eroicka  |  不明  |  不明  |  2013年02月25日

アメリカのオケとの共演より欧州のオケとの共演の方が、彼の鋭角的な造形と乾いたサウンドという個性を、欧州のまろやかなサウンドが中和して、良い味をかもし出す。セルもショルティと違い、力でオケに自己流を押し付けるのではなく、自らの個性を前面に出しつつも自然にオケと調和しながら演奏していく。時にはドボ８のように派手でセルらしからぬ演奏もあり、面白い。SONY時代のものが彼の真骨頂だとしても、これらの名盤は捨てがたい魅力を放つ。ドボ８のほか、シベ２やブラ3などが白眉で、CBS音源とは違った滋味深く熱い演奏となっている。

 

音楽人  |  川崎市  |  不明  |  2008年12月09日

【ﾍﾞｰﾄｰｳﾞｪﾝ第5番】小生は分売ＣＤで当曲を聴いたが、とにかく意欲に溢れ緊密なアンサンブルを崩すことのない秀演である。改めてセルの偉大さに感服。モダン・古楽器を問わない普遍性を持ち、セルの美学が結実している。録音も極めて優秀なもの。

 

音吉  |  なにわ  |  不明  |  2008年10月24日

これらを鑑賞したあとしばらくは全く他の演奏を受け付けなくなる・・・困ったこっちゃ。最高のも一つ上！

 

世外迂人  |  神奈川県開成町  |  不明  |  2007年12月25日

セルがクリーヴランド以外のオケと共演したＣＤは、数は多くないものの、どれも傑作揃いだ。有名なベルリン・フィル＆フルニエとのドヴォルザークのチェロ・コンは言うに及ばず、ここに聴くことのできる音楽は素晴らしいの一言に尽きる。

 

Gaspard  |  世田谷区  |  不明  |  2006年06月24日

セルが，コンセルトヘボウ，ロンドン響，ウィーンフィルを指揮した演奏を，すばらしい録音で聞けることに感謝。セルは，ほんとうにいい仕事してますね。このクオリティの高さには脱帽です。

 

MFB  |  The Earth  |  不明  |  2005年06月27日

このセットはすごい．57年のコンセルトヘボウのステレオ録音は，MengelbergやBeinumの時代のアンサンブルを，当時としては驚異的な音で堪能できる．全体につくりが丁寧で，すばらしい．