合唱作品集 ボールト&LPO、ニュー・フィルハーモニア管、他(6CD)
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現代ハイエンドを見限った男 | 不明 | 不明 | 2012年05月03日
エルガーの3大オラトリオがスペシャリストたるボールト卿の指揮で聴けるとは、なんと素晴らしいことであろう。実際「ゲロンティアス」はいくつか聴いた中では一番好みであった。確かに抒情性やダイナミックさではバルビローリが勝り、緊密さではブリテンが上回っている。しかし、エルガー作品の持つ夕暮れの輝きを最も感慨深く表現しているのはこのボールト盤だ。他の「使徒たち」や「神の国」はこのボールトの演奏しか聴いたことが無いが、いずれも素晴らしい作品・演奏だ。内省的な前者とより輝かしい後者との描き分けも見事で、これほどの作品がゲロンティアスの影に隠れてしまっているのは何とも惜しい限りだ。そして、併録のミュージック・メイカーズもエルガー・ファンにとってはもう堪らない作品なのは改めて言うまでも無い。録音も悪くない(さすがに超優秀録音のブリテン盤にはかなわないが)。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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