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Bruckner (1824-1896)

CD Complete Symphonies : Valery Gergiev / Munich Philharmonic (2017-2019 St.Florian Live)(9CD)

Complete Symphonies : Valery Gergiev / Munich Philharmonic (2017-2019 St.Florian Live)(9CD)

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    saitaman  |  埼玉県  |  不明  |  09/December/2022

    ミュンヘンフィルとゲルギエフによってブルックナーゆかりのリンツの聖フローリアン教会で足掛け3年にわたって行われたブルックナーの交響曲のLive録音である。曲によって多少のばらつきはあるが、ゆったりした調べが美しく朗々と響き渡り、期待を裏切らない重厚な演奏になっている。また、ロシアの指揮者らしく重厚さに加えて迫力と力強さがある。また、ブルックナーの交響曲は第5番を除き第4楽章が少々物足りないと思うことが多く第4楽章が無い9番が一番いいと思うことさえあるのだが、元来がオペラの指揮者であるゲルギエフは終盤にかけての盛り上げ方をとても上手くやっている。指揮者の唸り声などはあるが、観客の咳払いなどはノイズリダクションされているようだ。同じミュンヘンフィルでもチェルビダッケの全集とは全く違うし、ケンプの残したいくつかの録音とももちろん違う。ロシアのウクライナ侵攻でゲルギエフはミュンヘンフィルを事実上追放されてしまったのでちょっと微妙な立場の全集になってしまったが、演奏そのものは上質であり今やたくさんある他のブルックナーの録音と比較しても確かな特徴を有している。

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    フォアグラ  |  愛知県  |  不明  |  28/November/2020

    ザンクト・フローリアン修道院での全集、これに尽きる。驚かされるのは凄い重低音が聴き手を包み込むことで、教会でオルガンを聴く体験に近い。ザンクト・フローリアンでの演奏は朝比奈、レミ・バローなど他にもあったがこんなサウンドはこれが初めてだ。全休止で無音のはずが残響がずっと残るのも特別。ゲルギエフの指揮も余分なことをせず(できず)遅めのテンポで丁寧に仕上げているのも好感が持てるし、ミュンヘン・フィルも極めて上質。ただ良い点ばかりではない。1番の終楽章、ジョン・アダムズかと思わせるような革新的な部分は早いテンポをとれないためどうしてもぬるく感じる。また、響きの混濁を避けるため金管はセーブしており、破壊的なクライマックスは訪れない。7番の第2楽章もムーディーに傾く。よって大満足とはいかないのだが、他では聴けないものなので大甘で満点にする。

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