音の動きの中で、寂しさとか哀愁の感さえ滲み出てくるのです。 シューベルト ソナタD960.間(ま)がよい、テンポがよい。休止からの入りが絶妙で、何より清澄感があり気持ちよくシューベルトの域内に引き込ま0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ノッポ | 兵庫 | 不明 | 2007年05月25日
シフラほど羽目をはずさず、アラウほど禁欲的でない、ある種絶妙なバランス感覚のピアニスト(これ位の濃さの人が個人的に好み)。音の悪さもそれ程でもなく(聴く分には支障が無い程度。これ以上悪いとしんどいなー、と言うレベル)良く聴くcdです。好不調の差がが激しいが、リストと熱情が良い。ピアノが唸りを上げてます。月光?。プロコフィエフ良い味出してます。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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蓮華人 | 船橋市 | 不明 | 2006年09月11日
シューベルトのD.960が耳に残ってなかなか消えない。一楽章のちょっと不思議な不協和音も、実に効果的なアクセントとして、必然の相を見せる。選曲も最高。D.スカルラッティのニ短調のソナタと、クレメンティの作品40-2のソナタは、とってもいい曲だ。その存在は知っていても、ちゃんとレパートリーとして採り上げるのは、なかなか。編曲者を含めて、ピアノ音楽が本当にいいものなのだ、と心から感じられる、素晴らしいディスク群だ。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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げたんは | 鹿児島 | 不明 | 2006年08月27日
ベルマンは,録音に恵まれなかった感があったのですが,この盤でかなりのレパートリーがあったのが良く分かりました。やはり,リストはテクニックに余裕がある彼らしくとても素晴しいと感じました。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Tijuca | Rio de Janeiro - BRA | 不明 | 2006年08月16日
A wonderful set. From Haydn to Kazhlaev, Berman proves that he’s not ”just a specialist in Liszt”. The Chopin Polonaise shows a pianist with a strong sense of improvisation (and good taste too). The Scherzo from Tchaikovsky’s Symphony ”Pathetique” is a pianistic tour de force (no insurmountable obstacles... Berman overcomes them all). Berman wears his heart upon his sleeve. This set is a winner! Strongly recommended.0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ぶひ | 国立市 | 不明 | 2006年07月25日
ベルマンファンとしては最高!! スクリャービンの幻想曲からプロコのトッカータやロミジュリ(ロミジュリはベルマンの演奏聴いたことなかったです)、リスト、ショパン!! シューベルト!! まさかこんなシリーズが出されるとは夢にも思わなかったです。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ラザール(ラーザリ) | 茨城 | 不明 | 2006年07月17日
CD3のリスト:ピアノ・ソナタ ロ短調(録音1955年)がステレオだったのには驚いた! 本当ですか??0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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