自来也忍法帖

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784890361748
ISBN 10 : 489036174X
フォーマット
出版社
発行年月
2003年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
19cm,286p

内容詳細

前代未聞の不祥事で御家断絶の危機に、謎の忍者“自来也”が登場。跡目相続をめぐり、伊賀忍者と命を賭して忍術合戦。美しきくの一たちが仕掛ける妖艶な忍術とは…。他では読めない忍法ものの傑作が蘇る。

【著者紹介】
山田風太郎 : 1922〜2001。1922(大正11)年、兵庫県に生まれる。豊岡中学を経て東京医大に学び、在学中に執筆した「達磨峠の事件」が『宝石』の第1回懸賞小説に入選。昭和24年に「眼中の悪魔」、「虚像淫楽」で第2回探偵作家クラブ賞を受け、平成9年、「大衆文芸に新しい境地を開いた業績」により第45回菊池寛賞を受賞した。デビュー後、伝奇的時代小説でも活躍、荒唐無稽な、いわゆる風太郎忍法を創出し忍者ブームの幕を開けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ほしけも さん

    知的障害者を登場人物や地の文が馬鹿だ馬鹿だというし、脳卒中の後遺症でハフハフ言う口調はギャグ扱いだしでなかなかブラックな笑いを楽しめます。お話的には善悪がはっきりしててあんまり陰惨ではない部類。ヒロインの性格は現代でも通じそう。

  • 二笑亭 さん

    ヒロインのピンチになると、何処からともなく現れる謎の覆面忍者・自来也。53人の子女を儲けたという11代将軍・家斉と児雷也豪傑譚をドッキングしてこんな話になるとは……。いつも通りエロ忍法はあるものの、大筋は往年の時代劇のヒーローもの。ヒロインの鞠姫のキャラクターも可愛い。セリフや文体も忍法帖の中では一番軽く読みやすく、クスクス笑える所も多数。作者自己評価はCランクで、たしかにクオリティは他の傑作群より落ちるけど、こういう軽めの作品もやはり面白い。

  • てら さん

    風太郎の描くヒロイン像はこの作品に限らずかなり独特で、発表当時は相当浮いていたと思うが、現代から見るとむしろ自然とすら感じる。打ち切りくさいところがあったり構成は少し難があるかもしれないが、それも「風太郎にしては」という程度。駆け引きの描写やルール設定の上手さは余人の追随を許さない。なお、『柳生忍法帖』や『叛旗兵』などと同じアイディアが散見される(別にそれが悪いわけではない)。毎回、魅力的な(=いくらでも掘り下げられそうな)キャラクターを惜しげもなくばんばん死なせるところがすごい。

  • ピノ さん

    山風では非常に珍しいハッピーエンド。初っぱなから大層ぶっ飛んだ展開を見せるほか、登場忍法も頭のおかしい方向に振り切れている。特に『忍法乳しぼり』はいろいろな意味でバカだった。

  • 浅木原 さん

    山風作品では珍しい正統派ヒーロー忍者・自来也vs悪巧みをする伊賀くノ一5人+α。正体不明(笑)の自来也が悪の服部一味と戦うストレートな勧善懲悪活劇……とくれば王道に面白くなりそうなんだけどこれがもうひとつ。守られる藤堂家側のキャラにいまいち魅力がなく、そもそも途中でバレバレになる自来也の正体がアレなので、勧善懲悪ものとしては何とも中途半端な印象が残る。『江戸』もそうだけど、命が安くてエロい忍法帖はどうも勧善懲悪ヒーローとは食い合わせが悪いですね。奇想エロ忍法はいつも通りで「乳しぼり」の頭の悪さは笑った。

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