Books

須賀敦子ふたたび 文藝別冊

河出書房新社編集部

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309978420
ISBN 10 : 4309978428
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

卒業論文であったギャザーの翻訳など未刊行テクスト、松山巖、湯川豊、若松英輔、担当編集者座談会などで、読者を魅了してやまない須賀敦子の核心に迫る。

【須賀敦子未収録エッセイ】
コスモスの海
ナタリアの家族
私の好きな映画

【翻訳】
ダンテ 須賀敦子 訳
解題 藤谷道夫
神曲 地獄篇 第一歌 第五歌

ウィラ・キャザー
須賀敦子 訳
大司教に死来る(抄)

松山巖  多面体としての須賀敦子

【対談】
湯川豊×松家仁之
須賀敦子のミッション 文学・言葉・宗教

【新しい須賀敦子へ】
和田忠彦  須賀敦子─距離のラディカリズム
尾崎真理子  もう一人の父
若松英輔  宗教の彼方へ 須賀敦子の霊性と文学
今村純子  無限の隔たりに響きわたる詩
宇野邦一  ゆるやかに境界を越える方法
小沼純一  どんぐりは、いま
姜信子  イッツァロングウェイ、トゥゴォ

【エッセイ】
高樹のぶ子 過去への明るい窓 須賀敦子『ミラノ 霧の風景』
小川洋子  靴は人生の同伴者
石田千  くろい服のひと
鹿島田真希  須賀敦子の階梯
井坂洋子  苦行とカタルシス 
蜂飼耳  『ユルスナールの靴』は歩く
小林紀晴  音無しの構え

【回想】
関川夏央  須賀敦子の風景
鬼海弘雄  橙色の霧 石畳を濡らす霧
大町志津子  ヤング・エマウス、そして須賀さんとの出会い
中山エツコ  現代を生きる思想家、活動家
ジョルジョ・アミトラーノ ずっと前からの知り合いのようだった
平田紀之  「最後の注文」の苦い思い出
柿原寛  夙川から歩きはじめた思い出 

【座談会】
尾方邦雄 大川繁樹 佐久間文子 木村由美子
編集者からみた須賀敦子の素顔

略年譜

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • おさむ

    タブッキの「供述によると、ペレイラは……」の翻訳者として認識していた須賀さん。あの緒方貞子さんと聖心女子大で同期なんですね。阪神間のリベラルな家庭で育ったお嬢様だったことも初めて知りました。カトリックでありながら左翼思想にも近かった。自立した女性だったことが、現代の女性たちの人気を集める理由なのかも。どこか向田邦子にも似た香りを感じます。作家生活7年、生前は5冊しか出版していないのに、この圧倒的な存在感。関川夏央さんの回想文もすばらしく、思わず全集を読んでみたくなる作家さんでした。

  • るんるん

    崩壊のなかにも人間の優しさへのつよい信頼をいだきつづける作家、未収録エッセイにあるナタリアさんへの一文は須賀さん像とも重なる、そんなことを思いました。年譜に携わった方やさまざまな作家さんにとっての須賀さんを読んでいるうちに刊行されている本をもっと深く知りたくなりました。

  • ぞしま

    須賀ファンには楽しめる内容。未収録エッセイもあります。フェリーニの道を観て、「自分はこれで行こう」と書いてある所、好きです。(この辺りが和田さんのいう存在論的な所なのでしょうか?)あと真逆な映画として、天井桟敷の人々をあげ、ギャランスをシャンパンの泡に例える下りも。正直に言って、寄稿には温度差があるけど、関川夏央さんの小樽旅行の下りは泣けました。しいべを大切に胸にしまっている須賀さんを目の当たりにしたようで、胸に迫ってきます。須賀さん関連の細々した話も満載で、新たな須賀像に妄想が膨らみます。

  • あ げ こ

    淡く、豊潤な色彩の、決して褪せることのない、美しさ。暗く、物憂げに佇む心の翳りにさえ、向き合い、光を当てる優しさ。研ぎ澄まされ、静謐に煌めく言葉の、硬質な輝き。時に触れ難いと感じるほど、怜悧な光でありながら、そこには、哀しみを多く含んでなお、強く、歩み続けるものの、柔らかさ、温かさがあるように思う。情景に宿る思い、寂寥、哀惜…甘さのない、澄み切った静けさ。快い余韻、だが、それは清廉であるが故に、僅かなためらいをも、覚える。

  • plum

    「巨人の肩の上にのる矮人」という隠喩で,巨人とは古代ギリシャとローマを指しているとされる。文明の礎たる所でこれと対峙するためには,精神も知識も強い人間であることが求められるのだろう。須賀さんは,人生の道を求める者として,イタリアや日本で交叉した人々を想う文章を紡いでゆく。その姿は凛とした蓮のようであり,石畳をコツコツと歩き,赤い車で疾走する須田さんの肩越しに,何かしらを垣間見たような心地がするのだ。地方都市の図書館に,彼女に影響を与えた本があまり置かれていないのが残念。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items