Rachmaninov, Sergei (1873-1943)

CD Sym, 2, : Svetlanov / Ussr State So

Sym, 2, : Svetlanov / Ussr State So

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  • ★★★★★ 

    Skunjp  |  東京都  |  不明  |  14/August/2014

    特にラフマニノフ好き、あるいは通でもない私にとって、彼の交響曲はどこか、もてあまし気味の存在だった。特に第二番の第三楽章アダージョには、映画音楽風の軽さがつきまとい、好きではあるが、私の中で第一級の名作にはなりえなかった。「どこもまでも続くロシアの初夏の草原。そこに一本の緑豊かな大木があり、木の下には白い服を着た少女が佇んでいる…」とまあ、このような情景を目に浮かべながらアダージョを聴くのは悪い気分ではなかったが、決してそれ以上のものではなかった。 ところが、スヴェトラーノフの演奏を聴いてすべてが変わった。「おみそれしました!」と私はラフマニノフの前にひれ伏した。これは凄い音楽だ!今まで聴いた演奏が悪かったのだ。 スヴェトラーノフのアダージョは「遅さ」が指摘されるが、特徴はそれだけではない。いわゆる「対位旋律や副旋律の扱い」、そこに、この指揮者の神技がある。 一例として、たとえば有名なクラリネットの旋律にからむファゴットの副旋律。これが生きているのは言うまでもない。その背景として、たゆたうような弦の響きの霊妙さ … 霧のような、霞のような、はたまたオーラのような … ここを、どれだけのリアリティをもって生かすのかが、ラフマニノフの「キモ」なのだ。ここが、ラフマニノフ作品を芸術音楽にするか、映画音楽に貶めるかの分岐点となる。 主たるメロディーを際だたせる手法で大衆的な人気を博したある超有名な指揮者からオーケストラ音楽の堕落が始まった、と言う人がいる。まあその真偽はともかく、スヴェトラーノフの解釈はそれと正反対で、主旋律の背後に豊かな対位旋律や副旋律の存在があって(当たり前のことだが)、指揮行為とは、それらのものを生かして作品に真の命を与えることだ、ということが理解できる。 その結果、往々にして映画音楽風になりがちなラフマニノフの作品が、実はそうではない、きわめて「重厚で高貴な芸術作品」であったことに気づかされる。 スヴェトラーノフは私達にラフマニノフ開眼を迫っている。

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  • ★★★★☆ 

    オットー  |  神奈川県  |  不明  |  28/July/2010

    とっても歌っていて思いいれたっぷりな演奏なのだが,ちょっと粘りすぎかな,ここまでやるとわざとらしいなと思った。淡々とナチュラルにやられてもこの曲は面白くないが,もう少し流れの良さもほしいと思った。もちろん2,3楽章の“歌”は素晴らしい。3楽章をこんなにもロマンチックにやってくれる演奏もそんなにない。2楽章の甘美な旋律の表現も絶妙だ。 ただ,やはりちょっと練り過ぎかなという点が気になった。

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  • ★★★★★ 

    としちゃん  |  宮城県  |  不明  |  21/March/2010

    実に素晴らしい演奏で、ラフマニノフの大波に呑まれるようだ。同曲にはNHK交響楽団とのライヴも遺されており(そろそろ廃盤か)、私はそれから聴いたのだが、それも捨てがたく素晴らしい。

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  • ★★★★★ 

    あんぱん  |  京都府  |  不明  |  23/August/2009

    なんなんだこの3楽章は!!ぱっと聴いた感じ、おそいなぁ。だったのだが…。もう数十秒後には完全に呑まれていた!! はっきりいって、こんなもの期待していなかった。スヴェさんらしく、濃厚なロシアンロマン聴かせてくれるんだろうなぁ。ラフマ2ならぴったりかなぁ。と、軽い気持ちで購入した。 それがどうしたことか、なんなのだこの狂おしさは。この壮大な世界は!! 力の込め方、息の抜き方、間、音の絡み具合、ルバート、すべてが生命の息吹のように生々しく、それでいて憧れに満ち、私を突き動かす。 ド派手なわけでもなく、ドロドロしているわけでもない。力強いという感じでもない。なんという言葉で表現すればいいのかわからない。が、ここには本当に壮大な生命力と歌がある。 そして、3楽章に酔いしれたまま、4楽章での熱狂的なファンファーレがすごい。もう何かにありがとうと、生きててよかったと叫びたくてしょうがない、本当にそんな感情があふれ出してきた。 もちろん1,2楽章もすばらしいが、3,4楽章がすごすぎて…。 これは是非一度、絶対に聴いてみていただきたい。

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  • ★★★★★ 

    遊悠音詩人  |  不明  |  27/April/2009

    壮大なスケールで描く、ラフマニノフ究極のロマンティシズムの世界!スヴェトラーノフ晩年特有のたっぷりとしたテンポと、ロシア国立交響楽団の深い響きが融合し、この上なく素晴らしい演奏に仕上がっている。各主題の受け渡しにおけるテンポの微妙な揺れや表情の変化はさすがで、特に第1楽章の主題の対比は絶妙だ。有名な第3楽章では、これでもかといわんばかりに濃密な歌を紡いでいく。余りの美しさに、何度息を呑んだことか……!終楽章ではコーダで思い切りテンポを落として荘厳なるクライマックスを形成し、最後はティンパニの押しが強烈に響く。ロシア音楽に必須の旋律美と野趣を遺憾なく引き出した当盤を、名盤と呼ばずに何と呼ぶ?

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