Bach, Johann Sebastian (1685-1750)
Bach Sonatas & Partitas for solo violin, Pisendel Sonata for solo violin : Amandine Beye(Vn)(2CD)
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jin | 長野県 | 不明 | 18/January/2022
この商品のパッケージは紙で3面に開くようになっていて、それぞれの面にライナーノートとCD2枚が窮屈に押し込められています。演奏は模範的で評論家の方が褒めたたえる立派なものです。しかし曲が曲だけに、色々な想いをのせて聴きたい人からすると共感するところが無いと言いますか、あっさりとしたものです。「おいおい、ここはもっと荘厳に弾いてくれよ」とか「ここはもっと強い音で」みたいな感じを持ってしまいます。 オマケのようについているピゼンデルのソナタは、スミマセン、良く分かりませんでした。本当にバッハが影響を受けたものでしょうか????1 people agree with this review
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白文鳥 | 愛知県 | 不明 | 24/July/2021
私とベイエとの出会いは、先にアンフォルタス氏が記された”CHACONNE“というアルバムでした。シャコンヌ好きの私は、そのアルバムの発想に興味が湧き購入した次第です。編曲の妙にばかり関心が向き。ベイエの演奏はあまり印象が残らなかったというのが正直なところです。当アルバムは、ここ何年か気になっているレーベルでしかもバッハということで、迷わず購入しました。早めのテンポを基調として、確かな技巧、しかしその技巧をひけらかすか様子は微塵もなく、かつ奇を衒うような表現で、つまり正攻法、バッハと真向勝負。これは大推薦ものだと思い、独奏者の経歴を調べてみたら、何とあの時のシャコンヌの人だったと判明した次第。日本での知名度はまだそれほど高くはないと思います。イザベル・ファウストを筆頭に女流ヴァイオリニストは百花繚乱の気配。注目すべきひとりだと思います。2 people agree with this review
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mimi | 兵庫県 | 不明 | 13/May/2012
多分年齢的にはまだ30代そこそこの若手なのでしょうが、彼女の完璧な技術と安定性、そして何より歴史的に積み重ねられ、研磨されてきた現代のBach解釈をほぼ完璧に自分のものとして、それを確実に音にする様には、現代のBach演奏がここまで来たか、とある種感慨すら覚えさせます。バロック・ヴァイオリンによる女流奏者の無伴奏では、10年程前のレイチェル・ポッジャーのものが有名と思いますが、ベイエの演奏は技術的にもポッジャーに全くひけをとらず、その音楽の造形の厳しさ、妥協の無い強烈さではむしろポッジャーを完全に凌駕しています。ヴィヴラートを全く使用せず自我を厳しく抑制し、ひたすらBachの音楽構造に奉仕し、Bach音楽の本質に迫って行こうとする姿勢は、特に前半3曲(Sonata1,2, Partita1)において、感動的ですらあります。Partita2, Sonata3という最大規模の2曲においては、さすがにまだ音楽構造を完全に自分の物とし切れていないためか、いまひとつ食い足りない瞬間が散見されますが、それでも全体としてこのレベル以上の無伴奏は滅多になく、特に現在入手できるバロック・ヴァイオリンによる全集としては、別格のクイケン盤を除いては、確実にトップクラスといってよいのではないでしょうか。無伴奏がお好きで、バロック・ヴァイオリンがお嫌いでない方には、ぜひ一聴をお薦めしたいと思います。6 people agree with this review
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アンフォルタス | 東京都 | 不明 | 01/January/2012
このレーベルは、他のディスクでもそうなのだが、ジャケットのセンスが素晴らしい。ジャケットまで気配りのできるレーベルが出すディスクには「当たり」が多い。このディスクも期待通りの素晴らしさだ。Beyerは2005年にEDNA STERNが同じレーベルに録音した「CHACONNE」、これはBUSONI、LUTZ、BRAHMSがピアノ用に編曲したCHACONNEばかりを集めたものだが、その最後に「オリジナル」の形でバロック・ヴァイオリンでCHACONNEのみを録音していて、それを聴いた時から全曲盤の録音を期待していたがやっと全曲を録音してくれた。先の録音では15分53秒をかけていたCHACONNEだが、今回の全曲盤では12分50秒で弾いている。単独で演奏するのと全曲の流れで演奏するのとでは当然その曲に対する意識は全く違うはずだ。STERNがピアノで弾いた3曲の編曲がそれぞれ15分47秒、15分17秒、15分22秒であるので、ひょっとしたら「その流れ」に合わせていたのかもしれない。今回の全曲盤は録音の清々しさもあって大吟醸のように喉ごしならぬ「耳ごし」のよい演奏だが、ただ音楽がさらさらと耳を通り過ぎていくのではなく、聴いた後に深い味わいが残る演奏である。この曲集がお好きな方ならば手元に置かれて損はしないと思う。このディスクが仏の第64回ACCディスク大賞のバロック部門を受賞しているがそれもむべなるかな。4 people agree with this review
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