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シンプソン、ロバート(1921-1997)

CD 交響曲全集、他 ハンドリー&RPO、ボーンマス交響楽団、他(7CD)

交響曲全集、他 ハンドリー&RPO、ボーンマス交響楽団、他(7CD)

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    MISPRISIONER  |  東京都  |  不明  |  2015年11月23日

    まだマーラーもブルックナーも知らない高校生の時だ。当然、「ロバート・シンプソン」など見たことも聞いたこともない作曲家であった。しかし、ちょっと前に聴き、その演奏の素晴らしさに狂喜したニールセンの交響曲第5番の指揮していたホーレンシュタインが指揮者ということで(また、後で気づいたことだが、レーベルも同一であった)、たまたまショップで見つけて手に取り、「(シンプソンの交響曲は)ベートーヴェンの交響曲第7番同様、『力のための音楽である』」という解説の一文に妙に惹かれ(また、「3本のフルートが全てピッコロに持ち替える」という表記も気になった。同じオーケストレーションは第4番でも使われている)、即買いした交響曲第3番のLP(当時はまだCD化されていなかった)に、「こんな音楽を作曲する人がこの世にはいるのか!?」と衝撃を受けた。それ以来、「この作曲家の交響曲をもっと聴きたい」と思った。■残念ながら、その時入手可能だったシンプソンの交響曲の録音は第3番だけだった。ところが、輸入盤の情報収集のために定期購読していた英Gramophone誌に、当時最新の交響曲であった第9番の録音が[HYPERION]からリリースされ、どうもシリーズ化されるらしいと知り、出るたびにコツコツと買い集めてきた。だが、第9番の次がなかなか出てこない。結局、次の第2番/第4番が出たのはその4年後、次の第6番/第7番と第3番/第5番は2年後に相次いで出たが、続く第1番/第8番もそれから4年待たなければならず、結局、最後の第11番が出るまで、第9番が出てから16年の歳月を要してしまった。■今、ユーチューブには、各交響曲の初演の実況録音や、正規録音では聴けない協奏曲の録音(以前、ピアノ協奏曲のライヴ録音がBBCから出ていたことがあった)がアップされているが、このCD-BOXは、現在、シンプソンの交響曲全集としては唯一無二のものであり、その価値には、それ以上のものがある。演奏は、考えうる限り最良のもので、スコアを見ながら聴いていると、譜面に書かれている以上に音楽が効果的に響いていることがよく解る。アレグロやプレスト、ヴィヴァーチェでのシンプソン特有の執拗なオスティナートは、決して無機質ではなく生命力を帯び、その堅固な造型、弾力的な躍動、飽くことなく高潮を続ける音楽が、隅々まで厳しく制御された正確さで、魅惑的な音楽となって現れている。緩徐楽章は大きな息遣いで底光りするように繊細な音楽を作り、その起伏は伸びやかでオーケストラも重量感をもって響き、明快・平陽な音楽を聴かせる。■録音は、最初の第9番から距離感、左右への広がりが適度で、力強く盛り上がる全強奏の雄大なスケール感は素晴らしい。多くの交響曲で頻出する、全オーケストラが最強奏で咆哮する中、ニールセンの交響曲第4番のようにティンパニが乱打し、同第5番のようにスネアが連打を続けるクライマックスでも、各楽器の分離は明瞭。どの部分をとっても文句のつけどころのないセット。

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    tom  |  shanghai  |  不明  |  2008年02月12日

    Great performence and demonstration recording. This is the best way to approch the great english composer.

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