ねずみ  |  山口県  |  不明  |  2012年11月22日

　１２月の初めになると聴きたくなるのが、このアルバムのタイトル・ナンバーです。 　大ヒットした「Year Of The Cat」の弟分のような持つ大作で、ゆったりとした流れの曲調の中にも、途中の生ギターからサックスへと引き継がれていく展開は、ウェットでセンチメンタルな兄貴を彷彿とさせるスケール感があり、シングル・エディット版では味わえない、壮大な大河ドラマを楽しめます。 　前作に比べると、「わが命つきるとも」や「ヴェルサイユ宮殿」など、かつての彼の世界観を音楽にしたようなヨーロッパ中世の匂いのする作品が目立ちますが、アルバム・ジャケットとシンクロする乾いた砂漠を想わせる「Timeless Skies」や、Carol King の「Jazzman」のような「ラジオを聴いて」といったラフ・スケッチのような作品も収められていて、幅広で奥行きも感じさせるアルバムに仕上げられています。 　夕映えが似合うラストの「１日の終わり」を聴きながら、時空を超えたドラマチックな時間旅行は幕を閉じるのです。

 

オレンジ  |  埼玉県  |  不明  |  2008年02月25日

私も初めてアル・スチュアートに接したのがこのアルバムでした。どことなく英国を感じさせる陰影のあるボーカルとギター、メロディに参りましたね。今回、このリマスター盤も買いましたが、下の方が言うほど悪くないと思います。元のサウンドが好きなので、何を聞いてもよく聞こえるのかも。

 

noi  |  小金井  |  不明  |  2007年07月18日

　RHINOのremasterを聞いた感想。アナログから数えて四枚目になるが、これは酷い。バスブーストをかけたモニターで作業しているのかのごとく中音域と低音域が奥に引っ込み、やたらシャカシャカした高音のみが耳障り。digiprep社のアシスタントがオシロだけ見ながらやっちゃって、ノーチェックで外に出したんじゃないか。前回のARISTAレーベルの方が圧倒的に良い音です。「音楽」を知らない人が、マスタリングした悪い見本です。残念。

 

一路真先  |  千葉県八千代市  |  不明  |  2006年02月13日

歯切れのいいアルのヴォーカルと華麗なギターソロが楽しめる。個人的には初めて買ったアルのレコードであり、初めて買ったヒプノシスのジャケットデザインということで思い出深い一枚。